Veritas Access 管理者ガイド

ファイルの保持の設定

保持機能は、ファイルに保持期間が適用されるまで、ファイルが削除または修正されないようにします。ファイルの保持期間は、Veritas Access コマンドラインインターフェースを使って設定、クリア、表示できます。

保持機能を使用するには、worm=yes オプションを付けてファイルシステムを作成する必要があります。詳しくは、Storage> fs create のマニュアルページを参照してください。

保持を設定するには:

Storage> fs retention set [path] [retention_period]

path は、保持を設定する指定のファイルまたはディレクトリです。指定のパスがディレクトリである場合、現在そのディレクトリに存在するすべてのファイルに保持が設定されます。

retention_period は、保持を設定する期間です。[1-9](d|D|m|M|y|Y) または mm-dd-yyyy のいずれかの形式を使用します。

保持を表示するには:

Storage> fs retention show [path]

path は、保持を設定する指定のファイルです。

保持をクリアするには:

Storage> fs retention clear [path]

path は、保持をクリアする指定のファイルまたはディレクトリです。指定のパスがディレクトリである場合、このコマンドにより現在そのディレクトリに存在するすべてのファイルの保持がクリアされます。

詳しい例については、Storage> fs のマニュアルページを参照してください。