Veritas Access 管理者ガイド

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Product(s): Access (7.4.2)
Platform: Linux
  1. 第 I 部 Veritas Access の概要
    1. Veritas Access の概要
      1.  
        Veritas Access について
      2.  
        Veritas Access CLI へのアクセス
      3.  
        Veritas Access CLI の操作
      4.  
        Veritas Access コマンドラインインターフェースを使用したヘルプの取得
      5.  
        コマンド履歴の表示
      6.  
        more コマンドの使用
  2. 第 II 部 Veritas Access の設定
    1. ユーザーまたは役割の追加
      1.  
        ユーザーの役割と権限について
      2.  
        新規ユーザーを追加するときの命名規則の要件について
      3.  
        マスター、システム管理者、ストレージ管理者のユーザーの追加
    2. ネットワークの構成
      1.  
        Veritas Access ネットワークの構成について
      2.  
        イーサネットインターフェースの結合について
      3.  
        イーサネットインターフェースの結合
      4.  
        DNS 設定の構成
      5.  
        イーサネットインターフェースについて
      6.  
        現在のイーサネットインターフェースと状態の表示
      7.  
        IP アドレスの設定
      8.  
        ジャンボフレームを使用する Veritas Access の設定
      9.  
        VLAN インターフェースの設定
      10.  
        NIC デバイスの構成
      11.  
        ネットワークインターフェースの交換
      12.  
        PCI ID をクラスタから除外する
      13.  
        ルーティングテーブルの設定について
      14.  
        ルーティングテーブルの設定
      15.  
        ファイアウォール設定の変更
      16.  
        IP 負荷分散
      17.  
        IPv4 と IPv6 の複合モードでの Veritas Access の構成
    3. 認証サービスの構成
      1.  
        LDAP 設定の構成について
      2.  
        LDAP サーバー設定の構成
      3.  
        Veritas Access クラスタの LDAP クライアントの管理
      4.  
        NIS 関連の設定の構成
      5.  
        NSS ルックアップ順序の設定
  3. 第 III 部 Veritas Access ストレージの管理
    1. ストレージの構成
      1.  
        ストレージのプロビジョニングと管理について
      2.  
        ディスクの構成について
      3.  
        ストレージプールの設定について
      4.  
        ストレージプールの構成
      5.  
        クォータの使用状況について
      6.  
        ファイルシステムクォータの状態の有効化、無効化、表示
      7.  
        ファイルシステムクォータの設定と表示
      8.  
        指定したグループのユーザーのユーザー割り当ての設定
      9.  
        CIFS ホームディレトリのクォータについて
      10.  
        Flexible Storage Sharing について
      11.  
        Flexible Storage Sharing の制限事項
      12.  
        Flexible Storage Sharing ファイルシステムに対するイレイジャコーディングの構成
      13.  
        Veritas Access CLI を使用したストレージの設定と管理のワークフロー
      14.  
        クラスタ内のノードに関連付けられたすべてのディスクデバイスに関する情報の表示
      15.  
        WWN 情報の表示
      16.  
        新規プールまたは既存プールに対する新しい LUN の強制的なインポート
      17.  
        LUN のホスト検出の開始
      18.  
        LUN のストレージ容量の増量
      19.  
        ディスクのフォーマットまたは再初期化
      20.  
        ディスクの削除
    2. I/O フェンシングによるデータ整合性の構成
      1.  
        I/O フェンシングについて
      2. ディスクベースの I/O フェンシングの構成
        1.  
          既存のコーディネータディスクの交換
        2.  
          I/O フェンシングの無効化
        3.  
          コーディネータプールの破棄
      3.  
        マジョリティベースのフェンシングの使用
      4.  
        非 SSH 環境でのマジョリティフェンシングの手動による有効化と無効化
      5.  
        非 SSH 環境での Veritas Access クラスタのシャットダウンと再起動
    3. iSCSI の構成
      1.  
        iSCSI について
      2.  
        iSCSI イニシエータの設定
      3.  
        iSCSI イニシエータ名の設定
      4.  
        iSCSI デバイスの設定
      5.  
        iSCSI での検出の設定
      6.  
        iSCSI ターゲットの設定
      7.  
        iSCSI のチューニングパラメータの変更
    4. iSCSI ターゲットとしての Veritas Access
      1.  
        iSCSI ターゲットとしての Veritas Access について
      2.  
        iSCSI ターゲットサービスの管理
      3.  
        iSCSI ターゲットの管理
      4.  
        LUN の管理
      5.  
        iSCSI イニシエータとのマッピングの管理
      6.  
        ユーザーの管理
  4. 第 IV 部 Veritas Access ファイルアクセスサービスの管理
    1. NFS サーバーの構成
      1.  
        Veritas Access での NFS サーバーの使用について
      2.  
        カーネルベースの NFS サーバーの使用
      3.  
        NFS-Ganesha サーバーの使用
      4.  
        NFS サーバー間の切り替え
      5.  
        NFS-Ganesha バージョン 3 とバージョン 4 で推奨されるチューニング
      6.  
        NFS サーバーへのアクセス
      7.  
        NFS 統計情報の表示とリセット
      8.  
        NFS バージョン 4 の ID マッピング用の Veritas Access の構成
      9.  
        NFS バージョン 4 の ID マッピングのための NFS クライアントの構成
      10.  
        NFS クライアントの認証について
      11. NFS クライアントの Kerberos 認証の設定
        1.  
          Kerberos レルムへの Veritas Access の追加と構成
    2. CIFS サーバーとしての Veritas Access の使用
      1.  
        CIFS 用の Veritas Access の構成について
      2.  
        スタンドアロンモード用の CIFS の構成について
      3.  
        スタンドアロンモード用の CIFS サーバーの状態の構成
      4.  
        セキュリティ設定の変更
      5.  
        CIFS サーバー停止後のセキュリティ設定の変更
      6. Active Directory (AD) について
        1.  
          Active Directory (AD) を認証する Veritas Access DNS のエントリの設定
        2.  
          Active Directory (AD) への Veritas Access の参加
        3.  
          Veritas Access が Active Directory (AD) に正常に参加したことの確認
      7. Active Directory (AD) ドメインモードの CIFS の設定について
        1.  
          AD ドメインモード用の CIFS の設定
        2.  
          CIFS でのマルチドメインコントローラの使用のサポート
        3.  
          AD ドメインからの離脱について
        4.  
          AD ドメインモードのドメイン設定の変更
        5.  
          AD インターフェースの削除
      8.  
        NTLM の設定
      9. 信頼できるドメインの設定について
        1.  
          CIFS サーバーへのアクセスを許可される信頼できるドメインの指定
        2.  
          IDMAP バックエンドを rid に設定するときの、信頼できるドメインによる CIFS へのアクセスの許可
        3.  
          IDMAP バックエンドを ldap に設定するときの、信頼できるドメインによる CIFS へのアクセスの許可
        4.  
          IDMAP バックエンドを hash に設定するときの、信頼できるドメインによる CIFS へのアクセスの許可
        5.  
          IDMAP バックエンドを ad に設定するときの、信頼できるドメインによる CIFS へのアクセスの許可
        6.  
          CIFS の IDMAP バックエンドとしての Windows Active Directory の設定について
        7.  
          CIFS スキーマ拡張を使用した Active Directory スキーマの構成
        8.  
          CLI による認証用の LDAP クライアントの構成
        9.  
          LDAP バックエンドでの CIFS サーバーの構成
        10.  
          Active Directory の信頼できるドメインの設定
      10.  
        アカウント情報の保存について
      11.  
        ユーザーおよびグループアカウントの保存
      12.  
        CIFS サービスの再構成
      13.  
        CIFS/NFS 共有のユーザー名のマッピングについて
      14.  
        mapuser コマンドについて
      15.  
        CIFS ユーザーと NFS ユーザーとの間のマッピングの追加、削除、または表示
      16.  
        UNIX ユーザーの LDAP から Windows ユーザーへの自動マッピング
      17. ホームディレクトリの管理について
        1.  
          ホームディレクトリファイルシステムの設定
        2.  
          ホームディレクトリの設定
        3.  
          ホームディレクトリの使用状況に関する情報の表示
        4.  
          ホームディレクトリの削除およびホームディレクトリの作成の無効化
      18. CIFS クラスタモードについて
        1.  
          クラスタモードの切り替えについて
      19. CIFS 共有とホームディレクトリの移行について
        1.  
          標準クラスタモードから ctdb クラスタモードへの CIFS 共有とホームディレクトリの移行
        2.  
          ctdb クラスタモードから標準クラスタモードへの CIFS 共有とホームディレクトリの移行
      20.  
        CIFS の aio_fork オプションの設定
      21. ローカルユーザーとグループの管理について
        1.  
          ローカル CIFS ユーザーの作成
        2.  
          ローカルグループの構成
      22.  
        CIFS データ移行の有効化
    3. FTP サーバーの構成
      1.  
        FTP について
      2.  
        FTP のホームディレクトリの作成
      3.  
        FTP サーバーコマンドの使用
      4.  
        FTP サーバーのオプションについて
      5.  
        FTP サーバーのオプションのカスタマイズ
      6.  
        FTP セッションの管理
      7.  
        FTP ログのアップロード
      8.  
        FTP のローカルユーザーアカウントの管理
      9.  
        FTP のローカルユーザーアカウントの設定について
      10.  
        FTP ローカルユーザーアカウントの設定の構成
      11.  
        FTP を使用するスケールアウトファイルシステムのファイル共有
  5. 第 V 部 Veritas Access Object Store サーバーの管理
    1. Object Store サーバーとしての Veritas Access の使用
      1.  
        Object Store サーバーについて
      2.  
        Object Store サーバーを構成する使用例
      3.  
        Object Store サーバーの構成
      4.  
        バケットとオブジェクトについて
      5.  
        objectstore バケットに使用するファイルシステム
      6.  
        S3 と連携する NFS のマルチプロトコルサポート
  6. 第 VI 部 監視とトラブルシューティング
    1. イベント通知と監査ログトピックの構成
      1.  
        イベント通知について
      2.  
        重大度レベルとフィルタについて
      3.  
        SNMP 通知について
      4.  
        電子メールグループの構成
      5.  
        syslog サーバーの構成
      6.  
        指定した URL への syslog 形式のイベントのエクスポート
      7.  
        イベントのコンソールへの表示
      8.  
        イベントのレポートのためのイベントの設定
      9.  
        SNMP 管理サーバーの構成
  7. 第 VII 部 Veritas Access ファイルシステムのプロビジョニングと管理
    1. ファイルシステムの作成と維持
      1.  
        ファイルシステムの作成と維持について
      2.  
        スケールアウトファイルシステムについて
      3.  
        スケールアウトファイルシステムのクラウド層の読み取りパフォーマンスのチューニングパラメータ
      4.  
        NFS 使用時のクラスタファイルシステム (CFS) でのイレイジャコーディング
      5.  
        保存時の暗号化について
      6. ファイルシステムを作成するための注意事項
        1.  
          ファイルシステムを作成するためのベストプラクティス
        2.  
          ファイルシステムレイアウトの種類の選択
        3.  
          ファイルシステムの初期エクステントサイズの決定
        4.  
          ファイルシステムのストライプ化について
        5.  
          特定の作業負荷向けに調整されたファイルシステムの作成について
        6.  
          FastResync について
        7.  
          スケールアウト fsck について
        8.  
          ファイルの保持の設定
        9.  
          NFS を介した WORM の設定
        10.  
          CIFS を介したファイルでの WORM 保持の手動設定
        11.  
          IOPS の最大設定を使用するアプリケーションの I/O 作業負荷の管理について
      7.  
        ファイルシステムの作成
      8.  
        ファイルシステムのオンライン化またはオフライン化
      9.  
        すべてのファイルシステムと関連情報のリスト
      10. ファイルシステムの変更
        1.  
          ファイルシステムでのミラーの追加または削除
        2.  
          ファイルシステムの列の追加または削除
        3.  
          ファイルシステムのサイズの増加
        4.  
          ファイルシステムのサイズの縮小
      11. ファイルシステムの管理
        1.  
          ファイルシステムの断片化解消
        2.  
          ファイルシステムのチェックと修復
        3.  
          ファイルシステムでの FastResync の構成
        4.  
          ファイルシステムの FastResync オプションの無効化
        5.  
          古いミラーの確認および再同期
        6.  
          ファイルシステムの警告の設定
        7.  
          ファイルシステムの警告値の表示
        8.  
          ファイルシステムの警告の削除
      12.  
        ファイルシステムの破棄
      13.  
        ディスクレイアウトのバージョンのアップグレード
  8. 第 VIII 部 クラウドストレージの構成
    1. クラウドゲートウェイの構成
      1.  
        クラウドゲートウェイについて
      2.  
        クラウドゲートウェイの構成
    2. 階層としてのクラウドの構成
      1.  
        スケールアウトファイルシステムの階層としてクラウドを設定する
      2.  
        スケールアウトファイルシステムの階層間でのファイルの移動
      3. スケールアウトファイルシステムのポリシーについて
        1.  
          データ移動ポリシーのパターン一致について
        2.  
          ポリシーを実行するためのスケジュールについて
        3.  
          スケールアウトファイルシステムのポリシーの作成とスケジュール設定
      4.  
        スケールアウトファイルシステムのクラウド階層でのデータの使用状況に関する統計情報の取得
      5.  
        オンプレミスストレージから NFS 共有のクラウドストレージに移動するためのワークフロー
  9. 第 IX 部 Veritas Access 共有のプロビジョニングと管理
    1. アプリケーション用の共有の作成
      1.  
        ファイル共有プロトコルについて
      2.  
        同時アクセスについて
      3.  
        CIFS プロトコルと NFS プロトコルを使用したディレクトリの共有
      4.  
        CIFS ホームディレクトリとしてのファイルシステムの共有
      5.  
        NFS と S3 の同時アクセスについて
    2. NFS 共有の作成と維持
      1.  
        NFS ファイル共有について
      2.  
        エクスポート可能なファイルシステムおよびスナップショットの表示
      3.  
        NFS 共有のエクスポート
      4.  
        エクスポートされたディレクトリの表示
      5.  
        ネットグループを使用した NFS 共有の管理について
      6.  
        ディレクトリのアンエクスポートまたは NFS オプションの削除
      7.  
        Kerberos 認証用に NFS 共有をエクスポートする
      8.  
        Kerberos セキュリティを使用した NFS クライアントからの NFS 共有のマウント
      9.  
        NFS スナップショットのエクスポート
    3. CIFS 共有の作成と維持
      1.  
        CIFS 共有の管理について
      2.  
        CIFS 共有としてのディレクトリのエクスポート
      3.  
        Enterprise Vault ストアのセカンダリストレージとしての CIFS 共有の構成
      4.  
        異なる CIFS 共有としての同じファイルシステムまたはディレクトリのエクスポート
      5.  
        CIFS のエクスポートオプションについて
      6.  
        共有プロパティの設定
      7.  
        CIFS 通常共有を追加するときのシステムファイルの非表示
      8.  
        CIFS 共有のプロパティの表示
      9.  
        指定したユーザーとグループの CIFS 共有へのアクセスを許可
      10.  
        指定したユーザーとグループの CIFS 共有へのアクセスを拒否
      11.  
        CIFS スナップショットのエクスポート
      12.  
        CIFS 共有の削除
      13.  
        CIFS 共有の変更
      14.  
        CIFS 共有をシャドウコピー対応にする
      15.  
        スケールアウトファイルシステム用の CIFS 共有の作成
    4. OpenStack と連携する Veritas Access の使用
      1.  
        Veritas Access の OpenStack との統合について
      2. Veritas Access の OpenStack Cinder との統合について
        1. Veritas Access の OpenStack Cinder アーキテクチャとの統合について
          1. Veritas Access NFS ベースの Cinder ドライバ
            1.  
              OpenStack Cinder と連携する Veritas Access の構成
          2.  
            Veritas Access iSCSI ベースの Cinder ドライバ
        2.  
          OpenStack Cinder の構成
      3. Veritas Access の OpenStack Manila との統合について
        1.  
          OpenStack Manila の使用例
        2.  
          OpenStack Manila と連携する Veritas Access の構成
        3.  
          OpenStack コントローラノードでの新しい共有バックエンドの作成
        4.  
          OpenStack Manila 共有タイプの作成
        5.  
          OpenStack Manila ファイル共有の作成
        6.  
          OpenStack Manila 共有スナップショットの作成
    5. Veritas Access と Data Insight の統合
      1.  
        Veritas Access と Data Insight の統合
  10. 第 X 部 Veritas Access ストレージサービスの管理
    1. データの重複排除
      1.  
        データ重複排除について
      2.  
        Veritas Access 重複排除機能を使用するためのベストプラクティス
      3.  
        重複排除の設定
      4.  
        重複排除の構成
      5.  
        重複排除の手動実行
      6.  
        重複排除のスケジュール設定
      7.  
        重複排除パラメータの設定
      8.  
        重複排除の削除
      9.  
        重複排除の確認
    2. ファイルの圧縮
      1. ファイルの圧縮について
        1.  
          圧縮ファイル形式について
        2.  
          ファイル圧縮属性について
        3.  
          ファイル圧縮ブロックサイズについて
      2.  
        ファイルの圧縮の使用例
      3.  
        圧縮を使用するベストプラクティス
      4. 圧縮タスク
        1.  
          ファイルの圧縮
        2.  
          スケジュール設定された圧縮ジョブの表示
        3.  
          圧縮ジョブのスケジュール設定
        4.  
          圧縮されたファイルの一覧表示
        5.  
          ファイルの圧縮解除
        6.  
          スケジュール設定された圧縮の変更
        7.  
          指定したスケジュールの削除
        8.  
          ファイルシステムのスケジュールの停止
        9.  
          ファイルシステムのパターン関連ルールの削除
        10.  
          ファイルシステムの変更経過時間関連ルールの削除
    3. SmartTier の構成
      1.  
        Veritas Access SmartTier について
      2.  
        Veritas Access での SmartTier の使用方法
      3.  
        各階層ファイルシステムのポリシーの構成
      4.  
        ファイルシステムへの階層の追加
      5.  
        ファイルシステムのセカンダリ層の列の追加または削除
      6.  
        ファイルシステムの階層にミラーを構成する
      7.  
        指定した階層のすべてのファイルの一覧表示
      8.  
        SmartTier ファイルシステムのリストの表示
      9.  
        階層化ポリシーについて
      10.  
        各階層ファイルシステムのポリシーの設定について
      11.  
        再配置ポリシーを設定するためのベストプラクティス
      12.  
        階層ファイルシステムのファイルまたはディレクトリの再配置
      13.  
        指定したファイルの階層の場所の表示
      14.  
        すべての階層ファイルシステムのスケジュール設定について
      15.  
        階層ファイルシステムのスケジュールの設定
      16.  
        ポリシーの実行により移動または除去される可能性があるファイルの表示
      17.  
        ファイルシステムのメタデータ情報のセカンダリ層への書き込みを許可する
      18.  
        メタデータ情報をプライマリ層にのみ制限する
      19.  
        ファイルシステムからの階層の削除
    4. SmartIO の構成
      1.  
        ソリッドステートドライブ用の SmartIO について
      2.  
        SmartIO の構成について
      3.  
        Veritas Access ファイルシステム上で実行するアプリケーションの SmartIO 読み取りキャッシュについて
      4.  
        Veritas Access に対する SmartIO 読み取りキャッシュの設定
      5.  
        VxFS キャッシュ領域の確認とキャッシュの監視
      6.  
        キャッシュモードの設定
      7.  
        キャッシュの動作のカスタマイズ
      8.  
        キャッシュ領域のキャッシュ統計の表示
    5. 一時的なレプリケーションの構成
      1.  
        Veritas Access の一時的なレプリケーションについて
      2.  
        Veritas Access の一時的なレプリケーションのしくみ
      3.  
        Veritas Access の一時的なレプリケーションの開始
      4.  
        ソースクラスタと宛先クラスタ間の通信の設定
      5.  
        レプリケートするファイルシステムの設定
      6.  
        一時的なレプリケーションユニットから除外するファイルの設定
      7.  
        一時的なレプリケーションのスケジュール設定
      8.  
        レプリケート対象の定義
      9.  
        並列する一時的なレプリケーションジョブの最大数について
      10.  
        一時的なレプリケーションジョブの管理
      11.  
        圧縮データのレプリケート
      12.  
        一時的なレプリケーションジョブの情報と状態の表示
      13.  
        一時的なレプリケーションジョブの同期
      14.  
        一時的なレプリケーションの宛先ファイルシステムの動作
      15.  
        一時的なレプリケーション先として構成されているファイルシステムへのアクセス
      16.  
        リカバリポイント目標 (RPO) レポートの作成
      17. 一時的なレプリケーションジョブのフェールオーバーとフェールバック
        1.  
          プロセスの概要
        2.  
          計画的なフェールオーバープロセスの概要
        3.  
          計画的なフェールバックプロセスの概要
        4.  
          計画外のフェールオーバープロセスの概要
        5.  
          計画外のフェールバックプロセスの概要
    6. 連続レプリケーションの構成
      1.  
        Veritas Access の連続レプリケーションについて
      2. Veritas Access の連続レプリケーションのしくみ
        1.  
          連続レプリケーションの同期モードでのデータの流れ
        2.  
          連続レプリケーションの非同期モードでのデータの流れ
      3.  
        Veritas Access の連続レプリケーションの開始
      4.  
        ソースクラスタと宛先クラスタ間の通信の設定
      5.  
        レプリケートするファイルシステムの設定
      6.  
        連続レプリケーションの管理
      7.  
        連続レプリケーションの情報と状態の表示
      8.  
        連続レプリケーションの構成解除
      9. 連続レプリケーションのフェールオーバーとフェールバック
        1.  
          プロセスの概要
        2.  
          計画的なフェールオーバープロセスの概要
        3.  
          計画的なフェールバックプロセスの概要
        4.  
          計画外のフェールオーバープロセスの概要
        5.  
          計画外のフェールバックプロセスの概要
    7. スナップショットの使用
      1.  
        スナップショットについて
      2.  
        スナップショットの作成
      3.  
        スナップショットの表示
      4.  
        スナップショットによって使用されるディスク容量の管理
      5.  
        スナップショットのオンライン化またはスナップショットのオフライン化
      6.  
        スナップショットのリストア
      7.  
        スナップショットのスケジュールについて
      8.  
        スナップショットのスケジュールの構成
      9.  
        自動スナップショットの管理
    8. インスタントロールバックの使用
      1.  
        インスタントロールバックについて
      2.  
        領域最適化ロールバックの作成
      3.  
        フルサイズロールバックの作成
      4.  
        Veritas Access のインスタントロールバックの一覧表示
      5.  
        インスタントロールバックからのファイルシステムのリストア
      6.  
        ファイルシステムからのインスタントロールバックの更新
      7.  
        インスタントロールバックのオンライン化
      8.  
        インスタントロールバックのオフライン化
      9.  
        インスタントロールバックの破棄
      10.  
        Veritas Access インスタントロールバック用の共有キャッシュオブジェクトの作成
      11.  
        キャッシュオブジェクトの一覧表示
      12.  
        Veritas Access インスタントロールバックのキャッシュオブジェクトの破棄
  11. 第 XI 部 参照
    1. 付録 A. Veritas Access のマニュアル
      1.  
        Veritas Access 製品マニュアルについて
      2.  
        オンラインのマニュアルページへのアクセスについて
    2. 付録 B. Veritas Access のチューニング
      1.  
        ファイルシステムのマウント時のメモリの使用量
    3. 付録 C. 非 SSH 環境での手動によるノードの追加および削除手順
      1.  
        Veritas Access クラスタへの新しいノードの追加
      2.  
        Veritas Access クラスタからのノードの削除

一時的なレプリケーションジョブの管理

Replication> episodic job コマンドを使用して、一時的なレプリケーションジョブを管理できます。このコマンドは、ソースシステムでのみ必要です。

Replication> episodic job enableReplication> episodic job syncReplication> episodic job disableReplication> episodic job abortReplication> episodic job pauseReplication> episodic job resume の各コマンドは、既存の一時的なレプリケーションジョブの状態を変更します。

Replication> episodic job modify コマンドと Replication> episodic job destroy コマンドを使用して、一時的なレプリケーションジョブの定義を変更または破棄できます。

Replication> episodic job enable コマンドは、一時的なレプリケーションをすぐに開始し、それ以降は設定された間隔おきに一時的なレプリケーションを開始します。一時的なレプリケーションジョブを作成したとき、このジョブはデフォルトでは無効になっているため、一時的なレプリケーションを開始するにはジョブを有効にする必要があります。

一時的なレプリケーションジョブを有効にするには

  • 一時的なレプリケーションジョブを有効にするには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job enable job_name

    job_name

    有効にする必要がある一時的なレプリケーションジョブの名前を指定します。

間隔ごとに、新しいファイルシステムの Storage Checkpoint が作成され、一時的なレプリケーションが新しい Storage Checkpoint に対して開始されます。以前の一時的なレプリケーションの実行が完了していない場合、新しい Storage Checkpoint は作成されず、現在の実行がスキップされます。

メモ:

以前に中止された一時的なレプリケーションジョブに対して Replication> episodic job enable コマンドを実行すると、ジョブが自動的に再開されます。

Replication> episodic job sync コマンドを使用すると、一時的なレプリケーションジョブを開始できますが、1 回の反復処理 (完全または増分) が完了した後、一時的なレプリケーションジョブを停止します。このコマンドは、プライマリのファイルシステムが完全に破損し、セカンダリサイトから回復するために使用できます。このコマンドは、スクリプトまたは cron ジョブを使用して、事前定義済みの時刻に一時的なレプリケーションジョブを実行する必要がある場合にも使用できます。

一時的なレプリケーションジョブの同期を参照してください。

Replication> episodic job disable コマンドは、スケジュールから一時的なレプリケーションジョブを削除し、すでに実行中の反復処理が完了するまで待機します。Replication> episodic job disable コマンドは、ENABLED、PAUSED、または FAILED のいずれかの状態であるジョブの定義を無効にします。ネットワークが遅い場合、または前回の一時的なレプリケーション後に大量のデータが変更された場合は、この処理に時間がかかることがあります。

一時的なレプリケーションジョブを無効にするには

  • 一時的なレプリケーションジョブを無効にするには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job disable job_name

    job_name

    停止する一時的なレプリケーションジョブの名前を指定します。

Replication> episodic job abort コマンドは、進行中でも強制的に、一時的なレプリケーションジョブをキャンセルします。一時的なレプリケーションジョブを中止すると、ソースシステムにマウントされている Storage Checkpoint が残され、ターゲットファイルシステムが中間の状態のままになることがあります。

一時的なレプリケーションジョブを中止するには

  • 一時的なレプリケーションジョブを中止するには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job abort job_name

    job_name

    中止する一時的なレプリケーションジョブの名前を指定します。

Replication> episodic job pause コマンドは、一時的なレプリケーションジョブをすぐに停止します。一時停止した場所から一時的なレプリケーションジョブを再開するには、Replication> episodic job resume コマンドを使用する必要があります。一時的なレプリケーションを再開すると、一時的なレプリケーションジョブは、ジョブを一時停止する前に選択したファイルのセットをレプリケートして、可能なかぎり最新のデータをレプリケートしようとします。この操作では、2 つのリカバリポイント目標 (RPO) を持つことができます。一時的なレプリケーションジョブが一時停止されると、一時的なレプリケーションの間隔のオプションは無効になります。一時的なレプリケーションジョブが再開されると、後続の反復処理の間隔オプションを再開します。この一時停止機能と再開機能によって、作業負荷の要件に基づいて、一時的なレプリケーションジョブを管理できます。

一時的なレプリケーションジョブを一時停止して再開するには

  1. 一時的なレプリケーションジョブを一時停止するには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job pause job_name

    job_name は、一時停止する一時的なレプリケーションジョブの名前です。

  2. 一時的なレプリケーションジョブを再開するには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job resume job_name

    job_name は、再開する一時的なレプリケーションジョブの名前です。

メモ:

一時停止したジョブを開始または同期することはできません。一時停止したジョブを中止することはできます。ただし、中断した一時停止中のジョブで同期を実行する場合、一時停止しているジョブの前回の RPO は利用できません。

Replication> episodic job modify コマンドでは、一時的なレプリケーションジョブの定義でチューニングパラメータのデバッグまたは設定を変更できます。

ソースの一時的なレプリケーションユニットまたは宛先の一時的なレプリケーションユニットに対する、ファイルシステムの追加または削除はサポートされていません。一時的なレプリケーションユニットから特定のファイルシステムを削除するには、一時的なレプリケーションジョブを破棄し、一時的なレプリケーションユニットで新しいファイルシステムのセットを使用して、一時的なレプリケーションジョブを再作成する必要があります。既存の一時的なレプリケーションユニットから特定のファイルシステムを追加するには、新しいソースとターゲットの一時的なレプリケーションユニットを使用して新しい一時的なレプリケーションジョブを作成するか、同じジョブ名を使用するには、一時的なレプリケーションジョブを破棄して、一時的なレプリケーションユニットで新しいファイルシステムのセットを使用して、一時的なレプリケーションジョブを再作成します。

Replication> episodic job modify debug コマンドでは、指定したジョブのデバッグを有効または無効にすることができます。

一時的なレプリケーションジョブのデバッグを変更するには

  • 一時的なレプリケーションジョブの定義のデバッグを変更するには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job modify debug job_name on|off

    job_name

    変更する一時的なレプリケーションジョブの名前を指定します。

Replication> episodic job modify tunables コマンドでは、ソースからターゲットにデータをレプリケートするために、複数のネットワーク接続 (ソケット) を使用するようにジョブの設定を変更できます。WAN の遅延が大きい構成では、スループットを大幅に向上させるために複数の接続を使用することを推奨します。チューニングパラメータをジョブに設定すると、1 つのジョブのみがサポートされます。

一時的なレプリケーションジョブでのチューニングパラメータを変更するには

  • 一時的なレプリケーションジョブの定義でチューニングパラメータを変更するには、次のコマンドを入力します。
                  Replication> episodic job modify tunables job_namenetconnrw_count
                

    job_name

    変更する一時的なレプリケーションジョブの名前を指定します。

    netconn

    接続数を指定します。

    rw_count

    スレッド数を指定します。

接続数の増加は、比較的少数の大きいファイルを扱う場合に有効です。多数の小さいファイルの場合、接続数を増やすと完全な同期のパフォーマンスが遅くなる可能性があります。

Replication> episodic job destroy コマンドは、ジョブの定義を破棄します。このコマンドは、指定したジョブを構成から完全に削除し、ジョブに関連する保存済みの統計をクリーンアップし、すべての Storage Checkpoint を削除します。ジョブの定義を破棄する前に、一時的なレプリケーションジョブを無効にする必要があります。

一時的なレプリケーションジョブの定義を破棄するには

  • ジョブの定義を破棄するには、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job destroy job_name

    job_name は、削除するジョブの定義の名前です。ジョブが有効になっていないことを確認します。

    force オプションを指定して Replication> episodic job destroy コマンドを使用すると、ジョブの状態に関係なくローカルのジョブを削除し、すべての一時的なレプリケーションユニットでジョブとの関連付けを解除できます。ジョブの一部であるクラスタの設定は変更されません。

メモ:

一時的なレプリケーションを設定するとき、Veritasはファイルシステムのターゲット側での変更や削除を推奨しません。ターゲットデータの一部またはすべてが変更または削除された場合、一時的なレプリケーションサービスを再開するには、ソースクラスタから一時的なレプリケーションジョブを再作成する必要があります。

一時的なレプリケーションジョブを再作成するには

  1. 一時的なレプリケーションジョブを再作成するには、最初にジョブの定義を削除する必要があります。ソースクラスタで、次のコマンドを入力します。
    Replication> episodic job destroy job_name

    job_name は、削除するジョブの定義の名前です。ジョブが有効になっていないことを確認します。

  2. ジョブの定義を再作成します。
    Replication> episodic job create job_namesrc_repunittgt_repunitlink_nameschedule_name [evpsn] [metadata_only]

    ソースとターゲットの一時的なレプリケーションユニット、リンク、スケジュール名を再利用できます。