Storage Foundation 8.0.2 管理者ガイド - Linux

例 1: カプセル化がサポートされないルートディスクのレイアウト

図: 3 つのプライマリパーティション上に設定された boot、swap、root、およびディスク上の空き領域 に、サポートされないレイアウトの例を示します。このレイアウトでは、boot、swap、root が 3 つのプライマリパーティション上に設定され、ディスクにいくらかの空き領域があります。

図: 3 つのプライマリパーティション上に設定された boot、swap、root、およびディスク上の空き領域

このレイアウトは、Red Hat のデフォルトのレイアウトと同じであり、使用可能な予備のプライマリパーティションが 1 つしか存在せず、拡張パーティション内に swap パーティションも空き領域も存在しないため、カプセル化できません。

図: 解決策: swap を論理パーティションとして再設定する にこの問題の解決策を示します。swap パーティションまたは空き領域を拡張パーティションとして設定し、スワップ領域を論理パーティションに移動します。論理パーティションには、プライベートリージョンを格納できるだけの十分な空き領域を残しておきます。

図: 解決策: swap を論理パーティションとして再設定する

元の swap パーティションは削除する必要があります。再設定が完了すると、このルートディスクをカプセル化できます。

図: 解決策: /boot をディレクトリとして再設定する にもう 1 つの解決策を示します。/boot を / の下にディレクトリとして再作成し、/boot パーティションを削除して、新しい /boot の位置を使うように LILO または GRUB を再設定します。

図: 解決策: /boot をディレクトリとして再設定する

再設定が完了すると、このルートディスクをカプセル化できます。