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Storage Foundation 8.0 管理者ガイド - Solaris

Last Published: 2022-01-26

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (8.0)

Platform: Solaris

MVS ファイルシステムへの単一ボリュームファイルシステムの変換

次は、ディスクグループ dg1 にある単一ボリューム vol1 上の従来の単一ボリュームファイルシステム /mnt1 を MVS ファイルシステムに変換する手順を示しています。

MVS ファイルシステムへの単一ボリュームファイルシステムの変換

ボリュームのディスクグループのバージョンを確認します。
```
  # vxdg list dg1 | grep version: | awk '{ print $2 }'
  90
```
バージョンが 110 よりも小さい場合は、ディスクグループをアップグレードします。
```
  # vxdg upgrade dg1
```
ファイルシステムのディスクレイアウトバージョンを確認します。
```
  # vxupgrade /mnt1
  /mnt1: vxfs file system version 17 layout
```
ディスクレイアウトバージョンが 13 より低い場合は、必要条件に従って、バージョン 13 以上のディスクレイアウトにアップグレードしてください。
現在、最大でバージョン 17 のディスクレイアウトにアップグレードできます。
```
# vxupgrade -n 13 /mnt1
# vxupgrade -n 14 /mnt1
# vxupgrade -n 15 /mnt1
# vxupgrade -n 16 /mnt1
# vxupgrade -n 17 /mnt1
```
次のように入力して、ファイルシステムをマウント解除します。
```
  # umount /mnt1
```
ボリュームをボリュームセットに変換します。
```
  # vxvset -g dg1 make vset1 vol1
```
/etc/vfstab ファイルを編集して、ボリュームセット名 vset1 をボリュームデバイス名 vol1 に変更します。
次のコマンドを実行して、ファイルシステムをマウントします。
```
  # mount -F vxfs /dev/vx/dsk/dg1/vset1 /mnt1
```
必要に応じて、ボリュームセットに対してボリュームを作成したり、追加したりする場合は、次を実行します。
```
  # vxassist -g dg1 make vol2 256M
  # vxvset -g dg1 addvol vset1 vol2
```
タグのないすべてのボリュームに対して配置クラスタグを設定する場合は、次を実行します。
```
  # vxassist -g dg1 settag vol1 vxfs.placement_class.tier1
  # vxassist -g dg1 settag vol2 vxfs.placement_class.tier2
```