Storage Foundation 8.0 管理者ガイド - Solaris

ディスクグループの作成

ディスクグループは、少なくとも 1 つのディスクに関連付ける必要があります。vxdiskadm コマンドのメインメニューで Add or initialize one or more disks を選択してディスクを VxVM の制御に追加すると、新しいディスクグループを作成できます。ディスクグループに追加するディスクは、既存のディスクグループに所属していないディスクである必要があります。ディスクグループ名にピリオド（.）の文字を含めることはできません。

共有ディスクグループを作成できます。

???を参照してください。

また、vxdiskadd コマンドを使って新しいディスクグループを作成することもできます。コマンドダイアログは、vxdiskadm コマンドを実行した場合と似ています。

次の例の c1t0d0 は現在ディスクグループに割り当てられていないディスクのデバイス名です。

# vxdiskadd c1t0d0

次の vxdg init コマンドを使ってディスクグループを作成することもできます。

# vxdg init diskgroup [cds=on|off] diskname=devicename

たとえば、デバイス c1t0d0s2 上に mktdg という名前のディスクグループを作成するには、次のように入力します。

# vxdg init mktdg mktdg01=c1t0d0s2

デバイス名 c1t0d0s2 で指定するディスクは、vxdiskadd または vxdiskadm を使って事前に初期化している必要があります。このディスクは、現在ディスクグループに所属していないディスクである必要があります。

vxdg init コマンドとともに cds 属性を使って、新しいディスクグループがクロスプラットフォームデータ共有 (CDS) 機能と互換性があるかどうかを確認できます。新しく作成したディスクグループは、デフォルトで CDS と互換性があります (cds=on を指定する場合と同等)。この設定を変更する場合はファイル /etc/default/vxdg を編集し、新しいディスクグループを作成する前にこのファイル内で属性値を cds=off に設定します。

この属性は、次のコマンドを使ってディスクグループに対して設定することもできます。

# vxdg -g diskgroup set cds=on|off