Veritas NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- BMR の構成
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーの前提条件
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- トラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成に関する問題のトラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
CD/DVD からのブートの問題
AIX、Linux および Solaris プラットフォームは、共通のブート CD/DVD 形式 (ISO-9660) を使います。HP-UX は、Logical Interchange Format (LIF) を使います。システムが CD/DVD からブートできない場合、CD/DVD ドライブのあるシステムにそのメディアを挿入し、内容を確認してください。(UNIX または Windows のいずれのプラットフォームでも ISO 形式を読み取ることができます。)
次の手順を実行します。
CD/DVD の内容が 1 つのファイルの場合、その CD/DVD は ISO-9660 CD/DVD イメージではなく、データ CD/DVD として書き込まれています。ISO イメージファイルの書き込みに必要なオプションを使用して、書き込み手順を繰り返します。
CD/DVD がブランク、または読み取ることができない場合は、そのメディアをドライブから取り出して、内容が書き込まれているかどうかを詳しく調べます。一部の CD/DVD 書き込みソフトウェアは、デフォルトで、CD/DVD への書き込みをシミュレーションして CD/DVD 書き込みハードウェアの機能をテストします。テスト専用オプションをオフにするまで CD/DVD への書き込みを行いません。テスト専用オプションを無効にして、書き込み手順を繰り返します。
ブートが部分的に成功している場合、あるいは、いくつかのファイルが紛失または破損していると表示される場合は、次のいずれかが発生しています。
書き込み処理に失敗しています。部分的に書き込まれた CD はブート可能ですが、内容の重要な部分が存在しない可能性があります。書き込みを成功させるには、CD 書き込み速度を遅くします。一部の CD 書き込みソフトウェアで提供されている書き込み後テストまたは検証オプションを使用すると、CD 書き込みの失敗を検出できる場合があります。
BMR ブートサーバーから CD ライターとして使っているコンピュータへのファイル転送に失敗しています。
よくある破損の原因として、FTP でのファイル転送をバイナリモードではなく ASCII 転送モードで行ったことが挙げられます。
CD が別の類似コンピュータで正常にブートする場合、リストアシステムのドライブが損傷しているか、または汚れている可能性があります。同様に、CD 自体も損傷を受けやすく、書き込み後に表面が汚れて読み取り不可能になっている場合があります。物理メディアおよび読み取りを行っている環境を確認してください。
CD からのクライアントコンピュータのブートを正しい手順で行っているかどうかを確認します。
インストールメディアからクライアントのブートを試行し、コンピュータに CD からのブート時におけるハードウェアの問題がないことを確認します。