Veritas NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- BMR の構成
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーの前提条件
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- トラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成に関する問題のトラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
Windows ネットワークの構成
Windows での BMR ブートサーバーの登録により、次のサービスが有効になります。
BMRBD (BMR のブートサーバー) サービス
BMR TFTP サービス
BMR PXE サービス
BMR の TFTP および PXE サービスは、ネットワークベースのブートリカバリの場合で使用されます。これらのサービスとは別に、DHCP サービスも必要となります。
DHCP サービスの要件: DHCP サーバーは、同じブートサーバーのホストまたはネットワーク上の場所にしか存在することができません。
BMR PXE および TFTP サービスの要件および設定:
BMR NW のブートが行われている間に同じサブネットで他の PXE サーバーが実行されていないことを確認してください。
この制限の理由は、むしろこのネットワークプロトコルの動作の仕方にあります。クライアント NW のブート要求が想定外の PXE サーバーに行った場合は、クライアント NW のブートが失敗します。要求がネットワーク上の他の有効な PXE サーバーにリダイレクトされることはありません。このため、NW が BMR のリカバリのためにクライアントをブートしている間は、有効な BMR PXE サービスのみを実行することをお勧めします。
BMR のブートサーバーの登録をポストして、Windows のブートサーバーで利用可能な BMR PXE の設定ウィザードに移動します。
このウィザードは、[スタート] > [プログラム] > [NetBackup]から実行することができます。このウィザードでユーザーが DHCP サーバーの場所を指定します。DHCP サーバーの場所(同じブートサーバーコンピュータ上かネットワーク上の他のコンピュータ上か)によって、DHCPサーバーに対してコマンドラインから netsh を実行するようにウィザードから指示されます。
ウィザードを終了すると、PXE、TFTP、および DHCP サーバーが正常に構成されます。
Windows のブートサーバーを Active Directory サーバーにインストールする場合は、従来のリストア方法により SRT をリストア対象のクライアントと共有します。 次のセキュリティ設定を使用してください。
Microsoft ネットワーク サーバー
[デジタル署名を行った通信 (常に) (Digitally signed communications (always))] -- [無効 (Disabled)]
Microsoft ネットワーク サーバー
[デジタル署名を行った通信 (クライアントが同意した場合) (Digitally signed communications (if client agrees))] -- [有効 (Enabled)]