Veritas NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- BMR の構成
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーの前提条件
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- トラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成に関する問題のトラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
ネットワークブートによる AIX クライアントのリストア
メモ:
NetBackup アクセス制御を使っている環境では、クライアントファイルをリストアするときに適切なクレデンシャルを入力するように求められます。
AIX ブート (ネットワークブートまたはメディアブート) では、ネットワークインターフェース構成、速度、二重モードを、自動ネゴシエーションまたは 10 M 半二重に設定できます。この設定により、BMR のリストアが非常に低速になることがあります。通常のリストアのパフォーマンスを実現するには、BMR のリストア前に、ネットワークインターフェース構成をファームウェア上から手動で設定します。
AIX システムのリストアには、特定の情報およびリソースが必要です。
ファームウェアで構成される情報はアーキテクチャによって異なりますが、次の情報が含まれます。
ネットワークアダプタの種類
BMR クライアント IP アドレス
BMR クライアントサブネットマスク
BMR ブートサーバー IP アドレス
BMR クライアントゲートウェイアドレス
次のサンプル画面ショットでは、ネットワークブート時に BMR が自動的にリストアされるように、リストア先のハードウェアファームウェアで構成される必須のエンティティを示します。
ネットワークブート手順を実行したら、残りのリストア処理は自動的に行われるため、手動の操作は必要ありません。リストアが終了し、クライアントが自動的に再ブートすると、完全にリストアされています。
AIX をインストール済みの AIX システムはネットワークブートできます。ネットワークブートでは、次の処理が行われます。
BMR ブートサーバー、クライアント、ゲートウェイの正しいアドレスで NVRAM を更新します。
BMR ブートサーバーから bootp によってブートされます。ブートサーバーが bootp 要求に応答しない場合、コンピュータはハードドライブからブートします。
ネットワークブートは、BMR クライアントが正しくリストア準備されている場合にのみ機能します。
警告:
リストアする予定がない場合は、この手順を実行しないでください。リストアのためにクライアントを準備すると、最終的にリストアされる場合があります。
ネットワークブートで AIX クライアントをリストアする方法
- クライアントのリストアを準備します。
クライアントのリストアを準備する方法を参照してください。
- IBM のハードウェアマニュアルの手順に従って、ネットワークインターフェースからブートします。