Veritas NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- BMR の構成
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーの前提条件
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- トラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成に関する問題のトラブルシューティング
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
構成の検出
新しいシステムの構成を検出することができます。システムが NetBackup クライアントである必要はありません。検出された構成には、ホストのハードウェア情報およびソフトウェア情報が含まれています。
元のマシンとは異なる対象マシンでクライアントをリカバリするときには、主にハードウェア検出が必要です。この場合、対象マシンでは、NIC (ネットワークインターフェースカード) のようなハードウェアの詳細が元のマシンのディスク詳細と異なるため、BMR はリストアを開始する前にこのような詳細を認識している必要があります。したがって、BMR 検出準備操作を使用して、対象のハードウェアのハードウェア検出を実行し、元のクライアント構成を検出された構成とマッピングする必要があります。
検出された構成は、BMR によって専用のプールに追加されます。これによって、Dissimilar Disk Restore などの処理を実行する場合に、構成の要素 (ディスクのレイアウトなど) を使用できるようになります。
検出処理が終了すると、クライアントでは次の変更が表示され、構成が[検出された構成 (Discovered Configurations)]ビューに表示されます。
AIX クライアントでは LED 画面に B55 と表示されます。
HP-UX、Linux および Solaris クライアントでは、次のメッセージが表示されます。
The Bare Metal Restore hardware discovery boot has concluded.
Windows クライアントでは検出が終了したことと[OK]をクリックするとシステムを再ブートできることを示すポップアップボックスが表示されます。
構成を検出する方法
- [Bare Metal Restore の管理 (Bare Metal Restore Management)]ノードで、[処理 (Actions)]>[検出準備 (Prepare to Discover)]をクリックします。
- [検出準備 (Prepare to Discover)]ダイアログボックスのフィールドに入力し、必要に応じてデータを入力します。
[ホスト (Host)]>[Bare Metal Restoreクライアント (Bare Metal Restore Clients)]ビューでクライアントを選択すると、そのクライアントの値がダイアログボックスに表示されます。
メモ:
クライアントが Dissimilar Disk Restore (DDR) の対象であり、保護対象のクライアントのディスクが VxVM で管理されている場合は、VxVM がインストールされている SRT を指定します。
- [OK]をクリックします。
- クライアントをブートして、ハードウェア検出処理を開始します。
メディアブートを使用した場合は、クライアント名を入力するように求められます。検出準備処理の[タスク (Tasks)]ビューに表示されているクライアント名を入力する必要があります。
対象コンピュータの検出が自動的に行われて、検出が完了すると通知を受信します。検出操作が正常に完了すると、[Bare Metal Restore 管理 (Bare Metal Restore Mangement)] > [リソース (Resources)] > [検出された構成 (Discovered Configurations)]メニューの下で指定された名前の検出済み構成を参照できます。