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Dynamic Multi-Pathing 8.0 管理者ガイド - Linux
Last Published:
2022-01-26
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: Linux
- DMP について
- ネイティブデバイス管理のための DMP の設定
- Oracle Automatic Storage Management (ASM)での Dynamic Multi-Pathing (DMP)デバイスの使用
- DMP の管理
- vxdmpadm ユーティリティを使った DMP の管理
- I/O 統計情報の収集と表示
- I/O ポリシーの指定
- ディスクの管理
- 新しく追加されたディスクデバイスの検出と設定
- ディスクの検出とディスクアレイの動的な追加について
- デバイス検出層の管理方法
- ディスクデバイスの名前の付け方の変更
- デバイスの動的再構成
- イベント監視
- 処理効率の監視とチューニング
- 付録 A. DMP のトラブルシューティング
- 付録 B. 参照先
非対称アクティブ/アクティブまたは ALUA アレイのパスでの I/O のスケジュール設定
adaptive、balanced、minimumq、priority、round-robin I/O ポリシーとともに use_all_paths 属性を指定して、I/O 要求が、非対称アクティブ/アクティブ(A/A-A)アレイまたは ALUA アレイのプライマリパスに加え、セカンダリパスでもスケジュール設定するかどうかを指定できます。アレイの特性によっては、負荷分散の向上の結果として、総 I/O スループットが増加することがあります。ただし、この機能は、アレイベンダーが推奨している場合にかぎり有効にしてください。A/A-A または ALUA 以外のアレイタイプには効果がありません。
たとえば、次のコマンドでは、パーティションサイズが 4096 ブロック(2 MB)のエンクロージャ enc0 の balanced I/O ポリシーを設定し、セカンダリパスで I/O 要求をスケジュール設定できるようにしています。
# vxdmpadm setattr enclosure enc0 iopolicy=balanced \ partitionsize=4096 use_all_paths=yes
この属性のデフォルト設定は use_all_paths=no です。
エンクロージャ、アレイ名、アレイタイプに対する use_all_paths の現在の設定を表示できます。これを行うには、use_all_paths オプションを vxdmpadm gettattr コマンドに指定します。
# vxdmpadm getattr enclosure HDS9500-ALUA0 use_all_paths
ENCLR_NAME ATTR_NAME DEFAULT CURRENT =========================================== HDS9500-ALUA0 use_all_paths no yes
use_all_paths 属性が適用されるのは A/A-A アレイと ALUA アレイのみです。他のアレイの場合、上記コマンドを実行すると次のメッセージが表示されます。
Attribute is not applicable for this array.