Veritas NetBackup™ OpsCenter 管理者ガイド

OpsCenter のビューについて

OpsCenter のビューは階層的な方法で編成される IT 資産 (マスターサーバーかクライアント) の論理グループです。セキュリティ管理者または管理者は、OpsCenter コンソールまたは OpsCenter View Builder (従来の Java View Builder) からビューを作成し、OpsCenter コンソールで使用できるように設定できます。

図: ［ビュー (Views)］タブ に、OpsCenter コンソールの［ビュー (Views)］タブに表示される詳細を示します。

図: ［ビュー (Views)］タブ

OpsCenter ビューでは、組織全体に分散された IT 資産を場所、事業単位、アプリケーションに応じて配置できます。ビューによってフィルタ処理された各種の OpsCenter レポートを生成できます。これらのレポートを使うと、業務上重要なデータを保存しているホストで場所または部門を識別できます。

OpsCenter サーバーをインストールして実行した後、OpsCenter によって IT 資産が検出され、データベースに保存されます。ビューが作成されると、View Builder はこれらの IT 資産を使用できるようにします。

ビューの階層では、最上位レベルと最下位レベルの間に、ビューノードとして参照されるいくつかのユーザー定義レベルを作成できます。OpsCenter のビューは同質のビューです。同じツリーにホストとファイルシステムを含めることはできません。

ビューノードにオブジェクトを追加する方法に基づいて、静的ビューと動的ビューを作成できます。ビューに一度に指定できるのは、静的または動的のいずれかです。ビューにオブジェクトを追加する前に、フィルタクエリを作成してオブジェクトの検索対象を絞り込めます。ビューノードにオブジェクトを手動で追加または削除すると、ビューは静的ビューとして参照されます。オブジェクトを手動で追加する代わりに、フィルタクエリを作成して、そのクエリをビューノードに関連付けると、そのビューは動的ビューとして参照されます。

静的ビューでは、オブジェクトを手動で削除できます。動的ビューでは、ノードからオブジェクトを直接は削除できません。最初に、動的ビューから問い合わせの関連付けを解除する必要があります。

静的ビューには、動的ビューノードを含められます。動的ビューには、静的ビューノードを含められます。親ビューが静的である場合 (動的ノードを含んでいても)、このビューは静的と見なされます。親ビューが動的である場合 (静的ノードを含んでいても)、このビューは動的と見なされます。これは、ビューのリストページに表示されます。このビューベースのアクセス制御によって、OpsCenter でのビューの分類と管理が強化されます。

静的ビューの管理を参照してください。

動的ビューの管理を参照してください。