検索クエリーを入力してください
<book_title> を検索 ...
Veritas™ File System プログラマーズリファレンスガイド - Linux
Last Published:
2018-01-16
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
- Veritas File System Software Developer's Kit
- FCL(File Change Log)
- マルチボリュームサポート
- 名前付きデータストリーム
- Veritas File System I/O
- シン再生
Veritas File System と FCL のアップグレードとダウングレード
VxFS 4.1 は、FCL バージョン 3 のみをサポートしています。VxFS 5.0 以降のリリースでは、FCL バージョン 3 とバージョン 4 の両方をサポートしており、デフォルトはバージョン 4 です。 システムを VxFS 4.1 から VxFS 5.0 以降のリリースにアップグレードすると、ファイルシステムで FCL がオンになっている場合は、既存のバージョン 3 の FCL ファイルがそのまま保持されます。 VxFS 5.0 以降のリリースは、VxFS 4.1 の場合と同様に、バージョン 3 の FCL でファイルシステム変更の追跡を続行します。
read(2)システムコールを使って FCL ファイルに直接アクセスする VxFS 4.1 アプリケーションは、FCL ファイルがバージョン 3 であれば、VxFS 5.0 以降のリリースでも動作を続行できます。ただし、新しいアプリケーションを開発する際には、API を使う必要があります。API は、FCL バージョン 3 とバージョン 4 の両方をサポートしています。
VxFS 5.0 リリースで追加されたレコードタイプ(ファイルオープンやアクセス情報など)を新しいアプリケーションで使う場合は、FCL はバージョン 4 である必要があります。
FCL バージョン 3 を直接読み取るアプリケーションをまだ実行している場合、それらのアプリケーションが新しい API を使うように書き直されるまで、FCL バージョン 4 にアップグレードできません。この API は、バージョン 3 とバージョン 4 を両方解釈できるので、バージョン 3 がまだ有効なまま、この API を使うようにアプリケーションをアップグレードできます。