Veritas™ File System プログラマーズリファレンスガイド - Linux
- Veritas File System Software Developer's Kit
- FCL(File Change Log)
- マルチボリュームサポート
- 名前付きデータストリーム
- Veritas File System I/O
- シン再生
vxfs_inotopath_gen
vxfs_inotopath_gen() 関数は、マウントポイント名、i ノード番号、i ノード世代数を取得し、バッファを返します。このバッファには、i ノードを表す 1 つ以上(1 つの i ノードに複数のリンクが張られている場合)の絶対パス名が含まれます。i ノード世代数パラメータを指定すると、再利用された i ノードの誤った値がパス名として返されることはありません。 そのため、できるだけ vxfs_inotopath_gen() 関数を使うようにしてください。
vxfs_inotopath() 関数は、後方互換のためにのみ含まれます。 () 関数は、i ノード世代数を取得しません。vxfs_inotopath
次に、vxfs_inotopath と vxfs_inotopath_gen の構文を示します。
int vxfs_inotopath(char *mount_point, uint64_t inode_number, int all, char ***bufp, int *inentries) int vxfs_inotopath_gen(char *mnt_pt, uint64_t inode_number, unint32_t inode_generation, int all, char ***bufp, int *nentries)
vxfs_inotopath() 呼び出しの場合、すべての引数を、単一のパス名を取得するために「0」にするか、またはすべてのパス名を取得するために「1」にする必要があります。 mount_point 引数には、ファイルシステムマウントポイントを指定します。 正常に返されると、bufp はパス名と、エントリ数を格納する nentries を格納する 2 次元文字ポインタをポイントします。返された 2 次元配列の各エントリは、サイズが MAXPATHLEN であり、アプリケーションを呼び出すことによって、配列自体ととともに解放する必要があります。
vxfs_inotopath_gen() 呼び出しは、追加のパラメータである inode_generation を使う点以外は、vxfs_inotopath() 呼び出しと同じです。 vxfs_inotopath_gen() 関数は、渡された inode_generation が i ノード番号の現在の世代に一致する場合に、指定された i ノード番号に関連付けられた 1 つまたは複数のパス名を返します。 世代が異なる場合は、エラーが返されます。 世代数が不明な場合は、inode_generation=0 と指定します。 これは、vxfs_inotopath() 呼び出しを使った場合と同じです。
vxfs_inotopath_gen() 呼び出しと vxfs_inotopath() 呼び出しは、バージョン 6 以降のディスクレイアウトでのみサポートされます。