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Veritas™ File System プログラマーズリファレンスガイド - Linux
Last Published:
2018-01-16
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
- Veritas File System Software Developer's Kit
- FCL(File Change Log)
- マルチボリュームサポート
- 名前付きデータストリーム
- Veritas File System I/O
- シン再生
vxfs_fcl_open
次に、vxfs_fcl_open() 関数の構文を示します。
int vxfs_fcl_open(char *pathname, int flags, void **handle);
この関数は FCL ファイルを開き、たとえば vxfs_fcl_read や vxfs_fcl_seek のような API 経由で FCL にアクセスする、以後の操作すべてで使う必要があるハンドルを返します。
vxfs_fcl_open には、*pathname と **handle という 2 つのパラメータがあります。*pathname には、FCL ファイル名またはマウントポイントを指すポインタを指定できます。 *pathname がマウントポイントの場合、vxfs_fcl_open は、FCL がマウントポイントでアクティブ化されているかどうかを自動的に判断し、そのマウントポイントに関連付けされた FCL ファイルを開きます(現在は mount_point/lost+found/changelog)。
vxfs_fcl_open は次に、それが有効な FCL ファイルかどうかと、FCL ファイルのバージョンにライブラリとの互換性があるかどうかを判断します。vxfs_fcl_open() 関数はそれから、FCL ファイルに関するメタ情報を非透過の内部データ構造体に取り入れて、ポインタを **handle に格納します。
システムコールの lseek(2)や read(2)と同様に、FCL ファイルの **handle には、次の読み取りを開始するファイル内の位置を示す内部オフセットがあります。FCL ファイルが正常に開かれると、このオフセットは FCL ファイルの最初の有効なオフセットに設定されます。