Veritas™ File System プログラマーズリファレンスガイド - Linux
- Veritas File System Software Developer's Kit
- FCL(File Change Log)
- マルチボリュームサポート
- 名前付きデータストリーム
- Veritas File System I/O
- シン再生
入力
この関数は次の入力があります。
*hndl は、以前の vxfs_fcl_open の呼び出しによって返されたポインタです。
*buf は、サイズが少なくとも *bufsz のバッファを指すポインタです。
*bufsz はバッファのサイズを指定します。
eventmask は、アプリケーションで必要なイベントのセットを指定するビットマスクです。 これは、fcl.h ヘッダーで指定されているイベントマスクのセットの論理和にしてください。たとえば、eventmask が (VX_FCL_CREATE_MASK | VX_FCL_UNLINK_MASK) である場合、vxfs_fcl_read はファイルの作成と削除のレコードのみを返します。
アプリケーションが、すべてのレコードタイプを読み取る必要がある場合、デフォルトの eventmask マスクに FCL_ALL_V4_EVENTS を指定することができます。これにより、FCL ファイル内の有効なバージョン 4 の FCL レコードがすべて返されます。
表: FCL レコードタイプを参照してください。
メモ:
VX_FCL_EVENTMASKCHG_MASK が eventmask に設定され、vxfs_fcl_read によって返されたレコードに VX_FCL_EVENTMASK_CHG レコードが含まれている場合、そのレコードは常に、バッファ内にある最後のレコードです。これによってアプリケーションは、必要に応じて eventmask を再調整できます。さらに、アプリケーションは eventmask の変更レコードから、特定のイベントがもう記録されていないことを検出した場合に、以後の読み取りをやめることを決定できます。
*nentries は、この vxfs_fcl_read 呼び出しのバッファに読み取る必要があるエントリの数を指定します。 *nentries が「0」の場合、vxfs_fcl_read はバッファに収まる限りのエントリを読み取ります。