Veritas™ File System プログラマーズリファレンスガイド - Linux
- Veritas File System Software Developer's Kit
- FCL(File Change Log)
- マルチボリュームサポート
- 名前付きデータストリーム
- Veritas File System I/O
- シン再生
シン再生のアプリケーションプログラミングインターフェース
シン再生を次の API で使用できます。
uint vxfs_ts_reclaim(char *mountpoint, uint64_t offset, uint64_t length, int32_t volindex, uint64_t unit_size, uint64_t *bytes_reclaimed, uint32_t flag)
これは非再入可能な API です。fsadm コマンドのインスタンスまたはファイルシステムの再編成が実行されているときは、API を呼び出せません。
mountpoint |
Veritas Volume Manager(VxVM)ボリュームにマウントされた VxFS ファイルシステムのパス名。 |
offset |
再生を開始する、ボリューム内でのバイト単位のオフセット。 |
length |
空きストレージを再生する、offset からのバイト単位の長さ。 |
volindex |
ボリュームセット内のボリュームのインデックス。volindex が値 -1 を持つときは、ファイルシステム内のすべてのボリュームが、offset および length を無視します。非マルチボリュームファイルシステムでは、volindex は 0 にしてください。 |
unit_size |
ファイルシステムが再生要求を VxVM に発行する、倍数のサイズ。各シンプロビジョニングアレイはユニットサイズの要因によって再生をサポートします。 |
bytes_reclaimed |
ファイルシステムが再生しようとするバイト数を返します。その値は実際に再生されたバイト数を示していません。 |
flag |
flag に有効な値は、次のとおりです。
|
VxFS は調整のため内部で offset および length を揃えることがあります。
メモ:
シン再生は遅いプロセスで、ファイルシステムのサイズによっては完了までに数時間を要することがあります。 シン再生によって 100% の空き領域の再生が保証されるわけではありません。