NetBackup™ Web UI クラウド管理者ガイド
- クラウド資産の管理と保護
- Snapshot Manager を NetBackup で構成します。
- クラウド資産のインテリジェントグループの管理
- クラウド資産またはクラウド資産用インテリジェントグループの保護
- リソースグループを使用した Microsoft Azure リソースの保護について
- クラウド作業負荷のための NetBackup アクセラレータ
- PaaS 資産の保護
- ネイティブクライアントユーティリティのインストール
- さまざまな配備のストレージの構成
- データベースへのクレデンシャルの追加
- クラウド資産のリカバリ
- 個別リストアの実行
- クラウド資産の保護とリカバリのトラブルシューティング
Snapshot Manager のクラウドプロバイダの追加
AWS (アマゾンウェブサービス)、GCP (Google Cloud Platform)、Microsoft Azure、Microsoft Azure Stack Hub、OCI (Oracle Cloud Infrastructure) プロバイダ上の資産を保護できます。9.0 以降、Snapshot Manager は、アマゾンウェブサービスおよび Microsoft Azure の米国政府機関向けクラウドの作業負荷を検出できます。
Snapshot Manager のクラウドプロバイダを追加するには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[クラウド (Cloud)]の順に選択します。
- [プロバイダ (Providers)]タブをクリックするか、構成を追加するクラウドプロバイダの下にある[追加 (Add)]をクリックします。
- [構成の追加 (Add configuration)]ペインの[構成名 (Configuration Name)]フィールドに値を入力します。
- 優先する Snapshot Manager を選択します。
- 必要な詳細情報を入力します。
クラウドプロバイダ
パラメータ
説明
Microsoft Azure
クレデンシャルの種類: アプリケーションサービスプリンシパル
テナント ID (Tenant ID)
アプリケーションを作成した AAD ディレクトリの ID。
クライアント ID (Client ID)
アプリケーション ID。
シークレットキー (Secret Key)
アプリケーションのシークレットキー。
クレデンシャルタイプ: システム管理 ID
Azure の Snapshot Manager ホストでシステム管理 ID を有効にします。
メモ:
システム管理 ID に役割を割り当てます。
クレデンシャルタイプ: ユーザー管理 ID
クライアント ID (Client ID)
Snapshot Manager ホストに接続されているユーザー管理 ID の ID。
次のパラメータは、上記のすべてのクレデンシャルタイプに適用されます。
リージョン (Regions)
クラウド資産を検出する 1 つ以上の地域。
メモ:
行政クラウドを設定する場合は、US Gov アリゾナ、US Gov テキサス、または US Gov バージニアを選択します。
リソースグループの接頭辞 (Resource Group prefix)
リソースグループ内のすべてのリソースを追加するために使用する文字列。
接頭辞が付いたリソースグループが見つからない場合でも資産を保護 (Protect assets even if prefixed Resource Groups are not found)
このチェックボックスにチェックマークを付けるかどうかによって、資産がどのリソースグループにも関連付けられていない場合に、その資産を保護するかどうかを決めます。
Microsoft Azure Stack Hub
AAD を使用:
Azure Stack Hub Resource Manager エンドポイントの URL (Azure Stack Hub Resource Manager endpoint URL)
次の形式のエンドポイント URL により、Snapshot Manager は Azure リソースに接続できます。
https://management.<location>.<FQDN>
テナント ID (Tenant ID)
アプリケーションを作成した AAD ディレクトリの ID。
クライアント ID (Client ID)
アプリケーション ID。
シークレットキー (Secret Key)
アプリケーションのシークレットキー。
認証リソースの URL (省略可能) (Authentication Resource URL (optional))
認証トークンの送信先の URL。
ADFS を使用:
Azure Stack Hub Resource Manager エンドポイントの URL (Azure Stack Hub Resource Manager endpoint URL)
Snapshot Manager を Azure リソースに接続できるようにする、次の形式のエンドポイント URL。
https://management.<location>.<FQDN>
テナント ID (Tenant ID)
アプリケーションを作成した AAD ディレクトリの ID。
クライアント ID (Client ID)
アプリケーション ID。
シークレットキー (Secret Key)
アプリケーションのシークレットキー。
認証リソースの URL (省略可能) (Authentication Resource URL (optional))
認証トークンの送信先の URL。
Amazon AWS
アクセスキー (Access key)
アクセスキー ID をシークレットアクセスキーと共に指定すると、AWS API との通信が Snapshot Manager に許可されます。
シークレットキー (Secret Key)
アプリケーションのシークレットキー。
メモ:
Snapshot Manager が IAM で構成されている場合、[アクセスキー (Access Key)]と[シークレットキー (Access Key)]オプションは利用できません。
リージョン (Regions)
クラウド資産を検出する 1 つ以上の AWS リージョン。
メモ:
政府機関向けクラウドを設定する場合は、us-gov-east-1 または us-gov-west-1 を選択します。
VPC エンドポイント (VPC Endpoint)
ゾーンが指定されていない、AWS STS (セキュリティトークンサービス) エンドポイントサービスの最初の DNS 名。
Google Cloud Platform
プロジェクト ID (Project ID)
リソースの管理元であるプロジェクトの ID。project_id として JSON ファイルに記載されています。
クライアントの電子メール (Client Email)
クライアント ID の電子メールアドレス。client_email として JSON ファイルに記載されています。
秘密鍵 (Private Key)
秘密鍵。private_key として JSON ファイルに記載されています。
メモ:
この鍵は引用符なしで入力する必要があります。鍵の先頭または末尾にスペースや改行文字を入力しないでください。
リージョン (Regions)
プロバイダが動作する領域のリスト。
Oracle Cloud Infrastructure
クレデンシャルタイプ: API キー
ユーザー OCID (User OCID)
クレデンシャルを生成するユーザーの OCID。
テナンシー (Tenancy)
OCI アカウントのテナント ID。
指紋 (Fingerprint)
クレデンシャルの生成中に取得した指紋。
秘密鍵 (Private Key)
クレデンシャルの生成中に取得した秘密鍵。
リージョン (Regions)
クラウド資産を検出する 1 つ以上の OCI のリージョン。
クレデンシャルタイプ: IAM
NetBackup Snapshot Manager は、動的グループに含まれている必要があり、その動的グループには十分な権限が必要です。
- [構成の追加 (Add Configuration)]ペインで、接続と認証の詳細を入力します。
- [保存 (Save)]をクリックします。
クラウドプロバイダの資産が自動的に検出されます。