Veritas NetBackup™ コマンドリファレンスガイド

このオプションを指定すると、レポートまたはサマリーのすべての列が表示されます。フィールドの説明は次のとおりです。

フィールド 1 = ジョブ ID

フィールド 2 = ジョブの種類

0 = バックアップ、1 = アーカイブ、2 = リストア、3 = 検証、4 = 複製、5 = フェーズ 1 またはフェーズ 2 のインポート、6 = カタログバックアップ、7 = Vault の複製、8 = テープのラベル作成、9 = テープの消去、10 = テープの要求、11 = テープのクリーニング、12 = テープのフォーマット、13 = ロボットライブラリの物理インベントリの実行、14 = ドライブまたはロボットライブラリの認定テスト、15 = カタログのリカバリ、16 = メディアの内容、17 = イメージのクリーンアップ、18 = LiveUpdate、20 = レプリケーション (自動イメージレプリケーション)、21 = インポート (自動イメージレプリケーション)、22 = スナップショットからのバックアップ、23 = レプリケーション (スナップ)、24 = インポート (スナップ)、25 = アプリケーションの状態のキャプチャ、26 = インデックス作成、27 = インデックスのクリーンアップ、28 = スナップショット、29 = SnapIndex、30 = ActivateInstantRecovery、31 = DeactivateInstantRecovery、32 = ReactivateInstantRecovery、33 = StopInstantRecovery、34 = InstantRecovery

フィールド 3 = ジョブの状態

0 = 投入済みリソースの待機中、1 = 有効、2 = 再投入済みリソースの待機中、3 = 完了、4 = 一時停止、5 = 未完了

フィールド 4 = ジョブ状態コード

フィールド 5 = ジョブのポリシー名

フィールド 6 = ジョブスケジュール名

フィールド 7 = クライアント名

フィールド 8 = ジョブが使うメディアサーバー

フィールド 9 = ジョブの開始日時

フィールド 10 = ジョブの経過時間

フィールド 11 = ジョブの終了日時

フィールド 12 = ジョブが使うストレージユニット

フィールド 13 = 試行回数

フィールド 14 = 操作

0 = テープのマウント、1 = テープの位置設定、2 = NetBackup メディアサーバーへの接続、3 = テープへの書き込み、4 = イメージの選択、5 = イメージの複製、6 = メディアの選択、7 = カタログのバックアップ、8 = テープの取り出しとレポート、10 = テープからの読み込み、11 = 複製、12 = インポート、13 = 検証、14 = リストア、15 = カタログバックアップ、16 = Vault 操作、17 = テープのラベル作成、18 = テープの消去、19 = データベースのクエリー、20 = エクステントの処理、21 = リーダー実行計画の作成、22 = スナップショットの作成、23 = スナップショットの削除、24 = データベースのリカバリ、25 = メディアの内容、26 = ジョブリソースの要求、27 = 親ジョブ、28 = インデックス作成、29 = リモートマスターへの複製、30 = 実行

フィールド 15 = 書き込み済みデータ量 (KB)

フィールド 16 = 書き込み済みファイル数

フィールド 17 = 最終書き込みパス

フィールド 18 = 完了した割合

フィールド 19 = ジョブ PID

フィールド 20 = ジョブを開始するユーザーアカウント (所有者)

フィールド 21 = サブ形式

0 = 即時バックアップ、1 = スケジュール設定済みバックアップ、2 = ユーザーが開始したバックアップまたはアーカイブ、3 = テープのクイック消去、4 = テープの完全消去、5 = データベースバックアップステージング

フィールド 22 = ポリシーの種類

0 = 標準 (UNIX と Linux のクライアント)、4 = Oracle、6 = Informix-On-BAR、7 = Sybase、8 = MS-SharePoint ポータルサーバー、11 = DataTools-SQL-BackTrack、13 = MS-Windows、15 = MS-SQL-Server、16 = MS-Exchange-Server、17 = SAP、18 = DB2、19 = NDMP、20 = FlashBackup、25 = Lotus Notes、29 = FlashBackup-Windows、35 = NBU-Catalog、39 = Enterprise_Vault、40 = VMware、41 = Hyper-V、44 = BigData

フィールド 23 = スケジュール形式

0 = 完全、1 = 増分、2 = ユーザーバックアップ、3 = ユーザーアーカイブ、4 = 累積増分、5 = tlog (トランザクションログのバックアップ)

フィールド 24 = ポリシー属性に設定されているようにこのジョブに割り当てられたジョブ優先度

フィールド 25 = サーバーグループ名

フィールド 26 = マスターサーバー名

フィールド 27 = 保持レベル

フィールド 28 = 保持期間

フィールド 29 = 圧縮

0 = 無効、1 = 有効

フィールド 30 = 書き込み推定 KB 数

フィールド 31 = 書き込み推定ファイル

フィールド 32 =ファイルリスト数。書き込み済みファイル数

フィールド 33 = 書き込み済みファイルパスのカンマ区切りリスト

フィールド 34 = 試行回数。ジョブ ID の試行回数

フィールド 35 = 試行情報。試行状態の情報のカンマ区切りリスト

trypid = PID の試行、trystunit = ストレージユニット、tryserver = サーバー、trystarted = 試行開始時間、tryelapsed = 経過時間、tryended = 試行終了時間、trystatus = 試行状態コード、trystatusdescription、trystatuscount = 次の trystatuslines のカンマ区切り文字列数、trystatuslines = 試行状態の出力、trybyteswritten = 書き込み済みデータ量 (KB)、tryfileswritten = 書き込み済みファイル数

フィールド 36 = 親ジョブ番号

フィールド 37 = KB/秒 - データ転送速度 (KB/秒)

フィールド 38 = コピー番号

フィールド 39 = ロボット - ジョブに使うロボットライブラリ

フィールド 40 = Vault ID

フィールド 41 = Vault のプロファイル

フィールド 42 = Vault セッション

フィールド 43 = 取り出すテープ数

フィールド 44 = ソースストレージユニット

フィールド 45 = ソースメディアサーバー

フィールド 46 = ソースメディア ID

フィールド 47 = 格納先メディア ID

メディア 48 = ストリーム数

フィールド 49 = 一時停止可能操作: 0 = 一時停止不可、1 = 一時停止可能

フィールド 50 = 再開可能操作: 0 = 再開不可、1 = 再開可能

フィールド 51 = 再起動可能: 0 = 再起動不可、1 = 再起動可能

フィールド 52 = データ移動形式

0 = 標準、1 = IR ディスクのみ、2 = IR ディスクとストレージユニット、3 = 合成、4 = ディスクステージング、5 = スナップショット

フィールド 53 = スナップショット操作: 0 = スナップショット不使用、1 = スナップショット使用

フィールド 54 = バックアップ ID

フィールド 55 = 強制終了可能操作: 0 = 強制終了不可、1 = 強制終了可能

フィールド 56 = ホストの制御。このジョブのアクティブ PID を実行しているホスト

フィールド 57 = オフホスト形式

フィールド 58 = ファイバートランスポートの使用。0 = LAN、1 = FT

フィールド 59 = キューの理由

0 = 不明な理由、1 = メディアが使用中、2 = ドライブが使用中、3 = テープメディアサーバーが非アクティブ、4 = サーバーでロボットライブラリが停止している、5 = 最大ジョブ数がストレージユニットに達した、6 = メディア要求の遅延の終了を待機中、7 = ローカルドライブが停止している、8 = NetBackup が使用中のドライブにメディアがある、9 = 物理ドライバを利用できない、10 = クリーニングメディアを利用できない、11 = ドライブスキャンホストが非アクティブ、12 = ディスクメディアサーバーが非アクティブ、13 = メディアサーバーが現在、マスターサーバーに接続されていない、14 = メディアサーバーがクラスタのアクティブノードではない、15 = ストレージユニットの並列実行ジョブが抑制された、16 = ジョブ履歴でドライブが使用中になっている、17 = ディスクボリュームが一時的に利用できない、18 = 並列実行ディスクボリュームリーダーが最大数に達した、19 = ディスクプールが利用できない、20 = FT パイプが使用中、21 = ディスクボリュームをマウント解除している、22 = ディスクボリュームが使用中、23 = 部分的に使っているボリュームが最大数に達した、24 = 論理ソースが上限に達した、25 = ストレージユニットのドライブが使用中、26 = 共有テープドライブのスキャンの停止を待機中、27 = ディスクボリュームのマウントの待機中、28 = テープのマウントポイントがすでに存在する、29 = 処理が保留中、30 = ディスクボリュームの I/O ストリーム数が最大数に達した

フィールド 60 = 重複排除率 (パーセント)

フィールド 61 = アクセラレータの最適化

フィールド 62 =インスタンスのデータベース名

フィールド 63 = Oracle Copilot バックアップ用の NFS 共有をホストするアプライアンス

フィールド 64 = アクセラレータバックアップのデータ転送サイズ (KB)

このコマンドの出力は、バックアップジョブごとに 1 行で構成されます。出力の各行は、次の形式のカンマで区切られたリストです。

jobid,jobtype,state,status,policy,schedule,client
server,started,elapsed,ended,stunit,tries,operation,kbytes,
files,pathlastwritten,percent,jobpid,owner,subtype,policytype,
scheduletype,priority,group,masterserver,retentionlevel
,retentionperiod,compression,kbytestobewritten,filestobe
written,filelistcount,[files],trycount,[trypid,trystunit,
tryserver,trystarted,tryelapsed,tryended,trystatus,trys
tatusdescription,trystatuscount,trystatuslines,trybytes
written,tryfileswritten],parentjob,kbpersec,copy,robot,
vault,profile,session,ejecttapes,srcstunit,srcserver,src
media,dstmedia,stream,suspendable,resumable,restartable,
datamovement,snapshot,backupid,killable,controllinghost,
offhosttype,ftusage,queuereason,dedupratio,
acceleratorOptimization,instancedbname,dumpHost,
kbDataTransferred

このオプションを指定すると、-file オプションによって指定されるファイルに出力が追加されます。-file オプションを指定しない場合、出力は標準出力 (stdout) に送信されます。

このオプションを指定して bpdbjobs を実行すると、アクティビティモニターに状態コード 150 で表示される実行中のジョブが取り消されます。次に例を示します。

bpdbjobs -cancel 11328
bpdbjobs -cancel 11328,11329,11330

指定可能な jobtype の値は、「説明」の項を参照してください。

このオプションを指定して bpdbjobs を実行すると、アクティビティモニターに状態コード 150 で表示される未完了のジョブがすべて取り消されます。次に例を示します。

bpdbjobs -cancel_all

指定したジョブの優先度を変更します。

このオプションを指定して bpdbjobs を実行すると、指定された時間より古い完了済みジョブが削除されます。-keep_hours、-keep_days、-keep_successful_hours または -keep_successful_days パラメータと同時に使用して、保持期間を指定します。次に例を示します。

bpdbjobs -clean -keep_hours 30

このオプションを指定すると、アクティビティモニターに表示されている完了済みのジョブが削除されます。1 つのコマンドで複数のジョブ ID を削除できます。次に例を示します。

bpdbjobs -delete 11328,11329,11330

指定可能な jobtype の値は、「説明」の項を参照してください。

bpjobd からジョブメタデータを取り込みますが、try ファイルと files ファイルはファイルシステムから直接読み込まれます。このオプションは bpdbjobs がリモートホスト (マスターではないホスト) から開始される場合、無視されます。

このオプションでは、bpdbjobs の出力が書き込まれるファイルを指定します。-file オプションを指定しない場合、出力は標準出力 (stdout) に送信されます。

-most_columns を指定した場合よりも少ない情報がレポートに表示されます。

-report および -summary オプションの親ジョブが無視されます。

複数のジョブ ID に関するレポートが表示されます。

指定可能な jobtype の値は、「説明」の項を参照してください。

このオプションを -clean オプションと同時に使用して、完了済みのジョブを bpdbjobs で保持する日数を指定します。デフォルトは 3 日です。

このオプションを -clean オプションと同時に使用して、完了済みのジョブを bpdbjobs で保持する時間数を指定します。デフォルトは 72 時間です。

このオプションを -clean オプションと同時に使用して、正常に完了したジョブを bpdbjobs で保持する日数を指定します。デフォルトは 3 日です。

この値は、-keep_days より小さい数である必要があります。

このオプションを -clean オプションと同時に使用して、正常に完了したジョブを bpdbjobs で保持する時間数を指定します。デフォルトは 72 時間です。

この値は、-keep_hours の値より小さい値を指定する必要があります。

このオプションを指定すると、詳細形式でレポートが表示されます。

このオプションを指定すると、Vault ジョブに固有の追加の列が表示されます。

このオプションは、複数のマスターサーバーが存在する環境に適用されます。-M オプションを指定すると、特定のマスターサーバーに対するジョブの要約、ジョブ ID の削除、ジョブ ID の取り消しおよび実行中のすべてのジョブ ID の取り消しが行われます。

デフォルトでは、bpdbjobs を実行すると、ローカルクロックを基準にして開始時間または終了時間が変換されます。10 分前に開始されたジョブは、マスターサーバーとのタイムゾーンの違いおよびクロックのずれに関係なく 10 分前に開始されたように表示されます。しかし、このオプションを指定するとこの変換が回避され、管理クライアント間で時間の値の一貫性が保たれます。

-all_columns と同様に動作しますが、ファイルリストまたは前回の試行で取得した情報は出力しません。-most_columns は、-all_columns に比べて非常に高速です。

このオプションを指定すると、ヘッダーが出力されません。

このオプションを指定すると、再度実行、一時停止、削除、取り消しが行われたジョブ数のレポートが取り消されます。

このコマンド処理を実行している理由を示します。入力する理由の文字列は取得され、監査レポートに表示されます。文字列は二重引用符 ("...") によって囲む必要があり、512 文字を超えることができません。それはハイフンの文字 (-) から始まり単一の引用符 (') を含む場合がありません。

このオプションを指定すると、アクティビティモニターに格納されたデータのレポートが提供されます。bpdbjobs にオプションを指定しない場合、-report がデフォルトのオプションです。

このオプションを指定すると、jobtype で指定したジョブが再度実行されます。このオプションではバックアップがサポートされており、jobtype として BACkup という語を入力することによって、ジョブを再度実行できます。

このオプションを指定すると、job1,job2,...jobn で指定したジョブ、jobtype で指定したすべての適格なチェックポイントが設定されているバックアップまたはリストアジョブ、または type=all を指定した場合のすべての適格なジョブが再開されます。

指定可能な jobtype の値は、「説明」の項を参照してください。

指定したジョブの優先度を、指定した優先度に設定します。

このオプションを指定すると、サマリー行が NBU/jobs に格納されたすべてのジョブの標準出力 (stdout) に出力されます。パラメータ -U および -L を指定して、コマンドの出力を形式化します。-file オプションを使用して、任意のディレクトリまたはファイルに出力を書き込みます。次に例を示します。

bpdbjobs -summary -U -file /tmp/summary.out

このオプションを指定すると、job1,job2,...jobn で指定したジョブ、jobtype で指定したすべての適格なチェックポイントが設定されているバックアップまたはリストアジョブ、または type=all を指定した場合のすべての適格なジョブが一時停止されます。

指定可能な jobtype の値は、「説明」の項を参照してください。

指定したタイムスタンプより後に完了したジョブレコードをフェッチします。タイムスタンプは次の形式で指定されます。

mm/dd/yyyy hh:mm:ss

NetBackup コマンドの日時の値に求められる形式は、使用しているロケールによって異なります。/usr/openv/msg/.conf ファイル (UNIX) と install_path\VERITAS\msg\LC.CONF ファイル (Windows) はそれぞれのサポート対象ロケールの日時形式などの情報を含んでいます。これらのファイルには、サポートされているロケールおよび書式のリストを追加および変更するための、具体的な方法が含まれています。

システムのロケールについて詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 2』の「NetBackup インストールのロケールの指定について」を参照してください。

このオプションを指定すると、ユーザー形式でレポートが表示されます。NetBackup-Java レポートアプリケーションなどの NetBackup レポート生成ツールでは、このレポート形式が使用されます。

このオプションを指定すると、Vault ジョブに固有の追加の列が表示されます。

このオプションを指定して bpdbjobs を実行すると、次のディレクトリ (存在する場合) 内のデバッグログに追加情報が記録されます。

UNIX システムの場合:

/usr/openv/netbackup/logs/bpdbjobs/*

Windows システムの場合:

install_path\NetBackup\logs\bpdbjobs\*

このオプションを指定すると、バージョン文字列が出力され、停止します。その他のすべてのスイッチは無視されます。