Veritas NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
bpretlevel — マスターサーバーの保持レベルの値を表示または変更します。
概要
bpretlevel [-s | -l | -L | -U] [-M master_server,...]
bpretlevel {-r levelperiod} | -d [-M master_server,...]
UNIX システムでは、このコマンドへのディレクトリパスは /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/ です。
Windows システムでは、このコマンドへのディレクトリパスは install_path\NetBackup\bin\admincmd\
です。
説明
bpretlevel は、100 段階の各保持レベルの期間を設定または変更し、レベルの現在の設定をリストします。期間は、時間、日、週、月、年単位で指定できます。保持レベル 9 と 25 はユーザーが編集できません。
保持値のデフォルトの期間は次のとおりです。
0 (1 週間)
1 (2 週間)
2 (3 週間)
3 (1 カ月間)
4 (2 カ月間)
5 (3 カ月間)
6 (6 カ月間)
7 (9 カ月間)
8 (1 年間)
9 から 100 (無限、即時期限切れの 25 を除く)
メモ:
このコマンドを NetBackup 8.0 以前のメディアサーバーで実行する場合、0 から 24 の間でのみ保持レベルを指定することができます。
オプション
- -s | -l | -L | -U
リストする情報と、その情報の出力形式を指定します。可能な値は次のとおりです。
-s を指定すると、保持レベル、保持期間、相当日数を含む短いリストが表示されます。-s がデフォルト値です。
-l を指定すると、保持レベル、秒数、期間を含むリストが、ヘッダーや書式設定なしで簡略表示されます。
-L を指定すると、保持レベル、相当日数、保持秒数、保持期間を含む長いリストが表示されます。
-U を指定すると、レベル、日数、保持期間のラベルを含むユーザー定義のリストが表示されます。
- master_server
ジョブの保持レベルを報告または変更するマスターサーバーを指定します。
- -d
すべての保持レベルで保持期間をデフォルトに戻します。「説明」に記載されているデフォルト値を参照してください。
- -r level period
指定した保持レベルの保持期間を変更します。9 と 25 以外のすべての保持レベル (level) を編集できます。レベル 9 から 100 は infinity に設定されます。ただし、すぐに期限切れになる設定の 25 を除きます。保持期間 (period) は、日、週、月、年単位で指定するか、infinity (無制限) に設定できます。値と単位との間にはスペースを入れます。たとえば、3 d と入力します。
メモ:
このコマンドを NetBackup 8.0 以前のメディアサーバーで実行する場合、0 から 24 の間でのみ保持レベルを指定することができます。
保持期間は、次のいずれかの方法で入力します。
#hours: hour | hours | h
たとえば、4 時間は 4 h と表すことができます。
#days: day | days | d
たとえば、4 日は 4 d と表すことができます。
#weeks: week | weeks | w
たとえば、8 週間は 8 week と表すことができます。
#months: month | months | m
たとえば、1 カ月は 1 m と表すことができます。
#years: year | years | y
たとえば、1 年は 1 years と表すことができます。
infinite | infinity | i
例
例 - 保持レベル 2 の保持期間を、デフォルト値の 3 週間から 5 週間に変更します。
orbitervm1 # bpretlevel -r 2 5 w
関連項目
bpduplicate(1m)を参照してください。
bpimagelist(1m)を参照してください。
bpimmedia(1m)を参照してください。
bpmedialist(1m)を参照してください。
bpplsched(1m)を参照してください。
bpplschedrep(1m)を参照してください。
nbstl(1m)を参照してください。