Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup Appliance の監視
- NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
- ストレージの構成概要
- Copilot の機能と共有の管理について
- Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
- アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
- アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
- 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
- [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
- 移行ユーティリティについて
- NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
- EEB のインストールについて
- NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
- 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
- [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
- NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
- NetBackup Appliance 設定についての理解
- [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
- [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
- ユーザー認証の設定について
- NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
- [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
- トラブルシューティング
- 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
CIFS 共有と NFS 共有を使った NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
すべてのアプライアンスの構成が完了したら、次の手順で Product Long Name で使用する Windows クライアントまたは UNIX クライアントに NetBackup クライアントソフトウェアをインストールできます。ここでは、CIFS 共有または NFS 共有を介してソフトウェアパッケージをインストールする手順について説明します。
メモ:
クライアントをインストールするには、インストールの前に、アプライアンスに NetBackup クライアントソフトウェアパッケージをダウンロードして、NFS 共有または CIFS 共有に保存していることを確認します。
クライアントのインストール用の共有は、次のとおりです。
NFS: <appliance-name>:/inst/client
CIFS: \\<appliance-name>\install
NetBackup クライアントソフトウェアを CIFS 共有を介して Windows クライアントにインストールする方法
- クライアントソフトウェアが存在するアプライアンスで、管理者のクレデンシャルで Shell Menuにログインします。
- 次のコマンドを使い、CIFS 共有を開きます。
Main > Settings > Share ClientInstall Open
- NetBackup クライアントソフトウェアをインストールする Windows クライアントコンピュータで、管理者としてログオンします。
- アプライアンスの次の CIFS 共有フォルダへのマップまたはディレクトリを開きます。
\\<appliance_name>\install
- Windows の実行可能ファイル quickinstall.exe をクリックします。
この処理で NetBackup クライアントソフトウェアがインストールされ、クライアントにアプライアンスマスターサーバーの名前が追加されます。
- アプライアンスで、次のコマンドを使い、共有ディレクトリを閉じます。
Main > Settings > Share ClientInstall Close
NFS 共有を使用して NetBackup クライアントソフトウェアを UNIX クライアントにインストールするには
- Shell Menuで、管理者のクレデンシャルを使用してマスターアプライアンスにログオンします。
- 次のコマンドを使用して、マスターサーバーアプライアンスの追加サーバーリストにクライアントのホスト名を追加します。
Main > Settings > NetBackup AdditionalServers Add
- 次のコマンドを使い、NFS 共有を開きます。
Main > Settings > Share ClientInstall Open
- NetBackup クライアントソフトウェアをインストールする UNIX クライアントホストで、ルートとしてログオンします。
- 次の NFS 共有をマウントします。
<appliance_name>:/inst/client
- クライアントで、NFS 共有ディレクトリ内のファイルを参照します。次のファイルまたはディレクトリが表示されます。
NetBackup_8.1_CLIENTS2 や NetBackup_8.1_CLIENTS1
.packages
clientconfig
quickinstall.exe
PC_Clnt
docs
unix-client-install
- クライアントで、テキストエディタを使用して次のファイルを開きます。
/inst/client/clientconfig/defaults.txt
- ADDITIONALSERVERS エントリに、この NetBackup ドメインの 1 つ以上のメディアサーバーを追加します。ホスト名のみを使用して、メディアサーバーを指定します。複数のメディアサーバーを追加する場合は、カンマ区切りで列記します。
例:
MASTERSERVER=master123.test.com ADDITIONALSERVERS=media1.test.com,media2.test.come,media3.test.com
メモ:
クライアントホストのバックアップの作成に使用されているメディアサーバーを優先します。この NetBackup ドメイン内のメディアサーバーが不明な場合は、マスターアプライアンスで Main > Settings > NetBackup AdditionalServers Show|ShowAll コマンドを実行します。NetBackup 管理コンソールで、メディアサーバーを調べることもできます。
ファイルを保存して、エディタを終了します。
- クライアントの /tmp ディレクトリに NetBackup 応答ファイル (
NBInstallAnswer.conf
) を作成します。例:
CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT=<fingureprint_value> AUTHORIZATION_TOKEN=<token>
応答ファイルとその内容について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』を参照してください。
- 次の情報を使って
NBInstallAnswer.conf
に値を指定します。CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT=<fingureprint_value>
例 (読みやすくするために指紋の値はまとめられています):
CA_CERTIFICATE_FINGERPRINT=30:A5:9A:D1:18:F0:01:E4:21:E8:0D:A0:
26:95:14:52:7C:7A:58:B1
NetBackup 環境のセキュリティ構成によっては、応答ファイルに
AUTHORIZATION_TOKEN
オプションを追加する必要があります。NetBackup の応答ファイルに関する追加情報を参照できます。
『NetBackup インストールガイド』を参照してください。
CA 証明書の指紋と認証トークンに関する追加情報を参照できます。
『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。
- unix-client-install スクリプトを実行します。
この処理で NetBackup クライアントソフトウェアがインストールされます。
- クライアントで次のファイルを確認します。手順 8 で
defaults.txt
ファイルに追加したメディアサーバー名がbp.conf
ファイルに含まれていることを確認します。/usr/openv/netbackup/bp.conf
- アプライアンスで、次のコマンドを使い、共有ディレクトリを閉じます。
Main > Settings > Share ClientInstall Close
Product Long Name からクライアントへの NetBackup クライアントパッケージのダウンロードを参照してください。
Product Long Name から Windows コンピュータへの NetBackup 管理コンソールのダウンロード