Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup Appliance の監視
- NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
- ストレージの構成概要
- Copilot の機能と共有の管理について
- Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
- アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
- アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
- 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
- [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
- 移行ユーティリティについて
- NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
- EEB のインストールについて
- NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
- 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
- [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
- NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
- NetBackup Appliance 設定についての理解
- [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
- [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
- ユーザー認証の設定について
- NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
- [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
- トラブルシューティング
- 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
Product Long Name の Symantec Data Center Security について
メモ:
以前のアプライアンスリリースでは、Symantec Data Center Security(SDCS)は Symantec Critical System Protection(SCSP)という名前でした。Product Name Appliance 2.7.1 以降へのアップグレードの一部として、アプライアンスの SDCS エージェントが、アンマネージモードに設定されます。 アップグレード前にアプライアンスがマネージモードで動作していた場合は、アップグレードの完了後に必ずアプライアンスをマネージモードにリセットしてください。
また、SDCS 管理サーバーでアプライアンスの IPS および IDS のポリシーも更新する必要があります。 古いポリシーを使用してソフトウェアバージョン 2.7.1 以降を実行しているアプライアンスを管理することはできません。 新しいポリシーは、Web Consoleの[監視 (Monitor)] > [SDCS のイベント (SDCS Events)]ページからダウンロードできます。 また、IPS および IDS のポリシーに設定したカスタム規則やサポートの例外は Product Name Appliance 2.7.1 にアップグレードした後は使用できなくなります。
Symantec Data Center Security: Server Advanced(SDCS)は、データセンターのサーバーを保護するためにシマンテック社が提供するセキュリティソリューションです。 SDCS ソフトウェアはアプライアンスに含まれ、アプライアンスソフトウェアのインストール時に自動的に設定されます。 SDCS はポリシーベースの保護を提供し、ホストベースの侵入防止と検出技術を使ってアプライアンスを保全します。 最小の権限付与による封じ込めで、セキュリティ管理者がデータセンターの複数のアプライアンスを集中的に管理できるようにします。 SDCS エージェントは起動時に実行され、カスタマイズされた Product Long Name の侵入防止システム (IPS) ポリシーおよび侵入検知システム (IDS) ポリシーをエンフォースします。アプライアンスの SDCS ソリューション全体で次の機能を提供します。
Linux OS コンポーネントの強化
OS の脆弱性によりマルウェアが基本ホストシステムの整合性を阻害しないようにするか、またはマルウェアを含めます。
データ保護
システム権限に関係なく、アクセスを必要とするプログラムと活動のみにアプライアンスのデータアクセスを限定します。
アプライアンススタックの強化
アプリケーションまた信頼されたプログラムおよびスクリプトによって変更が強固に制御されるように、アプライアンスアプリケーションのバイナリと構成の設定がロックダウンされます。
検出機能と監査機能の拡張
補正制御として法規制 (PCI など) に対処する有効で完全な監査証跡を確認するために、重要なユーザーやシステムの処理の表示を拡張します。
集中管理モードによる操作
ユーザーは、SDCS が管理する複数のアプライアンスや他の企業システム全体のセキュリティを統合的に表示するために集約型 SDCS マネージャを使うことができます。
アプライアンスへの SDCS の実装は、アンマネージモードまたはマネージモードで操作できます。 デフォルトでは、SDCS はアンマネージモードで動作して、ホストベースの侵入防止と検出技術を使ってアプライアンスを保全します。 NetBackup アプライアンスは、SDCS サーバーに接続していないときはアンマネージモードになります。 アンマネージモードでは、Web Consoleから SDCS イベントを監視できます。 ログイベントを監視するには、[監視]>[SDCS イベント]を使います。 イベントは NetBackup Appliance IPS と IDS ポリシーを使って監視されます。 これらのポリシーは初期構成のときに自動的に適用されます。 特定のイベントをフィルタ処理して表示するには、[ログのフィルタ]をクリックします。
マネージモードでは、アプライアンスの SDCS エージェントは、アプライアンスの保護を継続し、集中管理およびログ分析のために外部 SDCS サーバーにも接続します。 マネージモードでは、アプライアンスは SDCS サーバーに接続され、イベントは SDCS 管理コンソールを使って監視されます。 このモードでは、1 つの SDCS サーバーを使って複数のアプライアンスを監視できます。 SDCS エージェントは、SDCS サーバーにイベントを送るのに使われる各 NetBackup アプライアンスとともに設定されます。
図: マネージモードでの SDCS 実装 はマネージモードの SDCS を示します。
マネージモードを設定するには、SDCS サーバーと管理コンソールをインストールし、次にアプライアンスを SDCS サーバーに接続します。
[監視]>[SDCSイベント]から次を実行します。
NetBackup Appliance IPS と IDS ポリシーのダウンロード
SDCS 管理コンソールを使ってこれらのポリシーを適用
NetBackup アプライアンスをサーバーに接続
サーバーに接続されたすべての NetBakup アプリケーションのイベントの監視
[監視]>[SDCS イベント]>[SDCSサーバーに接続]から次を実行します。
SDCS サーバー詳細の追加
TBD のダウンロード
SDCS サーバーへの接続
アプライアンスへの SDCS 実装について詳しくは、『NetBackup Appliance セキュリティガイド』を参照してください。