Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup Appliance の監視
- NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
- ストレージの構成概要
- Copilot の機能と共有の管理について
- Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
- アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
- アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
- 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
- [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
- 移行ユーティリティについて
- NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
- EEB のインストールについて
- NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
- 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
- [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
- NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
- NetBackup Appliance 設定についての理解
- [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
- [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
- ユーザー認証の設定について
- NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
- [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
- トラブルシューティング
- 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
IPv4-IPv6 ベースのネットワークサポートについて
Product Long Name はデュアルスタック IPv4-IPv6 ネットワークでサポートされ、バックアップとリストアの目的で IPv6 クライアントと通信できます。IPv6 アドレスをアプライアンスに割り当て、DNS を構成し、IPv6 ベースシステムを含めるようにルーティングを構成できます。
Web Consoleまたは Shell Menuを使って IPv4 と IPv6 のアドレス情報を入力できます。
IPv6 アドレスに関する次の注意事項を確認してください。
Product Long Name は、ピュア IPv6 ネットワークをサポートしません。アプライアンス用の IPv4 アドレスを構成する必要があります。構成しない場合、(hostname set コマンドを必要とする) 初期構成に失敗します。 このコマンドを機能させるには、少なくとも 1 つの IPv4 アドレスが必要です。
たとえば、特定のホストの hostname を v46 に設定するとします。 これを実行するには、特定のホストに少なくとも 1 つの IPv4 アドレスがあることを最初に確認し、次のコマンドを実行します。
Main_Menu > Network > Hostname set v46
使用できるのはグローバルアドレスのみです。リンクローカルスコープまたはノードローカルスコープのアドレスは使用できません。 グローバルスコープアドレスと一意のローカルアドレスは両方ともホストによってグローバルアドレスとして扱われます。
グローバルスコープ IP アドレスは、グローバルにルーティング可能なアドレスを意味します。 一意のローカルアドレスはグローバルアドレスとして扱われます。
同じコマンドで、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを使うことはできません。 たとえば、Configure 9ffe::9 255.255.255.0 1.1.1.1 を使うことはできません。 Configure 9ffe::46 64 9ffe::49 eth1 を使う必要があります。
IPv6 アドレスへの IPv4アドレスの埋め込みはサポートされていません。 たとえば、9ffe::10.23.1.5 のようなアドレスを使うことはできません。
アプライアンスのメディアサーバーの IPv6 アドレスとホスト名が使用可能な場合は、マスターサーバーにアプライアンスのメディアサーバーを追加できます。
たとえば、マスターサーバーにアプライアンスのメディアサーバーを追加するには、アプライアンスのメディアサーバーの IPv6 アドレスを次のように入力します。
例:
Main > Network > Hosts add 9ffe::45 v45 v45
Main > Settings > NetBackup AdditionalServers Add v45
アプライアンスのメディアサーバーの IPv4 アドレスを提供する必要はありません。
純粋な IPv6 クライアントは、NetBackup の場合と同様の方法でサポートされます。
NIC (Network Interface Card) または結合に対して IPv4 アドレスを 1 つのみ入力できます。 ただし、NIC または結合に対して複数の IPv6 アドレスを入力できます。
NFS (Network File System) または CIFS (Common Internet File System) のプロトコルは、アプライアンスの IPv4 ネットワーク上でサポートされます。 NFS または CIFS は、IPv6 ネットワークではサポートされません。
NetBackup クライアントが IPv6 上のメディアサーバーアプライアンスと通信できるようになりました。
Main_Menu > Network > Hosts コマンドは、1 つの NIC (Network Interface Card) を持つ同じホスト名への複数の IPv6 アドレスの割り当てをサポートします。 ただし、このコマンドでは、1 つの NIC を持つ特定のホスト名に 1 つの IPv4 アドレスのみを割り当てることができます。
ゲートウェイアドレスを指定せずにネットワークインターフェースの IPv6 アドレスを追加できます。
詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。