Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup Appliance の監視
- NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
- ストレージの構成概要
- Copilot の機能と共有の管理について
- Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
- アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
- アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
- 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
- [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
- 移行ユーティリティについて
- NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
- EEB のインストールについて
- NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
- 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
- [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
- NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
- NetBackup Appliance 設定についての理解
- [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
- [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
- ユーザー認証の設定について
- NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
- [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
- トラブルシューティング
- 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
LDAP サーバーの構成の追加
LDAP サーバーを構成するには
- Web Consoleにログオンします。
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [LDAP]をクリックして、[LDAP サーバーの構成 (LDAP Server Configuration)]を展開します。
- [新しい構成を追加 (Add new configuration)]を選択します。
アプライアンスに、新しい構成を作成するためのフィールドが表示されます。
- 次のフィールドに基づいて構成情報を入力します。
フィールド
説明
例
サーバー名/IP (Server Name/IP)
LDAP サーバーの FQDN または IP アドレスを入力します。
メモ:
指定の LDAP サーバーは RFC2307bis に準拠している必要があります。 RFC2307bis は、IPv6 アドレスを持つホストが望ましい形式で書かれるように指定します。たとえば、アドレスのすべてのコンポーネントが示され、先行のゼロが省略されるように指定します。
ベース DN (Base DN)
ベースディレクトリ (LDAP のディレクトリツリーの最上位レベル) の名前を入力します。
OU= ExampleUsers、dc= mydomain
バインド DN (Bind DN)
結合ディレクトリの名前を入力します。バインド DN は、検索ベース内部の LDAP ディレクトリを外部的に検索するための認証として使われています。
DC=com
パスワード (Password)
LDAP サーバーにアクセスするためのパスワードを入力します。
共通ユーザー名 (Common User Name)
LDAP サーバー上の既存の LDAP ユーザー名を入力します。
NBUApplianceAdmin
共通グループ名 (Common Group Name)
LDAP サーバー上の既存の LDAP ユーザーグループの名前を入力します。
SSL 証明書が必要 (SSL Certificate Required)
LDAP サーバーに対して SSL 証明書を有効にするためのドロップダウンリストが表示されます。 このドロップダウンリストには、次のオプションが表示されます。
[はい (Yes)] - SSL 証明書の追加を許可する場合に選択
[いいえ (No)] - LDAP サーバーの構成を SSL 証明書なしで続行する場合に選択
[TLS を開始 (Start TLS)]
メモ:
LDAP 構成で[TLS を開始 (Start TLS)]オプションと[はい (Yes)]オプションを使うとき、初期設定は SSL 以外のチャネルで行われます。 LDAP 接続と初期検出フェーズが完了すると、SSL チャネルがオンになります。このフェーズでも、確立された SSL チャネルはサーバー側の証明書検証を行いません。 この検証は、サーバーのルート証明書が[証明書を設定 (Set Certificate)]オプションを使って明示的に設定された後に開始されます。 詳しくは、SSL 証明書の設定を参照してください。
ディレクトリの種類
ドロップダウンリストから LDAP ディレクトリタイプを選択します。利用可能なオプションは次のとおりです。
OpenLDAP
ActiveDirectory
その他
標準的な OpenLDAP ディレクトリサービスを使う場合、[OpenLDAP]を選択します。
AD を LDAP ディレクトリサービスとして使う場合、[ActiveDirectory]を選択します。
異なる種類の LDAP ディレクトリサービスを使う場合、[その他 (Others)]を選択します。
UID と GID の競合を検証 (Validate UIDs and GIDs for Conflicts)
このチェックボックスにチェックマークを付けると、ユーザー ID とグループ ID を検証し、NetBackup アプライアンスと LDAP サーバーの間の競合を識別します。
メモ:
[共通ユーザー名 (Common User Name)]と[共通グループ名 (Common Group Name)]フィールドは、LDAPの構成を完了するために必須ではありません。 ただし、それらのフィールドを完成しない場合、それらを手動で追加するまで LDAP ユーザーまたは LDAP グループは[設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [ユーザー管理 (User Management)]の下に表示されません。
- [構成 (Configure)]をクリックして、入力されたパラメータを使って LDAP 認証を構成します。
アプライアンスによって新しい LDAP サーバーが構成されて有効になり、[属性マッピング (Attribute Mapping)]と[構成パラメータ (Configuration Parameters)]テーブルが表示されます。