Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup Appliance の監視
- NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
- ストレージの構成概要
- Copilot の機能と共有の管理について
- Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
- アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
- アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
- 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
- [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
- 移行ユーティリティについて
- NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
- EEB のインストールについて
- NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
- 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
- [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
- NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
- NetBackup Appliance 設定についての理解
- [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
- [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
- ユーザー認証の設定について
- NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
- [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
- トラブルシューティング
- 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
[監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]オプション
アプライアンスが正しく動作するためには、アプライアンスのハードウェアコンポーネントを監視することが重要です。
Web Consoleの[監視 (Monitor)]、[ハードウェア (Hardware)]ページでハードウェア、ストレージデバイス、それらに関連付けられているすべてのコンポーネントを監視できます。 コールホームが有効にされていて、修理可能なイベントの場合には、この情報もベリタスのサポートに自動的に送られます。 ハードウェア監視情報によって、ベリタスは、プロアクティブなサービスを提供し、すべてのハードウェアの問題をより迅速に解決に導くことができます。
ハードウェア監視を使って、次の表に一覧表示されているアプライアンスハードウェアとストレージコンポーネントを監視できます。
表: 52xx アプライアンスで監視するハードウェアコンポーネント
アプライアンス | ディスク、RAID、ファン、電源、CPU、温度、ファイバーチャネル HBA、PCI、ネットワークカード、アダプタ |
ストレージシェルフ | ディスク、ファン、電源、温度 |
表: 53xx アプライアンスで監視するハードウェアコンポーネント
アプライアンス | ディスク、RAID、ファン、電源、CPU、温度、ファイバーチャネル HBA、PCI、ネットワークカード、ストレージ接続 |
プライマリストレージシェルフ | ディスク、ファン、バッテリバックアップ装置 (BBU)、コントローラ、ボリューム、ボリュームグループ、電源、温度 |
拡張ストレージシェルフ | ディスク、ファン、電源、温度 |
[監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]ページの左ペインには、アプライアンスとストレージが一覧表示されます。右ペインには、アプライアンスと接続されたストレージの[コンポーネントの概略 (Summary of components)]が表示されます。 ストレージデバイスには、52xx ストレージシェルフ、53xx プライマリストレージシェルフ、53xx 拡張ストレージシェルフがあります。健全性状態、エラー、警告などの詳細を表示するには、任意のコンポーネントをクリックします。
表示される情報は、最後のコールホームハートビートから生成されます。最新のハードウェアの情報を取得するには、更新アイコンをクリックします。
アプライアンスのハードウェアコンポーネントのいずれかでエラーや警告がレポートされると、コンポーネントアイコンがハイライトされ、数値が示されます。ハードウェアアイコンが赤でハイライトされた場合はエラー状態であることを示し、黄色でハイライトされた場合は警告を示します。数値はハードウェアコンポーネントで起きたエラーまたは警告の数を示します。
ハードウェアの健全性状態について詳しい情報を表示するには、ハードウェアコンポーネントのアイコンをクリックします。ハードウェアコンポーネントをクリックするとポップアップウィンドウが開き、ハードウェアコンポーネントの健全性状態についての情報が表示されます。
5330 アプライアンスで、ハードウェアコンポーネント間の接続を表示して、接続の状態を確認できます。 [アプライアンスのコンポーネントの概略 (Summary of components for appliance)]で[ストレージ接続 (Storage Connections)]をクリックします。次のポップアップウィンドウが開きます。
アプライアンス、プライマリシェルフ、拡張シェルフ間の接続の概要を表示するには、ハードウェアコンポーネント間のケーブルをクリックします。
同様に、NetBackup 5340 アプライアンスの[監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]ページに計算ノードとプライマリストレージシェルフ間のファイバーチャネル (FC) 接続の状態が表示されます。
ケーブル接続について詳しくは、『NetBackup Appliance ハードウェアのインストールガイド』を参照してください。
52xx アプライアンスでは、アプライアンスのディスクコンポーネントとストレージシェルフに、ビーコンを点灯するオプションがあります。 このビーコンは、52xx アプライアンスやストレージシェルフ内でディスクを見つけるときに役立ちます。
5330 アプライアンスでは、アプライアンスのディスクコンポーネントに、ビーコンを点灯するオプションがあります。このビーコンは、5330 コンピュータノードでディスクを見つけるときに役立ちます。
メモ:
5330 アプライアンスの場合、ビーコンオプションは計算ノード上のディスクに対してのみ利用可能です。プライマリシェルフまたは拡張シェルフ上のディスクに対しては利用できません。
5340 アプライアンスでは、ストレージシェルフにビーコンを点灯するオプションが用意されています。エンクロージャが点灯するようにビーコンオプションを設定すると、ストレージシェルフ内の個々のディスクは点灯しません。個々のディスクまたは WWID を持つディスクグループを点灯するようにビーコンオプションを設定すると、その特定の ID が点灯します。
メモ:
5340 アプライアンスの場合、ビーコンオプションは Shell Menuで設定できます。このオプションは、Web Consoleでは設定できません。
[監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]ページでビーコンを点灯するには
アプライアンスモデルに応じて次の操作を実行します。
52xx アプライアンスの場合は、[アプライアンスのコンポーネントの概略 (Summary of components for appliance)]または[ストレージシェルフのコンポーネントの概略 (Summary of components for storage shelf)]で[ディスク (Disk)]アイコンをクリックする
5330 アプライアンスの場合は、[アプライアンスのコンポーネントの概略 (Summary of components for appliance)]の[ディスク (Disk)]アイコンをクリックする
- 表示されるポップアップウィンドウで、点灯するディスク ID を選択し、[ビーコン (Beacon)]をクリックします。
複数のビーコンを 1 度に点灯するには、キーボードで Shift+Ctrl を押しながら、見つけるディスクのそれぞれをクリックします。 選択したすべてのディスクがハイライトされたら、[ビーコン (Beacon)]をクリックします。
- ポップアップウィンドウに次のメッセージが表示されます。
Enter the duration in minutes (from 1 to 300) for which the disk drive light should flash: (in minutes)
ディスクのビーコンライトを点灯する時間を指定する必要があります。 時間 (分) を入力した後、[OK]をクリックします。
選択したビーコンが指定した時間点灯します。 処理が完了すると、[ビーコン (Beacon)]ポップアップウィンドウの結果が更新されます。