Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup Appliance の監視
- NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
- ストレージの構成概要
- Copilot の機能と共有の管理について
- Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
- アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
- アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
- 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
- [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
- 移行ユーティリティについて
- NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
- EEB のインストールについて
- NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
- 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
- [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
- NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
- NetBackup Appliance 設定についての理解
- [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
- [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
- ユーザー認証の設定について
- NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
- [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
- [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
- トラブルシューティング
- 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
出荷時設定へのリセット操作に関するベストプラクティス
このトピックには、出荷時設定へのリセット操作に関するベストプラクティス情報が含まれています。
52xx マスターサーバーまたはメディアサーバーがバージョン 2.6.0.1 にアップグレードされている場合は、出荷時設定へのリセット操作はサポートされません。出荷時設定へのリセットがサポートされるのは、52xx アプライアンスにバージョン 2.6.0.1 以降がクリーンインストールされた場合、または 52xx アプライアンスがバージョン 2.6.0.1 以降に再イメージングされた場合のみです。
出荷時設定である以前のソフトウェアバージョンへのリセットを行う場合は、ストレージもリセットすることを推奨します。アプライアンス上で出荷時設定である以前のバージョンへのリセットを行うと、ストレージにアクセスできなくなります。
ストレージをリセットしないで出荷時設定へのリセットを行う場合は、出荷時設定を実行する前のバージョンにアプライアンスを更新するパッチを適用する必要があります。パッチは、アプライアンスに他の操作を実行する前に適用する必要があります。
出荷時設定へのリセット時に Storage Reset オプションを選択すると、データまたはストレージは削除されないことがあります。これは、1 つまたは複数のパーティションが使用中であるか、または一部のプロセスがパーティションにアクセス中の場合に発生します。このシナリオでストレージを削除するには、出荷時設定へのリセットを実行した後に Support > Storage Reset コマンドを実行します。
次に、ストレージがリセットされないときに表示されるエラーメッセージの例を示します。
- [Error] Failed to unmount the 'Configuration' partition '0' because the partition is currently in use. Restarting the appliance and retrying the operation may help to resolve the issue. Contact Veritas Technical Support if the issue persists.
メモ:
Storage Reset コマンドはアプライアンスが出荷時の状態のときのみ利用可能です。
ストレージのリセットを実行する前に、接続されたすべてのテープライブラリの所有権を削除します。テープライブラリがアプライアンスに関連付けられたままの場合、出荷時の設定へのリセットに失敗する原因になります。
出荷時設定へのリセットを実行する前に、接続されているストレージのディスクを削除する場合は、RAID コントローラの保存済みのキャッシュを消去する必要があります。
詳しくは、『NetBackup Appliance トラブルシューティングガイド』の「出荷時設定へのリセット実行後 RAID が保持しているキャッシュを廃棄する」を参照してください。
出荷時設定へのリセット処理中にストレージユニットシェルフを取りはずすと、出荷時設定へのリセット操作が失敗することがあります。ベリタスは、出荷時設定へのリセット中に、取り付けられているすべてのストレージユニットシェルフをそのままにしておくことをお勧めします。
出荷時設定へのリセットを実行する前に、必ずすべての実行中のバックアップジョブ、複製ジョブ、またはリストアジョブを停止してください。バックアップジョブ、複製ジョブ、またはリストアジョブの実行中に出荷時設定へのリセットを実行すると、メディアサーバーアプライアンスに属するマスターサーバー上のストレージオブジェクト、ストレージユニット、ディスクプール、およびストレージサーバーはクリーンアップされません。
???を参照してください。