Veritas NetBackup™ Appliance 管理者ガイド

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Product(s): Appliances (3.1 (5340), 3.1 (5330), 3.1 (5240), 3.1 (5230), 3.1 (5220))
  1. 概要
    1.  
      NetBackup Appliance について
    2.  
      マスターサーバーの役割について
    3.  
      メディアサーバーの役割について
    4. Web Consoleへのアクセスについて
      1.  
        アプライアンスによってサポートされる Web ブラウザ
      2.  
        Mozilla Firefox の[Untrusted Connection]ページの無効化
    5. Shell Menuについて
      1.  
        Shell Menuへのログオン
      2.  
        Shell Menuの制限事項
      3.  
        構成されていないアプライアンスに対するコマンドの制限
    6. アプライアンスのコンソールコンポーネントについて
      1.  
        タイトルバーのリンクの使用について
      2.  
        ヘルプへのアクセスと使用
      3.  
        Web ブラウザのブックマークの使用について
      4.  
        クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の防止
    7.  
      Web Consoleのログインページについて
    8.  
      NetBackup アプライアンスのホームページ
    9.  
      Product Long Name の共通タスク
    10.  
      NetBackup アプライアンスのマニュアルについて
  2. NetBackup Appliance の監視
    1.  
      NetBackup Appliance の監視について
    2. ハードウェアの監視と警告について
      1. [監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]オプション
        1.  
          監視対象ハードウェアコンポーネント
      2.  
        NetBackup Appliance からの電子メール通知について
    3. Product Long Name の Symantec Data Center Security について
      1.  
        監視 > SDCS イベント
      2.  
        SDCS 監査ログの詳細の表示
      3.  
        SDCS 監査ログのフィルタ
      4.  
        SDCS 監査ログ保持指定の設定
      5. Symantec Data Center Security のダウンロードについて
        1.  
          Product Name アプライアンスからの IPS ポリシーと IDS ポリシーのダウンロード
      6.  
        SDCS サーバーへの接続
      7.  
        Product Name アプライアンスで SDCS をアンマネージモードに戻す
  3. NetBackup Appliance Web コンソールから行う NetBackup Appliance の管理
    1.  
      [管理 (Manage)]ビューについて
    2. ストレージの構成概要
      1.  
        [管理 (Manage)]>[ストレージ (Storage)]
      2.  
        [管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)] > [共有 (Shares)]
      3.  
        [管理 (Manage)] > [ストレージ (Storage)] > [ユニバーサル共有 (Universal Shares)]
      4.  
        パーティションの詳細の確認
      5.  
        パーティションのサイズ変更
      6.  
        [サイズの変更 (Resize)]ダイアログ
      7.  
        サイズ変更に関連する問題のトラブルシューティング
      8.  
        パーティションの移動
      9.  
        [<partition> の移動 (Move <partition>)]ダイアログ
      10.  
        最適なパフォーマンスのために、MSDP パーティションをベースディスクから拡張ディスクに移動する
      11.  
        Web Consoleからストレージデバイスのスキャン
      12.  
        新しく利用可能なディスクからのストレージ領域の追加
      13.  
        既存のストレージディスクの削除
      14.  
        ストレージ操作タスクの進行状況の監視
      15.  
        Shell Menuを使ったストレージデバイスのスキャン
      16. Copilot の機能と共有の管理について
        1.  
          最適化された共有と最適化された共有の予約について
        2.  
          共有の作成
        3.  
          共有の編集
        4.  
          共有の削除
        5.  
          共有の移動
        6.  
          最適化された共有の予約の作成
        7.  
          最適化された共有の予約の削除
        8.  
          Shell Menuを使用した共有情報の表示
        9.  
          NFS のエクスポートオプション
        10.  
          ユニバーサル共有のマウント
      17. Show コマンドを使ったストレージ領域情報の表示について
        1.  
          すべてのストレージ情報の表示
        2.  
          ディスク情報の表示
        3.  
          パーティション情報の表示
        4.  
          ディスクのパーティションの分布の表示
      18.  
        ストレージの電子メールでのアラートについて
    3. アプライアンスのサポート対象テープデバイスについて
      1.  
        NetBackup Appliance への外部ロボットの追加
    4. アプライアンスに対するホストパラメータの構成について
      1.  
        [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [データバッファ (Data Buffer)]オプション
      2.  
        データバッファのパラメータの構成
      3.  
        [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [ライフサイクル (Lifecycle)]オプション
      4.  
        ライフサイクルパラメータの構成
      5. 重複排除ソリューションの構成について
        1.  
          5230 メディアアプライアンスへの重複排除ソリューションの追加
        2.  
          [管理 (Manage)]>[ホスト (Host)]>[重複排除 (Deduplication)]
        3.  
          重複排除パラメータの構成
      6. BMR の統合について
        1.  
          [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [詳細 (Advanced)]オプション
        2.  
          Web Consoleからの BMR の有効化
      7. [管理 (Manage)] > [ホスト (Host)] > [IPMI]オプション
        1.  
          IPMI のリセット
    5. 管理 (Manage) > アプライアンスのリストア (Appliance Restore)
      1. アプライアンスのチェックポイントの作成について
        1.  
          アプライアンスのチェックポイントの作成
        2.  
          チェックポイントの作成の状態
        3.  
          アプライアンスのシェルメニューからのアプライアンスチェックポイントの作成
      2. チェックポイントへのロールバックについて
        1.  
          アプライアンスのロールバックについて
        2.  
          アプライアンスのロールバックの検証について
        3.  
          Web Consoleからアプライアンスのチェックポイントへのロールバック
        4.  
          チェックポイントのロールバック状態について
        5.  
          アプライアンスのシェルメニューからのアプライアンスチェックポイントへのロールバック
      3. NetBackup アプライアンスの出荷時設定へのリセットについて
        1.  
          出荷時設定へのリセット操作に関するベストプラクティス
        2.  
          Web Consoleからの出荷時設定へのリセットの開始
        3.  
          出荷時設定へのリセットの状態について
        4.  
          アプライアンスのシェルメニューからの出荷時設定へのリセットの開始
    6. [管理 (Manage)]>[ライセンス (License)]
      1.  
        Product Long Name でのライセンスキーの管理
      2.  
        評価ライセンスキーが期限切れになった場合の恒久ライセンスキーの追加
    7. 移行ユーティリティについて
      1.  
        [管理 (Manage)]、[移行ユーティリティ (Migration Utility)]、[移行の構成 (Configure Migration)]
      2.  
        [管理 (Manage)]>[移行ユーティリティ (Migration Utility)]>[移行状態 (Migration Status)]
      3.  
        新しい移行タスクの構成
      4.  
        移行タスクの状態の表示
      5.  
        移行ユーティリティのベストプラクティス
    8. NetBackup Appliance のソフトウェアリリース更新
      1.  
        [管理 (Manage)]>[ソフトウェア更新 (Software updates)]
      2. アプライアンスのソフトウェアリリース更新をダウンロードする方法
        1.  
          Web Consoleを使用した NetBackup Appliance へのソフトウェア更新のダウンロード
        2.  
          NetBackup アプライアンスへのソフトウェア更新の直接ダウンロード
        3.  
          クライアント共有を使用した NetBackup Appliance へのソフトウェア更新のダウンロード
      3.  
        Shell Menuを使用した NetBackup Appliance ソフトウェア更新のインストール
      4.  
        アップグレードするアプライアンスサーバー
      5.  
        ソフトウェア更新のインストール状態
    9. EEB のインストールについて
      1.  
        EEB のインストール
    10. NetBackup 管理コンソールとクライアントソフトウェアのインストールについて
      1.  
        CIFS 共有と NFS 共有を使った NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
      2.  
        Product Long Name からクライアントへの NetBackup クライアントパッケージのダウンロード
      3.  
        Product Long Name から Windows コンピュータへの NetBackup 管理コンソールのダウンロード
    11. 管理 (Manage) > 追加サーバー (Additional Servers)
      1.  
        アプライアンスに追加したサーバーの管理
    12.  
      [管理 (Manage)] > [証明書 (Certificates)]
    13. [管理 (Manage )] > [高可用性 (High Availability)]
      1.  
        Web Consoleからの高可用性構成の監視
  4. NetBackup Appliance シェルメニューを使った NetBackup Appliance の管理
    1.  
      NetBackup Appliance での帯域幅の拡張
    2.  
      最大伝送単位サイズの設定について
    3. OpenStorage プラグインのインストールについて
      1.  
        OpenStorage プラグインのインストール
      2.  
        OpenStorage プラグインのアンインストール
    4. リモート NFS のマウントについて
      1.  
        リモート NFS ドライブのマウント
      2.  
        NFS ドライブのマウント解除
    5. アプライアンスからの NetBackup コマンドの実行について
      1. NetBackup 管理者の機能について
        1.  
          Product Long Name での NetBackup コマンドの実行
        2. Product Long Name での NetBackup タッチファイルの作成
          1.  
            NetBackup 通知スクリプトのロード
        3.  
          NetBackup オペレーティングシステムコマンドについて
        4.  
          Product Long Name で NetBackup コマンドを実行する場合のベストプラクティス
        5.  
          Product Long Name で NetBackup コマンドを実行する場合の既知の制限事項
      2. NetBackup 管理者ユーザーアカウントの作成
        1.  
          NetBackup 管理者としてログオン
        2.  
          NetBackup 管理者のユーザーアカウントパスワードの管理
        3.  
          NetBackup 管理者アカウントの監査
      3.  
        NetBackup 管理者ユーザーアカウントの削除
      4.  
        NetBackup 管理者ユーザーアカウントの表示
    6. アプライアンス間の自動イメージレプリケーションについて
      1. NetBackup アプライアンス間の自動イメージレプリケーションについて
        1.  
          信頼できるマスターサーバーの追加
        2.  
          自動イメージレプリケーションの前提条件
        3. レプリケーションターゲットの構成
          1.  
            アプライアンスの重複排除パスワードの判断
      2.  
        NetBackup Appliance と重複排除アプライアンス間の自動イメージレプリケーションについて
    7. 外部サーバーへのログ転送について
      1.  
        TLS 証明書のアップロード
      2.  
        ログ転送の有効化
      3.  
        ログの転送間隔の変更
      4.  
        ログ転送構成の表示
      5.  
        ログ転送の無効化
    8. 高可用性構成について
      1.  
        状態の確認
      2.  
        資産タグの取得
      3.  
        サービスの切り替え
      4.  
        ノードの削除
    9. 非認定ディスク消去について
      1.  
        非認定ディスク消去の構成
      2.  
        非認定ディスク消去の状態の表示
      3.  
        非認定ディスク消去の中止
  5. NetBackup Appliance 設定についての理解
    1.  
      アプライアンス設定の変更について
    2. [設定 (Settings)] > [通知 (Notifications)]
      1. [設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[アラートの構成 (Alert configuration)]
        1.  
          警告の構成の設定の構成
        2. SNMP について
          1.  
            MIB (Management Information Base) について
        3. コールホームについて
          1.  
            Shell Menuからのコールホームの有効化と無効化
          2.  
            Shell Menuからのコールホームプロキシサーバーの構成
          3.  
            コールホームワークフローの理解
          4.  
            Product Improvement Program について
      2. [設定 (Settings)]>[通知 (Notifications)]>[ログインバナー (Login Banner)]
        1.  
          アプライアンスのログインバナーの作成
        2.  
          アプライアンスのログインバナーの削除
      3. [設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[登録 (Registration)]
        1.  
          AutoSupport について
    3. [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]
      1.  
        NetBackup Appliance の VLAN 構成
      2. [設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]>[ネットワーク設定 (Network Settings)]
        1.  
          Product Name Model Name 計算ノードのイーサネットポートの構成
        2. WAN の最適化について
          1.  
            ネットワークインターフェースポートまたはネットワークインターフェースポート結合のための WAN の最適化を有効にする方法
          2.  
            ネットワークインターフェースポートまたはネットワーク結合のための WAN の最適化を無効にする方法
          3.  
            WAN の最適化の状態の表示
        3.  
          ネットワークと VLAN 構成のガイドライン
        4.  
          結合の作成
        5.  
          VLAN のタグ付け
        6.  
          静的ルートの追加
      3. 設定 (Settings) > ネットワーク (Network) > ファイバートランスポート (Fibre Transport)
        1.  
          HBA ポートモード構成表について
        2.  
          ファイバートランスポートメディアサーバー設定の構成
        3.  
          他の Product Name アプライアンスへのファイバートランスポートの構成
        4.  
          最適化複製とレプリケーション用にターゲットアプライアンスでファイバートランスポートを構成する
      4. 設定 (Settings) > ネットワーク (Network) > ホスト (Host)
        1.  
          DNS およびホスト名解決 (DNS 以外) の構成設定の変更
      5.  
        IPv4-IPv6 ベースのネットワークサポートについて
    4.  
      [設定 (Settings)]>[日付と時刻 (Date and Time)]
    5. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)]
      1. ユーザー認証の設定について
        1.  
          一般的なユーザー認証ガイドライン
      2. NetBackup アプライアンスユーザーの権限の確認について
        1.  
          Product Long Name ユーザーロール権限
      3.  
        [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]
      4. [設定 (Settings)]>[認証 (Authentication)]>[LDAP]
        1.  
          LDAP サーバーの構成の追加
        2.  
          LDAP サーバー構成のインポート
        3.  
          SSL 証明書の設定
        4.  
          LDAP 構成のエクスポート
        5.  
          LDAP ユーザー認証の構成解除
        6.  
          LDAP サーバー構成の有効化
        7.  
          LDAP サーバー構成の無効化
        8.  
          LDAP の構成パラメータの削除
        9.  
          LDAP の構成パラメータの追加
        10.  
          LDAP の属性マップの追加
        11.  
          LDAP の属性マップの削除
      5. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Active Directory]
        1.  
          Active Directory サーバー構成の追加
        2.  
          Active Directory ユーザー認証の構成解除
      6. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [Kerberos NIS]
        1.  
          Kerberos-NIS 認証の構成の追加
        2.  
          Kerberos-NIS ユーザー認証の構成解除
      7. [設定 (Settings)] > [認証 (Authentication)] > [サーバーの構成 (Server Configuration)]
        1.  
          アプライアンスユーザーの追加
        2.  
          アプライアンスユーザーの削除
        3.  
          アプライアンスユーザーグループの追加
        4.  
          アプライアンスユーザーグループの削除
        5.  
          ユーザーとユーザーグループへのロールの付与
        6.  
          ユーザーとユーザーグループのロール取り消し
        7.  
          ユーザーグループの同期
    6.  
      設定 (Settigns) > パスワード管理 (Password Management)
  6. トラブルシューティング
    1.  
      Support コマンドの使用によるログファイルの表示
    2.  
      Browse コマンドを使用した Product Long Name ログファイルの参照場所
    3. ディザスタリカバリについて
      1.  
        NetBackup カタログのリストアを使用した NetBackup アプライアンスのマスターサーバーのリカバリ
    4.  
      DataCollect コマンドを使ったデバイスログの収集
  7. 重複排除プールカタログのバックアップとリカバリ
    1.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシー
    2.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシーの自動構成
    3.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシーの手動構成
    4.  
      重複排除プールカタログのバックアップポリシーの手動更新
    5.  
      重複排除プールカタログのリカバリ

Shell Menuを使用した NetBackup Appliance ソフトウェア更新のインストール

次の手順を実行して、アプライアンスのアップグレードを開始します。

Shell Menuを使用してダウンロードしたリリース更新をインストールするには

  1. 次のアップグレード前のタスクが既に実行されていることを確認します。
    • すべてのジョブが停止または一時停止され、SLP も一時停止されている。

    • Support > Test Software コマンドが実行され、Pass の結果が返されている。

    • すべての必要な RHEL プラグインパッケージが適切な場所にコピーされている。

    ???を参照してください。

  2. IPMI コンソールから Shell Menuにログインします。

    メモ:

    SSH セッションの代わりに、IPMI コンソールからシェルメニューを使用してログインすることをお勧めします。IPMI コンソールは、Veritas Remote Manager インターフェースとも呼ばれます。Veritas Remote Manager へのアクセスおよび使用方法について詳しくは、『NetBackup Appliance ハードウェア取り付けガイド』を参照してください。

  3. ソフトウェアリリース更新をインストールするには、次のコマンドを実行します。

    Main_Menu > Manage > Software > Install patch_name

    patch_name はインストールするリリースの更新の名前です。このパッチ名がインストールするパッチであることを確認します。

  4. プリフライトチェックを監視し、Check failed (チェックに失敗しました) メッセージが表示されていないか確認します。

    プリフライトチェックが終了したら、次のように処理を進めます。

    • Check failed メッセージが表示されなければ、アップグレードを開始するための次の手順に進みます。

    • Check failed メッセージが表示されたら、アップグレードはできません。 報告された失敗を解決し、アップグレードスクリプトを再度実行すると、プリフライトチェックは失敗が解決されたかどうかを検証します。報告された問題の解決方法について詳しくは、UMI リンク (V-409-xxx-xxxx) をクリックしてください。

    • Check failed メッセージで RHEL バージョンのサードバーティプラグインが見つからないと表示された場合は、プラグインを適切なベンダーから入手する必要があります。インストールに関する詳細は、次のトピックを参照してください:

      ???を参照してください。

  5. すべてのプリフライトチェック項目にパスしたら、CA 証明書とホスト ID ベースの証明書を信頼してアップグレードプロセスの開始が必要になる場合があります。

    CA 証明書を信頼して配備するには、次の操作を実行してください。

    • 次に示すように、CA 証明書の詳細を確認して yes と入力して、CA 証明書を信頼します。

      To continue with the upgrade, verify the following CA 
      certificate detail and enter "yes" to trust the CA certificate.
      CA Certificate Details:
           Subject Name : /CN=nbatd/OU=root@abc.example.com/O=vx
             Start Date : Jul 14 12:59:18 2017 GMT
            Expiry Date : Jul 09 14:14:18 2037 GMT
       SHA1 Fingerprint : 31:E9:97:2E:50:11:51:7C:D6:25:7F:32:86:3D:
                          6B:D5:33:5C:11:E2
      
      >> Do you want to trust the CA certificate? [yes, no](yes) 
      
    • マスターサーバーのセキュリティレベルが[最高 (Very High)]である場合、次に示す画面で認証トークンを手動で入力して、ホスト ID ベースの証明書をアプライアンスに配備する必要があります。

      >> Enter token:

      メモ:

      アプライアンスをバージョン 3.1 にアップグレードした後に、出荷時の状態にリセットしたり再イメージ処理した場合は、次回のアップグレードのために再発行トークンが必要です。

    • マスターサーバーのセキュリティレベルが[高 (High)]または[中 (Medium)]である場合、認証トークンは必要ありません。ホスト ID ベースの証明書はアプライアンスに自動的に配備されます。

    セキュリティ証明書について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』の「NetBackup のセキュリティ証明書」の章を参照してください。

  6. AIM ウィンドウの表示前にアップグレードの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。

    Main_Menu > Manage > Software > UpgradeStatus

    アップグレードプロセスの間、システムは複数回再ブートされます。最初の再ブートの後、再ブートプロセスが完了するまでは Web Consoleとサーバーへの SSH ベースの接続は利用できません。アプライアンスの構成が複雑なときは、この状態が 2 時間以上続く場合があります。この間、アプライアンスを手動で再ブートしないように注意してください。ベリタスのリモート管理インターフェース (IPMI) を使うと、システムの状態を表示できます。さらに、/log の下にあるログを表示したり、アップグレードプロセス完了時にアプライアンスが電子メールを送信するまで待機することもできます。

    3 回目の再起動の後、AIM ウィンドウが自動的に表示され、アップグレードの進行状況と残りの推定所要時間が示されます。

    メモ:

    アップグレードが完了するまで、AIM ウィンドウを終了しないでください。

  7. アップグレード後のセルフテストで問題が検出された場合、[AIM]ウィンドウにアップグレードの状態が[一時停止 (Paused)]として表示されます。他の SSH セッションおよび電子メール通知にも、この状態が示されます。

    メモ:

    [一時停止 (Paused)]状態が発生した場合、IPMI コンソールの[AIM]ウィンドウはロックされるため、キーボード入力に応答しません。[一時停止 (Paused)]状態をクリアするには、[AIM]ウィンドウを次のようにロック解除する必要があります。

    [一時停止 (Paused)]の状態をクリアするには、次のタスクを実行します。

    • 次のように IPMI コンソールの[AIM]ウィンドウをロック解除します。

      • ログインプロンプトが表示されるまで、Enter キーを複数回押します。

      • ユーザーアカウント名とパスワードを入力して IPMI コンソールに再度ログインします。ログインすると、[AIM]ウィンドウが再表示され、キーボード入力に応答します。

      • [一時停止 (Paused)]状態をクリアするには、次のタスクを続行します。

    • V キーを押すと[詳細 (Verbose)]ビューに切り替わり、ログが表示されます。エラーに Unique Message Identification (UMI) コードがある場合は、そのコードを ベリタスサポート Web サイトで検索し、詳細情報を確認します。

    • [AIM]ウィンドウで報告される問題の解決を試みます。

      シェルメニューを使用する必要がある場合は、SSH セッションから Shell Menuにログオンします。AIM ウィンドウが表示されたら、S キーを押してウィンドウを閉じます。

    • IPMI コンソールの AIM ウィンドウに戻ります。

      問題の解決を試みた場合、A キーを押してセルフテストを再試行してください。問題を解決できない場合、Company Name のテクニカルサポートに問い合わせるか、R キーを押してアプライアンスを以前のソフトウェアバージョンにロールバックします。

      メモ:

      一時停止状態の間に AIM ウィンドウでユーザーの応答がない場合、1 時間後に自動的にロールバックが実行されます。

  8. アップグレードが完了すると、AIM ウィンドウにアップグレードの結果の概略が表示されます。

    アップグレードが完了して、ディスクプールがオンラインに戻ったら、アプライアンスは自己診断テストを実行します。テスト結果については、次のファイルを参照してください。

    /log/selftest_report_<appliance_serial>_<timedate>.txt

    SMTP が構成されている場合は、セルフテストの結果が含まれた電子メール通知が送信されます。

  9. バックアップ環境に SAN クライアントコンピュータが含まれる場合にのみ、このステップを完了してください。

    ファイバーチャネル (FC) ポートは、SAN クライアントコンピュータがファイバートランスポート (FT) デバイスに再接続することを許可するために再スキャンする必要があります。 再スキャンはアプライアンスの NetBackup CLI ビューから実行する必要があります。

    FC ポートを再スキャンするには

    • 次のコマンドを入力して NetBackup のユーザーアカウントの一覧を表示します。

      Manage > NetBackupCLI > List

    • 一覧表示された NetBackup ユーザーのいずれかとしてこのアプライアンスにログオンします。

    • 次のコマンドを実行して FC ポートを再スキャンします。

      nbftconfig -rescanallclients

    • まだ動作しない SAN クライアントがある場合は、それらのクライアントのそれぞれについて、次のコマンドを示されている順序で実行します。

      UNIX クライアントの場合:

      /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all

      /usr/openv/netbackup/bin/bp.start_all

      Windows クライアントの場合:

      <install_path>\NetBackup\bin\bpdown

      <install_path>\NetBackup\bin\bpup

    • まだ動作しない SAN クライアントがある場合、OS レベルで SCSI デバイスの更新を手動で開始する必要があります。更新方法はクライアントのオペレーティングシステムによって決まります。更新が完了したら、再度 nbftconfig -rescanallclients コマンドの実行を試みます。

    • まだ動作しない SAN クライアントがある場合は、それらのクライアントを再起動します。

      メモ:

      まだ動作しない SLES 10 または SLES 11 SAN クライアントがある場合、ベリタスはそれらのクライアントの QLogic ドライバをアップグレードすることをお勧めします。 影響を受ける SLES 10 クライアントはバージョン 8.04.00.06.10.3-K に、影響を受ける SLES 11 クライアントはバージョン 8.04.00.06.11.1 にアップグレードします。