Enterprise Vault™ ユーティリティ
- このマニュアルについて
- ArchivePoints
- Audit Viewer
- バックトレース
- CenteraPing
- Domino Archive Exporter
- Domino Profile Document Tool
- Domino の保持計画ツール
- DTrace
- EVDominoExchangeMigration ツール
- EVDominoExchangeMigration ツールの実行
- EVDuplicateCleaner
- EVEARemovalUtility
- EVFSASetRightsAndPermissions
- EVrights
- EVservice
- EVSPShortcutManager
- EVSVR
- FSARunNow
- FSAUndelete
- FSAUtility
- NTFS to Centera Migration
- Permissions Browser
- Policy Manager (EVPM)
- Policy Manager 初期設定ファイルのセクションとキー名
- Policy Manager 初期設定ファイルの例
- プロビジョニング API による Policy Manager スクリプトの実行について
- ResetEVClient
- Vault Store Usage Reporter
Domino の保持計画の定義
以前に保持計画 XML ファイルを作成した場合は、そのファイルを修正できます。必要に応じて、EVDominoRetentionPlans.exe
ツールを使って既存の保持計画を Enterprise Vault から編集可能なファイルに抽出できます。たとえば、次のコマンドは既存の保持計画を抽出し、ファイル MyPlans.xml
に保存します。
EVDominoRetentionPlans.exe -save MyPlans.xml
Enterprise Vault プログラムフォルダには保持計画例の XML ファイル Example RetentionPlans.xml
があり、必要に応じてコピーおよび編集できます。 このファイルは 2 つの保持計画「All User」と「Projects」を定義します。
<RETENTIONPLAN NAME="All Users"> <FOLDER NAME="Retention Folders"> <FOLDER NAME="Business Records" RETCAT="Business"/> <FOLDER NAME="Customer Mails" RETCAT="Customers"/> </FOLDER> </RETENTIONPLAN> <RETENTIONPLAN NAME="Projects"> <FOLDER NAME="Retention Folders"> <FOLDER NAME="Business Records" RETCAT="Business"/> <FOLDER NAME="Customer Mails" RETCAT="Customers"/> <FOLDER NAME="Projects" ARCHIVENOW="true"> <FOLDER NAME="Project X" RETCAT="Project X"/> <FOLDER NAME="Project Y" RETCAT="Project Y"/> </FOLDER> <FOLDER NAME="Test" DELETE="true"/> </FOLDER> </RETENTIONPLAN>
両方の保持計画では、次のサブフォルダを持つ保持フォルダ Retention Folders
が作成されます。
保持カテゴリが「Business」の「
Business Records
」。保持カテゴリが「Customers」の「
Customer Mails
」。
さらに、「Projects」保持計画では次が実行されます。
「
Projects
」サブフォルダを作成します。 このサブフォルダには ARCHIVENOW="true" が設定され、2つのサブフォルダ「Project X
」と「Project Y
」があります。一時保持フォルダ「
Test
」を削除します。
XML ファイルによって「Projects」保持計画が「Project Members」プロビジョニンググループに次のように割り当てられます。
<PROVISIONINGGROUPS> <DOMAIN NAME="ACME"> <GROUP NAME="Project Members" RETENTIONPLAN="Projects"/> <DEFAULT RETENTIONPLAN="All Users"/> </DOMAIN> </PROVISIONINGGROUPS>
次の点に注意してください。
標準のフォルダまたはビューを指定するには、表示名ではなく、実際の名前を使います。次に例を示します。
Inbox フォルダを指定するには、($Inbox) を使います。
Tasks ビューを指定するには、($ToDo) を使います。
Calendar を指定するには、($Calendar) を使います。
フォルダとビューの両方を定義するには、FOLDER 要素を使います。
FOLDER 要素には、他の FOLDER 要素を含めることができます。この機能によって、フォルダまたはビューの階層を定義できます。
親フォルダの保持カテゴリは、特定のフォルダに対して明示的に上書きされない限り、そのすべてのサブフォルダに適用されます。
ARCHIVENOW 属性が true に設定されている場合、フォルダ内に存在する文書は次回のアーカイブタスクの実行時にアーカイブされます。
ARCHIVENOW 属性が親フォルダに指定されている場合は、サブフォルダレベルで上書きされない限り、すべてのサブフォルダに自動的に適用されます。
DELETE 属性が True に設定されている場合、Enterprise Vault は Enterprise Vault が最初に作成したフォルダとそのすべてのサブフォルダを削除します。DELETE 属性を指定すると、ユーザーが作成したサブフォルダを含むすべてのサブフォルダが削除されます。DELETE によってメモは削除されません。フォルダの内容は[All Documents]ビューで引き続き参照できます。
必要に応じて、ドメインごとにデフォルトの計画を指定できます。デフォルトの計画は、プロビジョニンググループに対する計画がない場合に適用されます。
保持計画では、同じフォルダまたはビューに対して複数のエントリを含めることはできません。
プロビジョニンググループに含めることができる保持計画は 1 つのみです。
DOMAIN セクションでは、プロビジョニンググループ名に重複がないようにする必要があります。
保持カテゴリが割り当てられていないフォルダ階層を定義できます。