Enterprise Vault™ ユーティリティ
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- Domino の保持計画ツール
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- EVDominoExchangeMigration ツールの実行
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- FSARunNow
- FSAUndelete
- FSAUtility
- NTFS to Centera Migration
- Permissions Browser
- Policy Manager (EVPM)
- Policy Manager 初期設定ファイルのセクションとキー名
- Policy Manager 初期設定ファイルの例
- プロビジョニング API による Policy Manager スクリプトの実行について
- ResetEVClient
- Vault Store Usage Reporter
DumpSaveset コマンド
DumpSaveset コマンドは、指定したアーカイブ済みアイテムの保存セットと、関連付けされた SIS パーツを取得します。
DumpSaveset EntryId SavesetId [-o OutputFolder]
パラメータについて次に説明します。
EntryId | 必須のボルトストアエントリ、アーカイブエントリ、またはアーカイブフォルダエントリを識別します。 EVSVR は保存セットの場所を判断するためにこれを使います。 |
SavesetId | 必須の保存セット ID またはトランザクション ID を指定します。 |
OutputFolder | 取り込まれたファイルとログファイルを格納するフォルダのパスを指定します。 デフォルトでは、これは Enterprise Vault プログラムフォルダ(たとえば、 |
次の例では、2 つのパラメータは必須の保存セットのボルトストアのエントリ ID と保存セットのトランザクション ID を指定します。
ds 1995C3ACBB9472646AB0F3A0FDC7066B91210000testsrv1.domain.local 713C88D67D80E8046FFF279AE27D46B1
このコマンドは -o パラメータで出力フォルダを指定しないため、DumpSaveset はファイルをデフォルトの場所に出力します。その場所は、たとえば C:\Program Files (x86)\Enterprise Vault\Reports\EVSVR
です。 DumpSaveset のすべてのファイルは、EVSVR_DumpSaveset_20100714181917
のような、この出力フォルダの下のタイムスタンプ付きのフォルダに出力されます。 したがって、この例では、出力の絶対パスは次の通りです。
C:\Program Files (x86)\
\Reports\EVSVR\EVSVR_DumpSaveset_20100714181917Enterprise Vault
注記されている場合を除き、DumpSaveset は下記のすべてのファイルとフォルダを出力します。
表: 出力の絶対パスの直下にあるファイルとフォルダ
出力 | 説明 |
---|---|
Log | これはログファイルです。 上述の例では、ファイル名は 操作がどのように成功したか判断するために常時ログファイルを見直します。 ファイルは発生したエラーを示します。 |
VSDBRecords.xml | この XML ファイルは DumpSaveset が取り込んだ保存セットのボルトストアデータベースレコードを含んでいます。 |
Recombined フォルダ | このフォルダは保存セット全体が取り込まれた後 Enterprise Vault が再構築するファイルを含んでいます。 詳しくは 表: Recombined フォルダの内容を参照してください。 |
Parts フォルダ | このフォルダは取り込まれた保存セットから成り立つファイルを含んでいます。 詳しくは 表: Parts フォルダの内容を参照してください。 |
表: Recombined フォルダの内容
出力 | 説明 |
---|---|
DVS | このファイルは、大きいファイル保存セットの場合を除き、取り込まれた保存セットと関連しているすべてのデータを含んでいます。 DumpSaveset は大きいファイルデータを DVF または DVFSP ファイルの形式で
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DocFile | このファイルは上記の組み変えられた DVS ファイルの圧縮解除された構造化ストレージバージョンです。 Structured Storage Viewer で内容を調べることができます。 サンプルファイル名は次のとおりです。
|
ネーティブアイテム | これは、Enterprise Vault が取り込んだ元のアイテム(Domino メッセージ(DVNS)ファイル、Exchange メッセージ(MSG)ファイル、IMAP メッセージ(EML)ファイル、元の大きいファイル)です。 |
表: Parts フォルダの内容
出力 | 説明 |
---|---|
DVS/ARCHDVS (CAB が収集されたか、または移行された場合) | このファイルは、保存セット全体か、または共有が有効になっている場合は、複数パーツの保存セットの一部です。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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DocFile | このファイルは上記の DVS ファイルの圧縮解除された構造化ストレージバージョンです。 Structured Storage Viewer で内容を調べることができます。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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DVSSP/ARCHDVSSP (CAB が収集されたか、または移行された場合) | 共有が有効になっている場合、複数パーツの保存セットの出力のみ。 ファイルは Centera デバイスに格納される保存セットに対しては生成されません。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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DVSCC/ARCHDVSCC (CAB が収集されたか、または移行された場合) | 共有が有効で、変換された内容が生成されている場合、複数パーツの保存セットの出力のみ。 ファイルは Centera デバイスに格納される保存セットに対しては生成されません。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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DVFSP/ARCHDVFSP (移行された場合) | 共有が有効になっている場合、大きいファイルの複数パーツの保存セットの出力のみ。 ファイルは Centera デバイスに格納される保存セットに対しては生成されません。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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DVF/ARCHDVF (移行された場合) | 共有が有効になっていない場合、大きいファイルの保存セットの出力のみ。 また、ファイルは Centera デバイスに格納される保存セットに対しても生成されます。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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DVFCC/ARCHDVFCC (移行された場合) | 共有が有効ではなく、変換された内容が生成されている場合、大きいファイルの保存セットの出力のみ。 ファイルは Centera デバイスに格納される保存セットに対しては生成されません。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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CAB/ARCHCAB (移行された場合) | 取り込まれた保存セットの一部が、CAB ファイルを使うコレクションのために設定された CIFS パーティションに格納される場合の出力のみ。 DumpSaveset は保存セットの収集されたパーツごとに CAB ファイルを出力します。 CAB ファイルの名前の形式は
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CDF.xml | Centera デバイスに格納される保存セットの出力のみ。 XML ファイルは、取り込まれた保存セットと関連している Clip の ID をファイル名として使います。 次に例を示します。
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MetaData.xml | ストリーマデバイスに格納されるパーツがある保存セットの出力のみ。 DumpSaveset は保存セットのパーツごとに XML ファイルを出力します。 サンプルファイル名は次のとおりです。
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