Enterprise Vault™ ユーティリティ
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- Policy Manager (EVPM)
- Policy Manager 初期設定ファイルのセクションとキー名
- Policy Manager 初期設定ファイルの例
- プロビジョニング API による Policy Manager スクリプトの実行について
- ResetEVClient
- Vault Store Usage Reporter
Policy Manager 初期設定ファイルの [NSF] セクション
初期設定ファイルには、移行する NSF ファイルごとに 1 つの [NSF] セクションが含まれている必要があります。 それぞれの [NSF] セクションには、少なくとも NSF ファイルの名前と場所を指定するための FileName 設定が含まれている必要があります。 [NSF] セクションでさらに移行の設定を行って、[NSFDefaults] セクションで指定されているデフォルト設定を上書きすることもできます。
省略可能。現在の NSF ファイルからのアイテムの移行先アーカイブの名前または ID を指定します。
メモ:
[NSF] セクションでは、ArchiveName または UserCN を設定できます。 その両方を設定することはできません。 UserCN の設定の詳細を参照してください。
Policy Manager はアーカイブと NSF ファイルの照合を自動的に実行できるので、キー名は省略可能です。ただし、一致する名前を持つ最初のアーカイブが常に使われます。 重複した名前のアーカイブがあると、アイテムが間違ったアーカイブに移行される可能性があります。 この問題を避けるため、ArchiveName を使って、各 NSF ファイルのアーカイブの ID を指定します。
アーカイブの ID は、管理コンソールのアーカイブのプロパティページの[詳細]タブにあります。
設定可能な値は次のとおりです。
対象アーカイブの ID
対象アーカイブの名前
省略可能。 Policy Manager で、現在の NSF ファイルから期限の切れていないカレンダーアイテムを移行するかどうかを制御します。 期限が切れていないカレンダーアイテムを移行するように選択した場合、ユーザーはそれらのアイテムを修正する前に復元する必要があります。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False
省略可能。 正常な移行の後に現在の NSF ファイルを圧縮するかどうかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False
省略可能。 正常な移行の後に現在の NSF ファイルを削除するかどうかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False
省略可能。 Policy Manager をレポートモードで実行すると (MigrationMode=Report)、新しい初期設定ファイルの書き込みが実行されます。 新しいファイルでは、エラーが検出された NSF ファイルに対して、DoNotProcess が True に設定されます。 この設定により、Policy Manager では、新しい初期設定ファイルを使って、処理モード (MigrationMode=Process) で再実行するときに NSF ファイルを処理できなくなります。
Policy Manager は、レポートモードで実行されるときにこの設定を無視します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
必須。それぞれの NSF ファイルのパスとファイル名を指定します。
メモ:
NSF ファイルの場所を指定するには、UNC パスを使う必要があります。 NSF ファイルを処理する NSF 移行サーバーは、EVPM を実行するコンピュータとは異なるコンピュータ上にある場合があります。 また、NSF 移行サーバーは、EVPM 実行時のユーザーコンテキストと異なるユーザーコンテキストで実行される可能性があります。 どちらの場合も、UNC 絶対パスを使うことによってのみ、NSF 移行サーバーは確実にファイルにアクセスできます。
次に例を示します。
\\Server1\home\JohnDoe\quarter1.nsf
E:\data\backup.nsf
省略可能。 デフォルトでは、対応するメールファイルの ACL に設定された十分なアクセス権が Domino アーカイブユーザーにない場合、NSF ファイルは EVPM によって処理されません。 現在の NSF ファイルのこのデフォルトの動作を上書きするには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、対応するメールファイルの ACL に設定されたマネージャアクセス権が Domino アーカイブユーザーにない場合、NSF ファイルは EVPM によって処理されません。 現在の NSF ファイルのこのデフォルトの動作を上書きするには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、関連付けされたメールファイルを使用できない NSF ファイルの内容は EVPM によって移行されません。 現在の NSF ファイルのこのデフォルトの動作を上書きするには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、標準以外のテンプレートに基づく NSF ファイルは EVPM によって移行されません。 標準テンプレートのリストは、すべてのストレージサーバー上の次のレジストリキーにある DominoMailTemplates というレジストリ文字列値によって決まります。
HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \Wow6432Node \KVS \Enterprise Vault \Agents
現在の NSF ファイルが標準以外のテンプレートに基づいている場合にこのデフォルトの動作を無効にして現在の NSF ファイルの内容を移行するには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 Policy Manager で、現在の NSF ファイルのゴミ箱フォルダから削除済みアイテムを移行するかどうかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False
Policy Manager は、処理モードでの実行時に JobStatus を初期設定ファイルの各 [NSF] セクションに書き込みます。 この値は、前回の処理の実行後の各 NSF ファイルの状態を示します。 MigrationMode の詳細も参照してください。
設定可能な値は次のとおりです。
Failed。NSF ファイルの移行に失敗しました。
Partially_Processed。NSF ファイルには、Policy Manager で移行できなかったアイテムが含まれています。
Processed。Policy Manager によって NSF ファイルが正しく移行されました。
Unprocessed。Policy Manager によって NSF ファイルが無視されました。
省略可能。 移行対象フォルダの名前を設定します。 このフォルダがまだ存在していない場合は、Policy Manager によってこのフォルダが、ユーザーのメールファイルの[フォルダ]ビューの下に作成されます。 その後に、Policy Manager によってショートカットと移行済みの内容がこのフォルダに配置されます。
設定可能な値は次のとおりです。
フォルダ名。 [NSF items]など。 フォルダ名を指定しない場合は、初期設定ファイルの [NSFDefaults] セクション内の設定によって決定されるデフォルトの名前が Policy Manager によって使われます。
省略可能。 複数の NSF ファイルを持っているユーザーの場合は、ファイルに含まれているフォルダ構造をマージするか、ユーザーのメールファイルに個別に維持するかが MergeNSFFolders によって制御されます。
設定可能な値は次のとおりです。
True。複数の NSF ファイルに含まれているフォルダ構造をマージします。 たとえば、1 人のユーザーに属する 2 つの NSF ファイルの両方に、Personal というフォルダが含まれているとします。 これらのフォルダの内容のショートカットが、ユーザーのメールファイルのマージされた Personal フォルダに配置されます。
False。複数の NSF ファイルからのフォルダ構造を個別に維持します。 ユーザーのメールファイルの[フォルダ]ビューの下に、NSF ファイルごとに新しいフォルダが作成されます。 これらの NSF ファイルの内容のショートカットは、対応するフォルダに配置されます。
省略可能。移行時に現在の NSF ファイルからアイテムに適用される保持カテゴリの名前を指定します。
設定可能な値は次のとおりです。
保持カテゴリ名
保持カテゴリ ID
省略可能。 正常な移行の後に Policy Manager で隠し属性を現在の NSF ファイルに設定するかどうかを制御します。 このオプションは、NSF 移行ウィザードとの互換性のために用意されていて、スクリプト化された移行ではほとんど使われません。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False
省略可能。 正常な移行の後に Policy Manager で読み取り専用属性を現在の NSF ファイルに設定するかどうかを制御します。 この設定により、ユーザーは移行後に新しいアイテムを NSF ファイルに追加できなくなります。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False
省略可能。 移行後に Policy Manager でどのように現在の NSF ファイルの内容を操作するかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
MailFileShortcuts。 移行されたアイテムへのショートカットを作成し、ショートカットをユーザーのメールファイルに配置します。 また、アーカイブから除外されたすべてのアイテムをメールファイルにコピーします。
NSFShortcuts。 移行されたアイテムへのショートカットを作成し、ショートカットを NSF ファイル内に残します。
NoShortcuts。移行されたアイテムへのショートカットは作成しません。 アーカイブから除外されたすべてのアイテムは、NSF ファイル内に残ります。
省略可能。 アーカイブとメールファイルが現在の NSF ファイルの移行対象になるユーザーの正規名 (CN) を指定します。
メモ:
[NSF] セクションでは、ArchiveName または UserCN を設定できます。 その両方を設定することはできません。 ArchiveName の詳細も参照してください。
設定可能な値は次のとおりです。
ユーザーの個人レコードに含まれる正規形式のユーザー名。 たとえば、ユーザー John Doe/Acme の場合、正規名の形式は cn=John Doe/o=Acme になります。