Veritas NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
jbpSA — Java 対応の UNIX マシンでクライアントの BAR インターフェースを起動
概要
jbpSA [ -d | -display] [-D prop_filename] [-h | -Help] [-l debug_filename] [-lc] [-ms nnn] [-mx xxx] [-r version]
The directory path to this command is /usr/openv/netbackup/bin/
説明
このコマンドは UNIX システムでのみ動作します。
jbpSA コマンドを実行すると、Java 対応の UNIX マシンでクライアントの[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースが起動されます。
オプション
- -d | -display
このオプションを指定すると、環境変数が表示されます。例:
-d eagle:0.0
- -D prop_filename
このオプションでは、デバッグプロパティのファイル名を指定します。このファイルのデフォルトの名前は、Debug.properties です。
- -h | -Help
このオプションを指定すると、jbpSA コマンドで利用可能なオプションが表示されます。
- -l debug_filename
このオプションでは、デバッグログファイル名を指定します。デフォルトでは jbpSA を起動するたびに一意の名前で
/usr/openv/netbackup/logs/user_ops/nbjlogs
に書き込まれます。- -lc
このオプションを指定すると、アプリケーションでログファイルへのアクセスに使用されているコマンドラインが出力されます。
メモ:
アプリケーションでは、常にコマンドラインを使用してデータを取得したり更新するわけではありません。アプリケーションには、NetBackup および Media Manager の API を使用してタスクを実行するようアプリケーションサーバーに指定するプロトコルもあります。将来、アプリケーションからのコマンドラインの使用は減る見込みです。
- -ms nnn
このオプションを指定すると、Java Virtual Machine (JVM) のメモリの使用量を構成できます。nnn には、アプリケーションで利用可能なメモリ (MB 単位) を指定します。デフォルトは、36 MB です。
jnbSA は、512 MB の物理メモリおよびアプリケーションで利用可能な 128 MB のメモリを搭載するコンピュータで実行してください。
-ms では、JVM の起動時にヒープに割り当てられるメモリの量を指定します。推奨のメモリ量を搭載するコンピュータでは、jnbSA の簡易初期化を行うにはデフォルト値で十分であるため、この値を変更する必要がない場合があります。
例:
# jbpSA -ms 36M
割り当てるメモリは、jbpSA コマンドを実行するか、または INITIAL_MEMORY に
INITIAL_MEMORY
オプションを設定することによって指定できます。- -mx xxx
-mx オプションを指定すると、Java Virtual Machine (JVM) のメモリの使用量を構成できます。xxx には、JVM で動的に割り当てられたオブジェクトおよび配列に使用される最大ヒープサイズ (MB 単位) を指定します。デフォルト: 512 MB
このオプションは、データの量が多い場合に有効です (アクティビティモニターのジョブ数が多い場合など)。
例:
# jbpSA -mx 512M
最大ヒープサイズは、jbpSA コマンドを実行するか、またはMAX_MEMORY に
MAX_MEMORY
オプションを設定することによって指定できます。- -r version
このオプションでは、実行するクライアントの[バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]インターフェースのバージョンを指定します。NetBackup には、NetBackup のサポート対象バージョンすべての管理コンソールが含まれています。-r オプションを指定しない場合のデフォルトは、NetBackup の最新バージョンになります。