Veritas NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
bpplschedwin — スケジュール時間帯を追加または変更するために使用します。
概要
bpplschedwinpolicy_namesched_label [-verbose] [-M master_server,...] [-generation generation] [-reason string] [-0..6 seconds_past_midnight duration_seconds]
On UNIX systems, the directory path to this command is /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/
On Windows systems, the directory path to this command is install_path\NetBackup\bin\admincmd\
説明
bpplschedwin コマンドを使用して、新しいスケジュール時間帯を追加するか、現在のスケジュール時間帯を変更します。スケジュール情報をリストし、変更が正常に行われたかどうかを確認するには、bpplsched コマンドを使用します。
オプション
- -0..6 seconds_past_midnight duration_seconds
スケジュール時間帯の日付、開始時刻、期間を定義するには、この 3 つの数字の組み合わせを使用します。
最初の数字は曜日を示します。-0 は日曜日、-1 は月曜日、-2 は火曜日、-3 は水曜日、-4 は木曜日、-5 は金曜日、-6 は土曜日です。
seconds_past_midnight の数字は、開始時刻を示します。これは、午前 0 時以降の秒数で指定されます。たとえば、午前 5 時は、午前 0 時から 18,000 秒後です。
duration_seconds 値は、時間帯の開始から経過した秒数です。つまり、3,600 は 1 時間を示します。配備スケジュールの期間の最小値は 300 秒です。配備スケジュールに 8,553,600 秒を超える期間の値を指定することはできません。
- -generation generation
このオプションを指定すると、コマンドがポリシーの特定の世代またはバージョンに対して機能することが確認されます。世代の値は、ポリシーが保存されるたびに大きくなります。bpplinfo コマンドまたは bppllist コマンドを使用して、現在の世代の値を一覧表示します。世代が示されない場合は、コマンドは現在のバージョンに対して実行されます。
- -M master_server,...
カンマ区切りのこのホスト名リストは、代替マスターサーバーを指定します。このオプションを指定すると、リストされている各マスターサーバーで bpplschedwin が実行されます。リストに示される各マスターサーバーでは、bpplschedwin コマンドを発行するシステムからのアクセスが許可されている必要があります。このオプションを使用すると、リスト内の各マスターサーバーでコマンドが実行されます。マスターサーバーでエラーが発生した場合、その時点で処理が停止します。
- policy_name
追加または変更するスケジュールを含むポリシーの名前。このコマンドの実行前にポリシーが存在している必要があります。このオプションは、コマンドラインの最初に指定する必要があります。
- -reason "string"
このオプションを指定すると、スケジュールが追加または変更された理由が示されます。入力したテキスト文字列が取得され、監査レポートに表示されます。この文字列は二重引用符で囲む必要があります ("...")。文字列は 512 文字以内にする必要があります。ダッシュ文字 (-) を先頭にしたり、一重引用符 (') を含めることはできません。
- sched_label
追加または変更される時間帯を含むスケジュールの名前。このコマンドを実行する前に、スケジュールが存在している必要があります。このオプションは必須で、コマンドラインでは続けて policy_name オプションを指定する必要があります。
- -verbose
このオプションを指定すると、詳細モードが選択されます。このオプションは、デバッグログが有効になっている場合にのみ有用です。このオプションにより、bpplschedwin が NetBackup 管理デバッグログに追加情報を記録します。NetBackup 管理デバッグログは、Windows の場合は
install_path\NetBackup\logs\admin
、UNIX と Linux の場合は/usr/openv/netbackup/logs/admin
にあります。
例
例 1: dpol1 ポリシーの sched3 配備スケジュールを、2018 年 5 月 30 日の午前 5 時に開始して 2018 年 6 月 2 日に終了するように変更します。
# bpplschedwin dpol1 sched3 -0 0 0 -1 0 0 -2 0 0 -3 18000 259200 -4 0 0 -5 0 0 -6 0 0 # bpplsched dpol1 -label sched3 SCHED sched3 6 1 604800 1 0 0 0 *NULL* 0 1 0 0 0 0 -1 0 0 SCHEDCALENDAR SCHEDCALIDATES 1528223400 1528309800 1528396200 SCHEDWIN 0 0 0 0 0 0 18000 259200 0 0 0 0 0 0 SCHEDRES *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* SCHEDPOOL *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* SCHEDRL 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 SCHEDFOE 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 SCHEDSG *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL* *NULL*