Veritas NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
csconfig cldinstance — csconfig コマンドの cldinstance オプションは、クラウドインスタンスの設定の編集とフェッチに使用します。
概要
Synopsis information for Amazon S3
csconfig cldinstance
[-a -in instance_name -pt provider_type -sh service_host_name [-se service_endpoint_path] [-access_style access_style_type] [-http_port port_no] [-https_port port_no]]
[-ar -in instance_name -lc location_constraint [,location_constraint,location_constraint] -rn region_name [,region_name,region_name] -sh service_host [,service_host,service_host]]
[-as -in instance_name -sts storage_server_name [-storage_class storage_class] [-obj_size object_size] [-ssl 0|1|2] [-crl 0|1] [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type [-pxuser_name proxy_user_name ]]] [-lc location_constraint,location_constraint] [-creds_broker creds_broker -url service_url -mission mission -agency agency -role role -cert_file cert_file_name -key_file private_key_file_name [-key_pass private_key_passphrase]]]]
[-atapi_type]
[-i [-pt provider_type | -at api_type | -in instance_name]]
[-l [-pt provider_type | -at api_type]
[-r -in instance_name]
[-rr -lc location_constraint [,location_constraint,location_constraint] -in instance_name]
[-rs -in instance_name -sts storage_server_name]
[-u -in instance_name [-sh service_host_name] [-se service_endpoint_path] [-http_port port_no] [-https_port port_no] [-access_style access_style_type]]
[-ur -in instance_name -lc location_constraint] -rn region_name -sh service_host_name
[-us -in instance_name -sts storage_server_name [-ssl ssl_usage] [-crl crl_usage] [-lc location_constraint,location_constraint [-auth_lc authentication_location_constraint] [-del_lc location_constraint [,location_constraint,location_constraint]] [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type [-pxuser_name proxy_user_name]]] [-url service_url -mission mission1 -agency agency1 -role role1 -cert_file cert_file_name1 -key_file private_key_file_name1 [-key_pass private_key_passphrase]]]
Synopsis information for Microsoft Azure
[-as -in instance_name -sts storage_server_name [-storage_tier storage_tier] [-ssl 0|1|2] [-crl 0|1] [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type [-pxuser_name proxy_user_name ]]]
[-atapi_type]
[-i [-pt provider_type | -at api_type | -in instance_name]]
[-l [-pt provider_type | -at api_type]
[-rs -in instance_name -sts storage_server_name]
[-us -in instance_name -sts storage_server_name [-ssl ssl_usage] [-crl crl_usage] [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type -pxuser_name proxy_user_name ]]]
Synopsis information for Openstack Swift
[-a -in instance_name -pt provider_type [-auth_id authentication_identifier | [-auth_ver authentication_version -auth_url authentication_url]]]
[-as -in instance_name -sts storage_server_name [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type [-pxuser_name proxy_user_name]]] [-tenant_type id | name -tenant_value tenant_value -sr storage_region_name ] [-user_type id | name -user_value user_value [,user_value,user_value] [-user_domain_type id | name -user_domain_value user_domain_value] -project_type id | name -project_value project_value [-project_domain_type id | name -project_domain_value project_domain_value] -sr storage_region_name]] [-crl 0|1]
[-atapi_type]
[-i [-pt provider_type | -at api_type | -in instance_name]]
[-l [-pt provider_type | -at api_type]
[-lr [-i] -in instance_name -user_name user_name -tenant_type id | name -tenant_value tenant value [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type [-pxuser_name proxy_user_name]]] [-user_type id | name -user_value user_value [-user_domain_type id | name -user_domain_value user_domain_value] -project_type id | name -project_value project_value [-project_domain_type id | name -project_domain_value project_domain_value]]]
[-r -in instance_name]
[-rs -in instance_name -sts storage_server_name ]
[-us -in instance_name -sts storage_server_name [-ssl ssl_usage] [-crl crl_usage] [-pxtype proxy_type -pxhost proxy_host -pxport proxy_port [-pxtunnel proxytunnel_usage] [-pxauth_type proxy_auth_type -pxuser_name proxy_user_name]]
On UNIX systems, the directory path to this command is /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/
On Windows systems, the directory path to this command is install_path\NetBackup\bin\admincmd\
説明
csconfig コマンドにより、リモートコンピュータまたはローカルコンピュータでクラウド接続の構成設定を管理します。cldinstance オプションは、クラウドインスタンスの設定の編集とフェッチに使用します。
このオプションを使用して、カスタマイズしたクラウドインスタンスとストレージサーバーのみを追加、更新または削除できます。
オプション
オプション -a のパラメータ
このオプションを使用して、新しいクラウドインスタンスを追加します。
- -access_style access_style_type
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのエンドポイントのアクセススタイルを指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
-access_style_type の有効な値は次のとおりです。
1 - 仮想ホスト型の形式
2 - パスの形式
access_style_type のデフォルト値は 2 です。
- -auth_id authentication_identifier
このオプションを使用して、認証 URL の識別子を指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -auth_url authentication_url
このオプションを使用して、クラウドベンダーが提供する認証 URL を指定します。認証 URL は、HTTP または HTTPS とポート番号で構成されます。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -auth_ver authentication_version
このオプションを使用して、使用する認証バージョンを指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -http_port port_no
このオプションを使用して、非セキュアモードでクラウドプロバイダサービスにアクセスできる HTTP ポートを指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -https_port port_no
このオプションを使用して、セキュアモードでクラウドプロバイダサービスにアクセスできる HTTPS ポートを指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -pt provider_type
このオプションを使用して、クラウドプロバイダ形式を指定します。
このオプションを使用して OpenStack Swift クラウドインスタンスを追加する場合は、最初に認証識別子、認証バージョン、認証 URL が NetBackupで利用できるかどうかを確認する必要があります。次のコマンドを使って、この情報を表示できます。
csconfig cldprovider -i -pt provider_type
次のいずれかのコマンドを使ってクラウドインスタンスを追加します。
プロバイダ形式で認証バージョンと認証 URL がLocation Name 位置名の下に表示される場合、このコマンドで認証識別子を使用できます。
csconfig cldinstance -a -in instance_name -pt provider_type -auth_id authentication_identifier
位置名セクションがプロバイダ形式にない場合は、クラウドベンダーから提供される情報を使う必要があります。クラウドベンダーから提供される認証バージョンの値を使用して、対応する値をサポート対象の資格情報ブローカーのセクションで見つけます。この値とクラウドベンダーから提供される認証 URL を、次のコマンドで使用します。
csconfig cldinstance -a -in instance_name -pt provider_type -auth_ver authentication_version -auth_url authentication_url
- -se service_endpoint_path
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのエンドポイントを指定します。
たとえば、https://service.my-cloud.com/services/objectstore という URL でクラウドプロバイダサービスにアクセスできる場合、クラウドサービスのエンドポイント値は /services/objectstorage になります。
クラウドプロバイダサービスが https://service.my-cloud.com という URL から直接アクセスできる場合は、空白のままにできます。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -sh service_host_name
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのホスト名を指定します。
パブリッククラウドインスタンスを追加する場合は、クラウドストレージプロバイダからサービスホストの詳細を取得する必要があります。
プライベートクラウド配備にクラウドストレージインスタンスを追加する場合は、クラウドプロバイダにアクセスできる URL に指定されているホスト名を使用します。たとえば、URL が https://service.my-cloud.com/services/objectstore の場合、ホスト名は service.my-cloud.com です。
「http」または「https」の接頭辞をサービスホスト名に付加しないでください。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
オプション - ar のパラメータ
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
このオプションを使用して、特定のクラウドインスタンスに領域を追加します。領域を追加すると、指定した領域にアクセスが制限されます。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -lc location_constraint
このオプションを使用して、関連付けられた領域のバケットにアクセスする際にクラウドプロバイダサービスが使用する場所の識別子を指定します。パブリッククラウドストレージの場合、クラウドプロバイダからロケーション制約の詳細を取得する必要があります。
- -rn region_name
このオプションを使用して、クラウドストレージを配備している特定の領域を識別する論理名を指定します。
- -sh service_host
このオプションを使用して、領域のサービスホスト名を指定します。
オプション -as のパラメータ
このオプションを使用して、クラウドインスタンスにクラウドストレージサーバーを追加します。
- -agency agency
このオプションを使用して、クラウドプロバイダから提供された機関名を指定します。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -cert_file cert_file_name
このオプションを使用して、クレデンシャルの証明書のファイル名を指定します。
パラメータで指定するファイルは、マスターサーバーの次の場所に保存されている必要があります。
Windows の場合:
install_path\netbackup\db\cloud
UNIX の場合:
install_path/netbackup/db/cloud
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -creds_broker creds_broker
このオプションを使用して、クレデンシャルブローカーの詳細を指定します。creds_broker パラメータは必要に応じて指定します。
creds_broker パラメータを指定しないと、CREDS_PROMPT がデフォルトで使われます。条件付き構文で creds_broker に続くパラメータを指定する必要はありません。
アクセスキーのクレデンシャルを使う場合は、CREDS_PROMPT を使用します。Amazon S3 コネクタはアクセスキーを利用して S3 サービスと直接通信します。
CAP サービスをクレデンシャルブローカーとして使用する場合は、CREDS_CAP を使用します。
CREDS_CAP オプションは、AmazonGov Cloud のみでサポートされます。
AWS IAM ロールを使用する場合、CREDS_ROLE を使用します。CREDS_ROLE オプションは、Amazon S3 および AmazonGov Cloud のみでサポートされます。
creds_broker の有効な値は、以下のとおりです。
CREDS_PROMPT (デフォルト値)
CREDS_CAP
CREDS_ROLE
- -crl
このオプションを使用して、NetBackup とクラウドストレージプロバイダ間の通信が確立される前に、SSL 証明書の失効状態を検証する必要があるかどうかを確認します。SSL オプションが有効になっている場合にのみ、このオプションを有効にできます。CA が署名した SSL 証明書を使用するすべてのクラウドプロバイダが、このオプションをサポートしています。次に、有効な値を示します。
0 - 証明書の失効の確認を無効にする
1 - 証明書の失効の確認を有効にする
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -key_file private_key_file_name
このオプションを使用して、クラウドプロバイダが提供する秘密鍵のファイル名を指定します。
パラメータで指定するファイルは、マスターサーバーの次の場所に保存されている必要があります。
Windows の場合:
install_path\netbackup\var\global\wmc\cloud
UNIX の場合:
install_path/var/global/wmc/cloud
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -key_pass private_key_passphrase
このオプションを使用して、クラウドプロバイダが提供する秘密鍵のパスフレーズを指定します。100 文字以下である必要があります。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -lc location_constraint
-lc location_constraint パラメータは、ストレージサーバーに領域を追加する場合に使用します。1 台のストレージサーバーに複数の領域を構成できます。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
-lc location_constraint パラメータの検討事項
NetBackup は、ロケーションの制約として指定した最初の領域 (認証場所) で、以下のことを行います。
クレデンシャルを確認する
すべてのバケットの情報を取得する
関連付けられているクラウドインスタンスが領域をサポートしていることを確認する
空の一組の二重引用符 ("") を使用して、空白の値を指定します。
- -mission mission
このオプションを使用して、クラウドプロバイダが提供するミッション名を指定します。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -obj_size object_size
クラウドストレージサーバーの作成時に、object_size のカスタム値を指定できます。クラウドストレージプロバイダ、ハードウェア、インフラ、期待するパフォーマンス、その他の要因を考慮して値を決定してください。
クラウドストレージサーバーの object_size を一度設定すると、その値を変更できません。別の object_size を設定するには、クラウドストレージサーバーを再作成する必要があります。
- -project_domain_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクトのドメイン ID とドメイン名のどちらを使用するかを指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -project_domain_value -project_domain_type_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクトのドメイン ID またはドメイン名の値を指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -project_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクト ID とプロジェクト名のどちらを使用するかを指定します。プロジェクト ID を指定したら、プロジェクト名とドメインの情報を指定する必要はありません。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -project_value project_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクト ID またはプロジェクト名の値を指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -pxauth_type proxy_auth_type
このオプションを使用して、HTTP プロキシタイプに使う必要がある認証形式を指定します。
次に、有効な値を示します。
NONE (認証を無効にする)
BASIC
NTLM
- -pxhost proxy_host
このオプションを使用して、プロキシサーバーのホスト名と IP アドレスを指定します。
- -pxport proxy_port
このオプションを使用して、プロキシサーバーのポート番号を指定します。
- -pxtunnel proxy_tunnel_usage
このオプションを使用して、プロキシでトンネリングを使用するかどうかを指定します。
次に、有効な値を示します。
0: 無効
1: 有効 (デフォルト)
プロキシのトンネリングは、HTTP プロキシタイプでのみサポートされます。
- -pxtype proxy_type
このオプションを使用して、プロキシサーバーのプロキシタイプを指定します。
次に、有効な値を示します。
HTTP
SOCKS
SOCKS4
SOCKS4A
SOCKS5
NONE (プロキシタイプは無効になります)
- -pxuser_name proxy_user_name
このオプションを使用して、プロキシサーバーのユーザー名を指定します。
- -role role
このオプションを使用して、役割を指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -sr storage_region_name
このオプションを使用して、クラウドストレージリージョンを指定します。バックアップをクラウドに送信する NetBackup メディアサーバーに地理的に最も近いクラウドストレージリージョンを使うことができます。-lr オプションを使用して生成された値を使う必要があります。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -ssl -ssl 0, -ssl 1, -ssl 2
このオプションを使用して、ユーザー認証、または NetBackup とクラウドストレージプロバイダ間のデータ転送に SSL (Secure Sockets Layer) プロトコルを指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
次に、有効な値を示します。
0 - SSL の無効化
1 - 認証にのみ SSL を使う
2 - データ転送と認証に SSL を使う (デフォルト)
- -storage_tier storage_tier
このオプションを使用して、Microsoft Azure のストレージ階層を指定します。次に、有効な値を示します。
ACCOUNT_ACCESS_TIER (デフォルト)
ARCHIVE
- -sts storage_server_name
このオプションを使用して、ストレージサーバー名を指定します。
- -tenant_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたテナント ID またはテナント名のどちらを使用するかを指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -tenant_value tenant_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたテナント ID またはテナント名の値を指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -url service_url
このオプションを使用して、サービスの URL を指定します。
サービスの URL 形式は、https://hostname[:port][/path] です。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -user_domain_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザーのドメイン ID またはドメイン名のどちらを使用するかを指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -user_domain_value user_domain_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザーのドメイン ID またはドメイン名の値を指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -user_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザー ID またはユーザー名のどちらを使用するかを指定します。ユーザー ID を指定するときにユーザー名とドメインの情報は必要ありません。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -user_type_value user_type_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザー ID またはユーザー名の値を指定します。
このオプションは、OpenStack Swift でのみサポートされます。
オプション -i のパラメータ
このオプションを使用して、すべてのクラウドインスタンスの詳細を取得します。
- -at api_type
このオプションを使用して、指定したクラウドストレージ API 形式のクラウドインスタンスの詳細を取得します。
次に、有効な値を示します。
s3
azure
swift
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -pt provider_type
このオプションを使用して、指定したクラウドプロバイダのクラウドインスタンスの詳細を取得します。
オプション -l のパラメータ
このオプションを使用して、NetBackup で構成されているすべてのクラウドストレージ (またはクラウドインスタンス) のリストを取得します。
- -at api_type
このオプションを使用して、指定したクラウドストレージ API 形式のクラウドインスタンスの詳細を取得します。
次に、有効な値を示します。
s3
azure
swift
- -pt provider_type
このオプションを使用して、クラウドプロバイダに固有のクラウドインスタンスのリストを取得します。
オプション -lr のパラメータ
このオプションを使用して、利用可能なストレージリージョンのリストを取得します。
このオプションは、認証バージョン Identity V2 と V3 を使用する OpenStack Swift でのみサポートされます。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -project_domain_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクトのドメイン ID とドメイン名のどちらを使用するかを指定します。
- project_domain_value project_domain_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクトのドメイン ID またはドメイン名の値を指定します。
- -project_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクト ID またはプロジェクト名のどちらを使用するかを指定します。
プロジェクト ID を指定したら、プロジェクト名とドメインの情報を指定する必要はありません。
- -project_value project_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたプロジェクト ID またはプロジェクト名の値を指定します。
- -pxauth_type proxy_auth_type
このオプションを使用して、HTTP プロキシタイプに使う必要がある認証形式を指定します。
次に、有効な値を示します。
NONE (認証を無効にする)
BASIC
NTLM
- -pxhost proxy_host
このオプションを使用して、プロキシサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
- -pxport proxy_port
このオプションを使用して、プロキシサーバーのポート番号を指定します。
- -pxtunnel proxy_tunnel_usage
このオプションを使用して、プロキシでトンネリングを使用するかどうかを指定します。
次に、有効な値を示します。
0: 無効
1: 有効 (デフォルト)
プロキシのトンネリングは、HTTP プロキシタイプでのみサポートされます。
- -pxtype proxy_type
このオプションを使用して、プロキシサーバーのプロキシタイプを指定します。
次に、有効な値を示します。
HTTP
SOCKS
SOCKS4
SOCKS4A
SOCKS5
NONE (プロキシタイプは無効になります)
- -pxuser_name proxy_user_name
このオプションを使用して、プロキシサーバーのユーザー名を指定します。
- -tenant_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたテナント ID またはテナント名を指定します。
- -tenant_value tenant_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたテナント ID またはテナント名の値を指定します。
- -user_domain_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザーのドメイン ID またはドメイン名のどちらを使用するかを指定します。
- -user_domain_value user_domain_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザーのドメイン ID またはドメイン名の値を指定します。
- -user_name user_name
このオプションを使用して、クラウドストレージのユーザー名を指定します。
- -user_type id | name
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザー ID またはユーザー名のどちらを使用するかを指定します。
ユーザー ID を指定するときにユーザー名とドメインの情報は必要ありません。
- -user_type_value user_type_value
このオプションを使用して、クラウドストレージのクレデンシャルに関連付けられたユーザー ID またはユーザー名の値を指定します。
オプション -r のパラメータ
このオプションを使用して、クラウドインスタンスを削除します。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
オプション -rr のパラメータ
このオプションを使用して、特定のクラウドインスタンスの領域の関連付けを削除します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -lc location_constraint
このオプションを使用して、関連付けられた領域のバケットにアクセスする際にクラウドプロバイダサービスが使用する場所の識別子を指定します。
パブリッククラウドストレージの場合、クラウドプロバイダからロケーション制約の詳細を取得する必要があります。
オプション -rs のパラメータ
このオプションを使用して、指定したクラウドインスタンスのクラウドストレージサーバーを削除します。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -sts storage_server_name
このオプションを使用して、ストレージサーバー名を指定します。
オプション -u のパラメータ
このオプションを使用して、既存のクラウドインスタンスを更新します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -access_style access_style_type
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのエンドポイントのアクセススタイルを指定します。
-access_style_type の有効な値は次のとおりです。
1 - 仮想ホスト型の形式
2 - パスの形式
access_style_type のデフォルト値は 2 です。
- -http_port port_no
このオプションを使用して、非セキュアモードでクラウドプロバイダサービスにアクセスできる HTTP ポートを指定します。
- -https_port port_no
このオプションを使用して、セキュアモードでクラウドプロバイダサービスにアクセスできる HTTPS ポートを指定します。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -se service_endpoint_path
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのエンドポイントを指定します。
- -sh service_host_name
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのホスト名を指定します。
オプション -ur のパラメータ
このオプションを使用して、特定のクラウドインスタンスの領域を更新します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -lc location_constraint
このオプションを使用して、関連付けられた領域でクラウドプロバイダサービスがデータ転送操作に使う場所の識別子を入力します。パブリッククラウドストレージの場合、クラウドプロバイダからロケーション制約の詳細を取得する必要があります。
- -rn region_name
このオプションを使用して、クラウドストレージリージョンを指定します。
- -sh service_host
このオプションを使用して、クラウドサービスプロバイダのホスト名を指定します。
オプション -us のパラメータ
このオプションを使用して、指定したクラウドインスタンスのストレージサーバーを更新します。
- -agency agency
このオプションを使用して、クラウドプロバイダから提供された機関名を指定します。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -auth_lc authentication_location_constraint
このオプションを使用して、クラウドストレージサーバーの認証場所を更新する場合の認証ロケーション制約を指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -cert_file cert_file_name
このオプションを使用して、クレデンシャルの証明書のファイル名を指定します。
パラメータで指定するファイルは、マスターサーバーの次の場所に保存されている必要があります。
Windows の場合:
install_path\netbackup\var\global\wmc\cloud
UNIX の場合:
install_path/var/global/wmc/cloud
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -del_lc location_constraint
このオプションを使用して、ストレージサーバーから領域を削除する場合のロケーション制約を指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -in instance_name
このオプションを使用して、クラウドインスタンス名を指定します。
- -key_file private_key_file_name
このオプションを使用して、クラウドプロバイダが提供する秘密鍵のファイル名を指定します。
パラメータで指定するファイルは、マスターサーバーの次の場所に保存されている必要があります。
Windows の場合:
install_path\netbackup\var\global\wmc\cloud
UNIX の場合:
install_path/var/global/wmc/cloud
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -key_pass private_key_passphrase
このオプションを使用して、クラウドプロバイダが提供する秘密鍵のファイル名を指定します。100 文字以下である必要があります。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -lc location_constraint
このオプションを使用して、ストレージサーバーを更新して新しい領域を追加する場合のロケーション制約を指定します。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
- -mission mission1
このオプションを使用して、クラウドプロバイダが提供するミッション名を指定します。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -pxauth_type proxy_auth_type
このオプションを使用して、HTTP プロキシタイプに使う必要がある認証形式を指定します。
次に、有効な値を示します。
NONE (認証を無効にする)
BASIC
NTLM
- -pxhost proxy_host
このオプションを使用して、プロキシサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
- -pxport proxy_port
このオプションを使用して、プロキシサーバーのポート番号を指定します。
- -pxuser_name proxy_user_name
このオプションを使用して、プロキシサーバーのユーザー名を指定します。
- -pxtype proxy_type
このオプションを使用して、プロキシサーバーのプロキシタイプを指定します。
次に、有効な値を示します。
HTTP
SOCKS
SOCKS4
SOCKS4A
SOCKS5
NONE (プロキシタイプは無効になります)
- -pxtunnel proxytunnel_usage
このオプションを使用して、プロキシでトンネリングを使用するかどうかを指定します。
次に、有効な値を示します。
0: 無効
1: 有効 (デフォルト)
プロキシのトンネリングは、HTTP プロキシタイプでのみサポートされます。
- -role role
このオプションを使用して、役割を指定します。
このオプションは、Amazon S3 の AmazonGov Cloud でのみサポートされます。
- -url service_url
このオプションを使用して、サービスの URL を指定します。
サービスの URL 形式は、https://hostname[:port][/path] です。
このオプションは、Amazon S3 でのみサポートされます。
例
例 1 - HTTP と HTTPS のカスタムポートを使用する Hitachi 形式のクラウドインスタンスを追加します。
csconfig cldinstance -a -in my-hitachi.com -pt hitachi -sh my-hitachi.com -http_port 80 -https_port 443 -access_style 2
例 2 - 新しいサービスホスト (s3.finance-hitachi.com) を使用して、Hitachi 形式のクラウドインスタンス my-hitachi.com を更新します。
csconfig cldinstance -u -in my-hitachi.com -sh s3.finance-hitachi.com -se s3.hitachi.com -http_port 80 -https_port 443 -access_style 2
例 3 - HTTP プロキシタイプおよび基本的な認証形式で、プロキシのトンネリングを無効にして、Amazon S3 にストレージサーバーを追加します。
csconfig cldinstance -as -in my-hitachi.com -sts abc-hitachi.com -pxtype HTTP -pxhost Hostname.DomainName.com -pxport 527 -pxauth_type BASIC -pxtunnel 1 -pxuser_name test -lc us-east-1,us-west-2
メモ:
このコマンドでは、パスワードの入力が要求されます。
例 4 - クレデンシャルブローカーがサポートされている既存の AmazonGov Cloud インスタンスにストレージサーバーを追加します。
csconfig cldinstance -as -in my-amzgov.com -sts abc-amzgov.com -creds_broker CREDS_CAP -url https://my.host.com:8080/service-path -mission dummy_mission -agency dummy_agency -role dummy_role -cert_file dummy_file -key_file dummy_key_file -key_pass dummy_passphrase
例 5 - クレデンシャルブローカーがサポートされる既存の AmazonGov 商用クラウドサービスインスタンスのストレージサーバーを更新します。
csconfig cldinstance -us -in my-amzgov.com -sts abc-amzgov.com -url https://my.host.com:8080/service-path -mission dummy_mission -agency dummy_agency -role dummy_role -cert_file dummy_file -key_file dummy_key_file key_pass dummy_passphrase
メモ:
ストレージサーバーの 1 つ以上のパラメータを同時に更新できます。
例 6 - 認証バージョン Identity V2 の OpenStack Swift クラウドインスタンスを追加します。
csconfig cldinstance -a -in my-swiftstack.com -pt swstksw -auth_ver IDENTITY_V2 -auth_url https://lon.identity.api.swiftstack.com/v2.0/tokens
例 7 - OpenStack Swift 対応クラウドプロバイダのストレージリージョンの一覧を表示します。このコマンドは認証バージョン Identity V2 のみに適用できます。
csconfig cldinstance -lr -in my-swiftstack.com -user_name John -tenant_type id -tenant_value 1234
例 8 - 既存の OpenStack Swift インスタンスのストレージサーバーを追加します。
csconfig cldinstance -as -in my-swiftstack.com -sts abc-swiftstack.com -tenant_type id -tenant_value 1234 -sr RegionUS
例 9 - ユーザー ID とプロジェクト名を使用して、OpenStack Swift 対応クラウドの既存のクラウドインスタンスにストレージサーバーを追加します。ユーザー ID を入力したら、ドメイン形式と値のパラメータを入力する必要はありません。このコマンドは認証バージョン Identity V3 のみに適用できます。
csconfig cldinstance -as -in swiftstack_v3 -sts swiftstack -user_type id -user_value user_id123 -project_type name -project_value project_name123 -project_domain_type id -project_domain_value domain_id123 -sr region_name
例 10 - ユーザー名とプロジェクト ID を使用して、OpenStack Swift 対応クラウドの既存のクラウドインスタンスにストレージサーバーを追加します。プロジェクト ID を入力したら、ドメイン形式と値のパラメータを入力する必要はありません。このコマンドは認証バージョン Identity V3 のみに適用できます。
csconfig cldinstance -as -in swiftstack_v3 -sts swiftstack -user_type name -user_value user_name123 -user_domain_type name -user_domain_value domain_name123 -project_type id -project_value project_id123 -sr region_name
例 11 - ユーザー ID とプロジェクト名を使用して、OpenStack Swift 対応クラウドにおける既存のクラウドインスタンス (Identity V3) のストレージリージョンの一覧を表示します。
csconfig cldinstance -lr -in swiftstack_v3 -user_type id -user_value user_id123 -project_type name -project_value project_name123 -project_domain_type id -project_domain_value domain_id123
例 12 - ユーザー名とプロジェクト ID を使用して、OpenStack Swift 対応クラウドにおける既存のクラウドインスタンス (Identity V3) のストレージリージョンの一覧を表示します。
csconfig cldinstance -lr -in swiftstack_v3 -user_type name -user_value user_name123 -user_domain_type name -user_domain_value domain_name123 -project_type id -project_value project_id123
例 13 - ロケーション制約を指定した既存のクラウドインスタンスにストレージサーバーを追加します。
csconfig cldinstance -as -in amazon.com -sts myamz-us.com -lc us-east-1,us-west-2
例 14 - クラウドインスタンスに領域を追加します。
csconfig cldinstance -ar -in myamazon.com -lc us-west-1 -rn "US West (N. California)" -sh s3-us-west 1.amazonaws.com
関連項目
csconfig cldprovider(delete)を参照してください。
csconfig meter(delete)を参照してください。
csconfig throttle(delete)を参照してください。
csconfig reinitialize(1m)を参照してください。