Veritas InfoScale™ 8.0.2 トラブルシューティングガイド - Linux

サービスグループのプローブが完了していない

この状況は、エージェントプロセスが、サービスグループ内の各リソースの監視を完了していない場合に発生します。VCS エンジン HAD が起動すると、ただちにすべてのリソースの初期状態を知るためのプローブが行われます（エージェントが値を戻さない場合はプローブできません）。VCS は、サービスグループの自動起動の一環としてサービスグループをオンラインにする前に、サービスグループの SystemList 属性値で定義されたすべてのシステム上で、定義されているリソースのプローブを行います。これにより、VCS が起動する前にサービスグループがオンラインになっていた場合でも、誤って他のシステムでそのサービスグループをオンラインにすることがなくなります。

対処方法: hagrp -display service_group コマンドを実行して、システムのサービスグループに対する ProbesPending 属性値を確認しますProbesPending 属性の値はプローブが行われていないリソースの数に対応し、すべてのリソースのプローブが行われている場合はゼロになります。どのリソースがプローブされていないかを判断するには、指定のシステムで各リソースに対するローカルの「Probed」属性を確認します。値ゼロはプローブ結果の待機中、値 1 は調査済み、値 2 は VCS が起動していないことをそれぞれ意味します。詳しくは、エンジンログとエージェントログを参照してください。