Veritas NetBackup™ for Oracle 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup (8.1.1)
  1. 概要
    1.  
      ベータ版マニュアルに関するフィードバックの提供
    2.  
      NetBackup for Oracle の新機能
    3.  
      NetBackup for Oracle について
    4.  
      NetBackup for Oracle の機能
    5.  
      NetBackup for Oracle の用語
    6.  
      Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle の操作
    7.  
      クライアントでの RMAN 入出力のログ記録
    8.  
      スクリプトまたはテンプレートベースのポリシーを使用した NetBackup for Oracle 操作
    9.  
      Oracle RMAN について
    10.  
      Oracle リカバリカタログについて
  2. NetBackup for Oracle クイックスタート
    1.  
      NetBackup for Oracle のインストール
    2.  
      Oracle データベースインスタンスの登録
    3.  
      Oracle データベースインスタンスグループの作成
    4.  
      Oracle ポリシーの作成
  3. NetBackup for Oracle のインストール
    1.  
      オペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認
    2.  
      NetBackup サーバーとクライアントの要件
    3.  
      NetBackup クラスタでの NetBackup for Oracle の使用要件
    4.  
      NetBackup for Oracle のライセンスについて
    5. Oracle RMAN と NetBackup for UNIX のリンクについて
      1.  
        環境変数の検証および Oracle の停止
      2. Oracle RMAN と UNIX プラットフォーム上の NetBackup とのリンク設定
        1.  
          AIX (64 ビット版) の手動リンク
        2.  
          HP Itanium (64 ビット版) の手動リンク
        3.  
          Linux x86 (64ビット版) の手動リンク
        4.  
          IBM pSeries または zSeries の手動リンク
        5.  
          Solaris x86 (64ビット版) の手動リンク
        6.  
          Solaris SPARC (64 ビット版) の手動リンク
  4. Oracle のポリシー構成
    1. NetBackup for Oracle の構成の準備
      1.  
        Oracle ポリシー構成について
      2. NetBackup for Oracle のログディレクトリの権限
        1.  
          NetBackup SAN クライアントを使用する場合の Oracle ホームユーザー権限
      3.  
        NetBackup for Oracle のバックアップポリシー形式
      4.  
        NetBackup for Oracle に対する[1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum jobs per client)]の構成
    2. Oracle インテリジェントポリシーのインスタンス管理
      1.  
        NetBackup 検出サービスについて
      2.  
        Oracle データベースインスタンスリポジトリの表示
      3.  
        リポジトリに Oracle データベースインスタンスを手動で追加する
      4.  
        Oracle データベースインスタンスの登録
      5.  
        Oracle データベースインスタンスグループについて
      6.  
        インスタンスグループへのインスタンスの追加
      7.  
        インスタンスグループの自動登録
      8.  
        インスタンスの処理について
    3. Oracle インテリジェントポリシー (OIP) について
      1.  
        Oracle インテリジェントポリシー (OIP) の作成
      2.  
        Oracle インテリジェントポリシーに対する Oracle データベースアップグレードの影響
      3.  
        NetBackup for Oracle の自動バックアップスケジュール設定
      4.  
        Oracle インテリジェントポリシーを使用した NetBackup for Oracle スケジュールプロパティについて
      5.  
        Oracle インテリジェントポリシー - ストレージおよび保持
      6.  
        Oracle インテリジェントポリシーマスターサーバーの動作について
      7.  
        [インスタンスとデータベース (Instances and Databases)]タブ
      8.  
        [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブ
      9.  
        Oracle タブ
      10.  
        Oracle バックアップでの NetBackup Appliance 共有の使用について (Copilot)
      11.  
        共有を使った NetBackup Appliance での OIP 設定 (Copilot)
    4. スクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーについて
      1.  
        新しいスクリプトまたはテンプレートベースの Oracle ポリシーの追加
      2.  
        ポリシー属性
      3.  
        バックアップスケジュール、テンプレートおよびスクリプトについて
      4.  
        スケジュールプロパティについて
      5.  
        スクリプトベースまたはテンプレートベースのポリシー (ストレージおよび保持)
      6.  
        ポリシーへのクライアントの追加
      7. Oracle ポリシーへのバックアップ対象の追加について
        1.  
          NetBackup 管理コンソールでの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストへのテンプレートの追加
        2.  
          NetBackup 管理コンソールでの[バックアップ対象 (Backup Selections)]リストへのスクリプトの追加
      8. ランタイム環境の設定について
        1.  
          Oracle RMAN 環境について
        2.  
          NetBackup for Oracle によって設定される環境変数について
        3.  
          RMAN SEND コマンド変数について
        4.  
          UNIX システムの bp.conf ファイルについて
      9. テンプレートおよびシェルスクリプトの作成について
        1.  
          NetBackup のバックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースの起動
        2.  
          RMAN テンプレートおよびシェルスクリプト
        3.  
          NetBackup for Oracle RMAN テンプレート生成ウィザードを使用した RMAN テンプレートの作成
        4.  
          テンプレートからの RMAN スクリプトの作成
        5. RMAN スクリプトの手動での作成について
          1.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトについて
          2.  
            NetBackup for Oracle のサンプルスクリプトの使用
          3.  
            set duplex コマンドについて
        6.  
          テンプレートの格納について
        7.  
          シェルスクリプトの保存について
    5.  
      NetBackup for Oracle の NetBackup Client Service ログオンアカウントの設定
    6.  
      Oracle の NetBackup のためのテストの設定
  5. Oracle のバックアップとリストアの実行
    1.  
      NetBackup for Oracle の使用の概要
    2.  
      RMAN リポジトリの保守作業
    3.  
      RMAN リポジトリに対する問い合わせ
    4. NetBackup for Oracle バックアップについて
      1.  
        NetBackup for Oracle テンプレートの実行
      2.  
        bpdbsbora を使用したバックアップテンプレートの実行
      3.  
        NetBackup for Oracle シェルスクリプトの実行
      4.  
        RMAN の実行
    5.  
      bplist コマンドを使ったバックアップの表示
    6.  
      期限切れのバックアップイメージの管理
    7. NetBackup for Oracle のリストアについて
      1.  
        リカバリウィザードの起動
      2.  
        リカバリウィザードの使用
      3.  
        bpdbsbora を使ったリカバリテンプレートの実行
      4.  
        クライアント上の Oracle リカバリシェルスクリプトについて
      5.  
        クライアントでの RMAN の実行
      6.  
        プロキシバックアップ用の Oracle マルチストリームリストアについて
      7. 代替クライアントへのリダイレクトリストア
        1.  
          代替リストア用のマスターサーバーの準備
        2.  
          RMAN を使用したリダイレクトリストアの実行について
        3.  
          例 - Oracle のリダイレクトリストアの実行
    8. Microsoft Windows Cluster 環境での NetBackup for Oracle の使用
      1.  
        Windows での Oracle クラスタデータベースのバックアップについて
      2.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオフライン化
      3.  
        Windows でのデータベースインスタンスのオンライン化
      4.  
        Windows クライアントでのユーザー主導のバックアップまたはリストア
    9.  
      Oracle Copilot イメージからのインスタントリカバリポイントの作成
    10.  
      Oracle Copilot インスタントリカバリのインスタントリカバリポイントの削除
    11.  
      データベースの指定した時点へのリストア後、Copilot の共有をクリーンアップする
    12.  
      Copilot リカバリポイントから ASM ストレージにシングルステップでリストアする
    13.  
      RMAN を使った、データファイルコピーから ASM ストレージへのリストアについて
  6. ガイド付きリカバリ
    1.  
      OpsCenter ガイド付きリカバリについて
    2.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作のための設定
    3.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作前のチェック
    4.  
      ガイド付きリカバリのクローン操作の実行
    5.  
      [マスターサーバーの選択 (Select a Master Server)]ダイアログ
    6.  
      [ソースデータベースの選択 (Select Source Database)]パネル
    7.  
      [制御ファイルバックアップの選択 (Select Control File Backup)]パネル
    8.  
      宛先ホストとログインパネル
    9.  
      [宛先パラメータ (Destination Parameters)]パネル
    10.  
      [選択の概略 (Selection Summary)]パネル
    11.  
      [クローン前チェック (Pre-clone Check)]パネル
    12.  
      [ジョブの詳細 (Job Details)]パネル
    13.  
      ガイド付きリカバリクローン後操作
    14. ガイド付きリカバリのトラブルシューティング
      1.  
        バックアップ時のメタデータ収集操作のためのトラブルシューティングファイル
      2.  
        ガイド付きリカバリの検証操作のためのトラブルシューティングファイル
      3.  
        ガイド付きリカバリのクローン操作のためのトラブルシューティングファイル
  7. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle
    1. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle について
      1.  
        プロキシコピー
      2.  
        NetBackup for Oracle のストリームベースの処理
      3.  
        NetBackup for Oracle のファイルベースの処理
    2. Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の動作
      1.  
        NetBackup for Oracle のバックアップおよびリストア処理について
      2.  
        拡張バックアップ方式でサポートされるデータベースオブジェクト
      3.  
        NetBackup の複数ストリームについて
      4.  
        RMAN の複数のチャネル
      5.  
        新しい場所へのデータファイルのリストア
      6.  
        代替クライアントへのリダイレクトリストア
      7.  
        シンボリックリンクおよび raw データファイル (UNIX)
      8.  
        Quick I/O データファイル (UNIX)
      9.  
        RMAN の増分バックアップ
      10.  
        プロキシバックアップの例
    3. NetBackup for Oracle による Snapshot Client の構成について
      1.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットバックアップの構成要件
      2.  
        NetBackup for Oracle のスナップショットポリシーの構成
      3.  
        共有を使った NetBackup Appliance でのスナップショットポリシーの設定 (Copilot)
    4. スナップショットバックアップからの NetBackup for Oracle のリストア
      1.  
        NetBackup for Oracle スナップショットバックアップからの個々のファイルのリストアについて
      2. NetBackup for Oracle でのスナップショットロールバックを使用したボリュームおよびファイルシステムのリストアについて
        1.  
          Java または Windows インターフェースからのスナップショットロールバックリストアの実行
        2.  
          スクリプトまたは RMAN コマンドを使用したスナップショットロールバックリストアの実行
        3.  
          NetBackup for Oracle で指定した時点への SnapVault バックアップからのロールバックリストアの実行 (UNIX)
    5. UNIX の NetBackup for Oracle Block Level Incremental バックアップの構成について
      1.  
        BLI と NetBackup for Oracle の連携方法 (UNIX)
      2.  
        Storage Checkpoint 機能と NetBackup for Oracle について
      3.  
        NetBackup for Oracle の BLI バックアップの構成要件
      4. NetBackup for Oracle を使用した BLI バックアップポリシーの構成
        1.  
          NetBackup for Oracle BLI バックアップ形式について
    6. Snapshot Client の影響について
      1.  
        Snapshot Client ソフトウェアがバックアップ形式にどのように影響するか
      2.  
        Snapshot Client ソフトウェアがスケジュールのプロパティにどのように影響するか
      3.  
        Snapshot Client ソフトウェアがテンプレートとスクリプトに与える影響
      4.  
        Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle の環境変数
    7. レプリケーションディレクタの Oracle サポートについて
      1.  
        レプリケーションディレクタを使った Oracle インテリジェントポリシーの設定
      2.  
        スクリプトまたはテンプレートに基づく Oracle ポリシーの設定
  8. トラブルシューティング
    1.  
      トラブルシューティング NetBackup for Oracle について
    2.  
      NetBackup for Oracle のトラブルシューティング手順について
    3.  
      NetBackup のデバッグログとレポート
    4.  
      デバッグログの手動での有効化 (Windows)
    5.  
      デバッグログの手動での有効化 (UNIX)
    6.  
      NetBackup for Oracle のログファイルについて
    7.  
      Windows クライアントのデバッグレベルの設定
    8.  
      UNIX クライアントのテバッグレベルの設定
    9.  
      RMAN ユーティリティのログについて
    10. RMAN のバックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティング
      1.  
        UNIX での RMAN スクリプトの確認
      2.  
        バックアップまたはリストアの各段階でのトラブルシューティング
    11.  
      UNIX ブラウザインターフェースおよびウィザードのトラブルシューティング
    12.  
      Snapshot Client を併用した NetBackup for Oracle のトラブルシューティング
    13.  
      大規模なデータベースのリストアにおけるタイムアウトエラーの最小化
    14.  
      データベースバックアップのテープのロードとアンロード回数の最小化
    15.  
      バックアップジョブの転送および完了の遅延
  9. 付録 A. RAC (Real Application Clusters)
    1.  
      Real Application Clusters について
    2.  
      仮想ホスト名と NetBackup for Oracle について
    3.  
      RAC のアーカイブスキームについて
    4.  
      データベースのバックアップについて
    5.  
      データベースのリストアの例
    6.  
      データベースのリストアのトラブルシューティング (UNIX と Windows)
    7.  
      アーカイブログのリストアについて
  10. 付録 B. NetBackup を併用した Oracle RAC を保護するためのベストプラクティス
    1.  
      NetBackup を併用した Oracle RAC のベストプラクティス
    2.  
      テンプレートおよび Oracle インテリジェントポリシー (OIP) と RAC の使用について
    3.  
      NetBackup for Oracle の操作について
    4.  
      RAC の構成の例: フェールオーバー名が存在し、バックアップが負荷分散されない
    5.  
      RAC の構成の例: フェールオーバー名が存在し、バックアップが負荷分散される
    6.  
      RAC の構成の例: フェールオーバー名を利用できず、バックアップが負荷分散されない
    7.  
      RAC の構成の例: フェールオーバー名は利用不能で、バックアップは負荷分散され、カスタムスクリプトが設定された 1 つのポリシーがあります
    8.  
      RAC の構成の例: フェールオーバー名は利用不能で、バックアップは負荷分散され、手動ポリシーフェールオーバーが設定された単純なポリシーがあります
    9.  
      RAC 用イメージカタログの設定
    10.  
      RAC 環境でのアプライアンスの構成
  11. 付録 C. 重複排除のベストプラクティス
    1.  
      ストリームベースのプロキシコピー Oracle バックアップの最適化と重複排除
    2.  
      ストリームベースの Oracle バックアップの構成
    3.  
      ストリームベースのバックアップの RMAN スクリプトの例
    4.  
      プロキシコピーバックアップのための RMAN スクリプトの編集と NetBackup for Oracle の構成
    5.  
      プロキシコピーのバックアップの RMAN スクリプトの例
  12. 付録 D. SFRAC の Snapshot Client サポート
    1.  
      SFRAC の Snapshot Client サポートについて
    2.  
      SFRAC 環境の NetBackup の構成
    3.  
      バックアップ操作用の SFRAC 環境の構成
    4.  
      SFRAC 環境でのロールバックリストアの実行
    5.  
      SFRAC 環境での NetBackup のトラブルシューティング
  13. 付録 E. UNIX および Linux システムでの RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップ
    1.  
      RMAN を使用しないスクリプトベースの Block Level Incremental (BLI) バックアップについて
    2.  
      BLI バックアップおよびリストア操作について
    3. RMAN を使用しない BLI バックアップのインストール要件の確認
      1.  
        ファイルシステムおよび Storage Checkpoint の領域管理
    4. スクリプトベースの BLI バックアップの NetBackup ポリシーの作成
      1.  
        BLI バックアップに必要なポリシーの数
      2.  
        BLI ポリシー属性について
      3.  
        BLI クライアントリストについて
      4.  
        BLI バックアップのバックアップ対象リスト
      5.  
        BLI バックアップポリシーのスケジュールについて
      6.  
        Oracle の BLI バックアップポリシーの例
      7.  
        [1 クライアントあたりの最大ジョブ数 (Maximum Jobs per Client)]グローバル属性の設定
      8.  
        BLI バックアップ方式について
      9. BLI バックアップの通知スクリプトの作成
        1.  
          BLI バックアップの POLICY_IN_CONTROL の識別
        2.  
          BLI スクリプトの Oracle 環境変数
        3.  
          その他のポリシーの BLI 通知スクリプトについて
        4.  
          setup_bli_scripts セッションのサンプル
    5. バックアップとリストアの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle エージェント自動バックアップについて
      2.  
        NetBackup for Oracle の手動バックアップについて
      3.  
        Quick I/O ファイルのバックアップ
      4.  
        BLI バックアップイメージのリストア
      5.  
        NetBackup バックアップおよびリストアログについて
    6. バックアップエラーまたはリストアエラーのトラブルシューティングについて
      1.  
        バックアップとリストア操作の段階別のトラブルシューティング方法
      2.  
        NetBackup リストアとバックアップ状態コード
      3.  
        NetBackup のバックアップパフォーマンスの向上
      4.  
        BLI バックアップとデータベースのリカバリについて
  14. 付録 F. XML Archiver
    1. NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポート
      1.  
        NetBackup for Oracle の XML エクスポートおよび XML インポートのアーカイブ機能
      2.  
        XML エクスポートのアーカイブ処理
      3.  
        処理のシーケンス: XML エクスポートアーカイブ
      4.  
        XML インポートのリストア処理
      5.  
        処理のシーケンス: XML インポートのリストア
    2.  
      XML エクスポートパラメータファイルでユーザーが設定する環境変数について
    3. XML エクスポートのテンプレートおよびシェルスクリプトについて
      1.  
        NetBackup for Oracle ウィザードを使用した XML エクスポートテンプレートの作成 (UNIX)
      2.  
        NetBackup for Oracle ウィザードを使用した XML エクスポートテンプレートの作成 (Windows)
      3.  
        テンプレートからの XML エクスポートスクリプトの作成
      4.  
        XML エクスポートスクリプトの手動での作成
    4. XML エクスポートアーカイブの実行
      1.  
        NetBackup for Oracle XML エクスポートテンプレートの実行
      2.  
        bpdbsbora を使用した XML エクスポートテンプレートの実行
      3.  
        クライアントでの NetBackup for Oracle XML エクスポートスクリプトの実行
      4.  
        クライアントでの Oracle ユーザーとしての bporaexp の実行
      5.  
        ディレクトリへの書き込みとストレージユニットへの書き込み
      6.  
        bporaexp パラメータについて
    5.  
      bporaimp パラメータを使った XML エクスポートアーカイブの表示
    6.  
      bplist を使った XML エクスポートアーカイブの表示
    7. XML エクスポートアーカイブのリストア
      1.  
        クライアントでの XML インポートウィザードの実行
      2.  
        bpdbsbora を使った XML インポートテンプレートの実行
      3.  
        クライアントでの XML インポートスクリプトの実行
      4.  
        クライアントでの bporaimp の実行
      5.  
        bporaimp パラメータについて
      6. 代替クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストアについて
        1.  
          bporaimp を使用した新規クライアントへの XML エクスポートアーカイブのリダイレクトリストア
        2.  
          例 - リダイレクトリストアでの bporaimp の使用
    8. XML エクスポートエラーまたは XML インポートエラーのトラブルシューティング
      1.  
        ログの確認によるエラーの原因の判断
      2.  
        XML エクスポートまたは XML インポートの各段階でのトラブルシューティング
    9.  
      その他の XML エクスポートおよび XML インポートのログ
  15. 付録 G. 承認を受けた場所の登録
    1.  
      NetBackup データベースのスクリプトベースポリシーで使用する承認を受けた場所の登録

RAC 用イメージカタログの設定

RAC バックアップでフェールオーバー名に NB_ORA_CLIENT を使用していた場合、すべてのノードからのバックアップイメージがその単一のクライアント名で保存されます。 バックアップイメージは単一のクライアント名で保存されるため、イメージカタログに特別な設定は不要です。

ただし、フェールオーバー名ーが使用されなかった場合、個別のクライアントのバックアップイメージは固有名のイメージディレクトリに格納されます。 この設定を使用すると、代替クラスタや、クラスタ内の代替ノードからクロスチェックおよびリストアなどの操作を実行した場合、複雑になる可能性があります。

メモ:

この手法は、インスタンスの VIP 名を、racclient の名前として使用する場合に最も適切に動作します。 物理ホスト名を使用した場合、ファイルシステムバックアップからのバックアップイメージが、単一イメージディレクトリ内の Oracle バックアップイメージと一緒に保存されます。 この状況は 2 つの潜在的な問題を引き起こす可能性があります。 まず最初に、同じファイルが両方のホストに存在するが、その内容が異なる場合は、リストアに使用する正しいバックアップイメージを慎重に選択する必要があります。ファイルシステムのバックアップの設定でポリシーキーワードを指定すると、選択時の混乱を避けることができます。このキーワードは、各ファイルシステムのバックアップを作成するホストに固有です。また、参照またはリストアを実行するときには、ホスト固有のキーワードを使用してイメージ検索を制約します。次に、いずれのホストも、もう一方のホストからバックアップされたファイルをリストアすることができます。同じクラスタの一部であるため、このリストア手法は通常は問題ではありません。ただし、サイト側で権限やセキュリティ制限に関する特別な考慮事項がある場合には注意してください。

次の手順では、1 つのクライアント名のクラスタ内のすべてのノードからのバックアップイメージを一元的に保存できます。次に、その 1 つのクライアント名を、メンテナンスやリストア操作に使用できます。

次の手順では、別途明記されないかぎり、すべての手順をマスターサーバー上で実行できます。また、手順ではネットワークルーティングが可能なホスト名の例として以下の 2 つを使用します。

  • racclient1

  • racclient2

この手順では、クラスタの論理名は racname です。 クラスタ上の 1 つのノードで常にアクティブになっているフェールオーバー名がある場合、その名前を racname とすることができます。 また、racname は一時的を racclient1 または racclient2 のホスト名の別名として追加して、初期設定を完了して、次に削除することができます。

1 つのクライアント名のクラスタ内のすべてのノードからのバックアップイメージを一元的に保存する方法

  1. マスターサーバーとメディアサーバーの両方で、RAC クライアント名が解決可能、ネットワークルーティング可能で正確に逆引き名前解決されることを確認します。
    bpclntcmd  - hn racclient1
    bpclntcmd  - hn racclient2
    ping racclient1
    ping racclient2
    bpclntcmd  - ip <ip_address_for_racclient1>
    bpclntcmd  - ip <ip_address_for_racclient2>
    

    ホスト名の正引き名前解決と逆引き名前解決の不整合およびネットワークルーティングの問題を解決します。 NetBackup ホストのキャッシュをクリアし、名前解決を変更した後 10 秒間待ちます。

    bpclntcmd  - clear_host_cache
  2. マスターサーバーで、クライアントの racclients または論理名のいずれかに対して、イメージディレクトリまたはクライアントエイリアスがすでに存在するか確認します。

    Windows の場合:

    dir install_path\Veritas\NetBackup\db\images\racclient1
    dir install_path\Veritas\NetBackup\db\images\racclient2
    dir install_path\Veritas\NetBackup\db\images\racname

    UNIX の場合:

    ls -ld /usr/openv/netbackup/db/images/racclient1
    ls -ld /usr/openv/netbackup/db/images/racclient2
    ls -ld /usr/openv/netbackup/db/images/racname

    Windows または UNIX の場合:

    bpclient  - client racclient1  - list_all_aliases
    bpclient  - client racclient2  - list_all_aliases
    bpclient  - client racname  - list_all_aliases
    

    メモ:

    いずれかのクライアント名にすでにイメージディレクトリがあるか、またはクライアント名に racname 以外のエイリアスがある場合は、この手順を続けないでください。

    この手順を使用する代わりに、次のベリタスナレッジベースの記事を参照して既存のイメージディレクトリとクライアント名を結合することを考慮してください。

    https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.000018409

    または、RAC クライアントに新しいネットワーク解決可能でネットワークルート可能なホスト名を作成して、ステップ 1 に戻ります。

  3. 論理クラスタ名にすでにイメージディレクトリがあり、論理クラスタ名自体がエイリアスである場合は、ステップ 5 に進みます。
  4. 論理クラスタ名を NetBackup クライアント名として使用して、バックアップを実行します。
    • racname が解決可能なホスト名でない場合、一時的にこれを RAC クライアント名の 1 つのホスト名のホスト名エイリアスにします。 ホスト名エイリアスを変更するのが、ホストファイルを変更する最も簡単な方法です。

    • バックアップは、新規または既存のポリシーを使用するファイルシステムのバックアップでなければならず、1 つのファイルのみのバックアップとなります。

    • その後、racname にイメージディレクトリとクライアントのエイリアスがあることをステップ 2 のチェックで確認します。 次に、作成された一時ホスト名エイリアスまたはポリシーを削除します。

  5. racclient1racclient2 の将来のバックアップ先とイメージ検索を論理クラスタ名に指定します。

    クラスタのクライアントエイリアスを作成して、以下を確認します。

    bpclient  - client racname  - add_alias racclient1
    bpclient  - client racname  - add_alias racclient2
    bpclient  - client racname  - list_all_aliases
    bpclient  - client racclient1  - list_all_aliases
    bpclient  - client racclient2  - list_all_aliases
    

    問題が発生した場合は、次の TechNote を参照してください。

    https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.000018409

  6. RAC 用の Oracle ポリシーを作成または変更し、racclient1 および racclient2 を指定します。

    ポリシーおよび RMAN の設定テクニックについては、NetBackup を併用した Oracle RAC のベストプラクティス

  7. ポリシーがアクティブであることを確認し、ポリシーを使用して RAC のバックアップを実行します。
  8. クライアントホストに対し、クロスチェックおよびリストア操作中に、NB_ORA_CLIENT= racname の使用を許可します。 これらの altname ファイルはマスターサーバー上に作成されます。 peername は、マスターサーバーが送信元 IP アドレスを解決するホスト名で、各クライアントはこの送信元 IP アドレスからマスターへ接続します。peername は、各クライアントホスト上で bpclntcmd -pn を実行するときに容易に判断できます。

    Windows の場合:

    cd install_path\Veritas\NetBackup\db\altnames
    echo racname >> peername_racclient1
    echo racname >> peername_racclient2

    UNIX の場合:

    cd /usr/openv/netbackup/db/altnames
    echo racname >> peername_racclient1
    echo racname >> peername_racclient2

    racclient1 から、peername は「racclient1.com」です:

    $ bpclntcmd -pn
    expecting response from server mymaster
    racclient1.com racclient1 192.168.0.11 60108

クライアントエイリアスの別名に関して詳しくは、次の TechNote を参照してください。

http://www.veritas.com/docs/TECH208362

NetBackup を併用した Oracle RAC のベストプラクティス

NetBackup for Oracle の操作について