Enterprise Vault™ インストール/設定

ボルトサービスアカウントに Exchange Server 権限を割り当てるには

1. 次の管理ロールが割り当てられているアカウントを使って Exchange Server にログインします。

   • Active Directory 権限

   • Exchange Server

   • Organization Configuration

   デフォルトでは、「組織管理」ロールグループのメンバーにはこれらのロールが割り当てられます。
2. SetEVExchangePermissions.ps1 というスクリプトを Enterprise Vault メディアの \Veritas Enterprise Vault\PowerShell Scripts フォルダから Exchange サーバーにコピーします。

3. Exchange Server で、Exchange 管理シェルを開きます。
4. SetEVExchangePermissions.ps1 を実行します。

   このスクリプトの構文は次のとおりです。

   .\SetEVExchangePermissions.ps1 -User domain\user_name [-Server exchange_server] [-Action <String>] [-Level <String>] [-Verbose <Boolean>]

   パラメータは次のとおりです。

   -User (必須)	domain\user_name は、ボルトサービスアカウントおよびそれが属しているドメインです。user_name にスペースが含まれる場合は、domain\user_name の文字列全体を引用符 (") で囲みます。
   -Server	exchange_server は、Exchange Server の名前です。デフォルトは、スクリプトが実行されている Exchange Server です。
   -Action	権限を追加するか (Add)、または削除します (Remove)。デフォルト値は Add です。
   -Level	メールボックスタスクとプロビジョニングタスクに必要な権限を適用するか (All)、またはプロビジョニングタスクに必要な読み取り専用権限を適用します (Provisioning)。デフォルト値は All です。 Action パラメータが Remove に設定されている場合、このパラメータは無視されます。
   -Verbose	すべてのスクリプト出力を表示するか ($True)、または最小限の情報を表示します ($False)。デフォルト値は $False です。

5. これらの変更をすぐに強制的に反映する場合は、各 Exchange メールボックスサーバーの Microsoft Exchange Information Store サービスを再起動します。