NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- NetBackup の安全な通信のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- NetBackup 管理コンソールのログ記録
- ログアシスタントの使用
ログアシスタントについて
ログアシスタントは、デバッグログやその他の情報を設定および収集するために必要な時間を短縮できる有用なツールです。ログアシスタントは、多くの機能を自動で実行するため、NetBackup ホストへの手動ログイン、ログディレクトリの作成、ログレベルの変更などに関連した問題を回避できます。
メモ:
ログアシスタントは、Veritas サポートの指示に従って使用してください。
ログアシスタントは、一連のウィザードを使用することで、問題を迅速にトラブルシューティングできます。NetBackup の問題のカテゴリに応じて、このツールは問題に関わるホストとそれらのホストで有効にするログを提示します。
メモ:
ログアシスタントで NetBackup ログを収集すると、NetBackup の合計ログサイズが増えることがあります。[ホストプロパティ (Host Properties)]>[ログ (Logging)]ダイアログボックスで[次までログを保持する: GB (Keep logs up to GB)]オプションを有効にしており、NetBackup の合計ログサイズが高水準点に達している場合、ログは削除されます。保持したいログも削除される場合があります。保持したいログが削除されないようにするには、ログアシスタントを使用してログを収集している間に、[次までログを保持する: GB (Keep logs up to GB)]オプションを無効にする必要があります。あるいは、ログ収集が完了する前に重要なログが削除されないように、[次までログを保持する: GB (Keep logs up to GB)]プロパティを現在の値より高く設定できます。
特別なライセンスは必要ありません。ただし、ログアシスタントを使用するには、UNIX 用のルート権限と、Windows 用の管理者権限が必要になります。
表: ログアシスタントの操作に、主要なログアシスタント操作の概略を示します。
表: ログアシスタントの操作
操作 | 説明 |
---|---|
新しいログアシスタントレコードの追加。 | NetBackup の問題をトラブルシューティングするプロセス全体で使う、ログアシスタントのレコードを追加します。通常は、作成したレコードと、アクティビティモニターに表示された失敗ジョブとを関連付けます。NetBackup 管理コンソールの右ペインでログアシスタントノードを選択すると、レコードのリストが表示されます。 ログアシスタントレコードの追加または削除を参照してください。 |
詳細を表示します。 | 選択したレコードの詳細を表示します。 |
ログアシスタントレコードの削除。 | 失敗ジョブが正常に動作するようになれば、ログアシスタントレコードを削除できます。 ログアシスタントレコードの追加または削除を参照してください。 |
デバッグログの有効化。 | デバッグログの設定 (Setup Debug Logging) ウィザードを使用して、選択された NetBackup デバッグログやその他の、テクニカルサポートが NetBackup の問題をトラブルシューティングする際に使用するプロセスを有効にします。ログアシスタントは、必要なログフォルダを自動作成し、デバッグログのログレベルを最高位の詳細度に設定します。(多数のデバッグログの最高ログレベルは 5 です。) デバッグログの設定を参照してください。 |
最小デバッグログを設定します。 | 指定されたプロセスのログレベル (詳細度) を最小値に設定するには、最小デバッグログの設定 (Set Minimum Debug Logging) ウィザードを使用してください。この設定では、情報、警告、エラー、重大メッセージ (レガシーログ)、アプリケーションログ、診断ログ、一部のデバッグログ (統一ログ) なども許可されています。選択されたログアシスタントレコードのジョブ失敗問題を解決した後で、デバッグログを最小値に設定することも可能です。 最小デバッグログの設定を参照してください。 |
デバッグログの無効化。 | デバッグログの無効化 (Disable Debug Logging) ウィザードを使用して、選択したログアシスタントレコードに関するジョブ失敗の問題を解決した後、デバッグログを無効にします。操作後に NetBackup が生成し続けるログは、アプリケーションログと診断ログのみです。 デバッグログの無効化を参照してください。 |
nbsu 出力の収集。 | [nbsu 出力の収集 (Collect nbsu Output)]ウィザードを使用して、マスターサーバーで nbsu 診断情報を収集します。 |
処理をキャンセルします。 | 収集が完了した後は、現在進行中 (たとえば、データが大きすぎるため処理に時間がかかっている場合) の操作をキャンセルできます。このレコードの進行状況フィールドに[進行中 (In progress)]が表示されていることを確認した後に、ログアシスタントレコードを右クリックして[操作をキャンセル (Cancel Operation)]を選択します。 |