NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- NetBackup の安全な通信のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- NetBackup 管理コンソールのログ記録
- ログアシスタントの使用
NetBackup Web サービスのログ記録
NetBackup Web サービスのログは、次の場所にあります (プライマリサーバー上のみ)。
UNIX の場合: usr/openv/logs/nbwebservice
Windows の場合: install path\netbackup\logs\nbwebservice
このログディレクトリには、Web サービスのオリジネータのログファイルが含まれています。次のログファイルが含まれますが、これらに制限されるものではありません。
表: Web サービスの OID とログファイル
オリジネータ ID |
ログファイル |
説明 |
---|---|---|
439 |
|
NetBackup Web サービス |
466 |
|
NetBackup セキュリティサービス (セキュリティ Web アプリ) |
482 |
|
NetBackup ホスト Web サービス (ホスト Web アプリ) |
483 |
|
NetBackup 構成管理サービス (Web アプリ) |
484 |
|
NetBackup ゲートウェイサービス (Web アプリ) |
485 |
|
NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) (Web アプリ) |
487 |
|
NetBackup カタログ Web サービス (Web アプリ) |
488 |
|
NetBackup の役割に基づくアクセス制御 (RBAC) Web サービス (Web アプリ) |
489 |
|
NetBackup 管理 Web サービス (Web アプリ) |
オリジネータ ID (OID) を使ったプロセスのログ記録は、NetBackup\bin
に配置されている vxlogcfg コマンドを使用して増やしたり減らしたりできます。このコマンドは、以前のプロセスそれぞれについて、ログ記録を追加または削除するために使用できます。次に示す、OID 439 を使用する例を参照してください。
ログ記録を追加するには、-a (追加) オプションを指定して次のコマンドを使用します。
vxlogcfg -a -p NB -o 439 -s DebugLevel=6
ログ記録を削除するには、-r (削除) オプションを指定して次のコマンドを使用します。
vxlogcfg -r -p NB -o 439 -s DebugLevel=6
問題がすぐに再び発生する場合は、デフォルトのログファイル設定を 6 に構成し、その後、状況に合わせて設定を 1 に減らすほうが簡単なことがあります。次に例を示します。
ログ記録を増やすには、次のコマンドを使用します。
vxlogcfg -a -p NB -o Default -s DebugLevel=6
ログ記録を減らすには、次のコマンドを使用します。
vxlogcfg -a -p NB -o Default -s DebugLevel=1
メモ:
前述の例で、-a オプションを両方のコマンドに追加したのは、デフォルトのログ記録を削除せずに、デバッグレベルのみをデフォルトレベルの 1 に変更するためです。
注意:
変更が実装されるまで 1 分かかる場合があるため、ログファイルのログレベルを変更した後は、必ず最低 1 分は待つようにします。
ファイルシステムがログでいっぱいになる可能性があるため、高いレベルのログ記録を長期間設定したままにしないでください。
OID がデフォルトで 0 に設定されている場合、デフォルトのログレベルが変更されても影響を受けません。これらの OID は、次のとおりです。
156: NetBackup ACE/TAO。これによって、ACE/TAO 呼び出しを使用する必要があるすべてのプロセスに対してログ記録されます。
486: NetBackup プロキシヘルパー。これによって、統合された
nbpxyhelper
ログファイルにログ記録されます。NetBackup プロキシヘルパーのログ記録を参照してください。