NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- NetBackup の安全な通信のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- NetBackup 管理コンソールのログ記録
- ログアシスタントの使用
ログレベル
すべての NetBackup プロセスに同じログレベルを適用することを選択できます。または、特定のプロセスまたはサービスのログレベルを選択できます。
表: ログレベルの説明
ログレベル |
説明 |
---|---|
グローバルと同じ |
この処理では、グローバルログレベルと同じログレベルが使用されます。 |
[ログなし (No logging)] |
プロセスに対してログは作成されません。 |
[最小ログ (Minimum logging)] (デフォルト) |
プロセスに対して少量の情報が記録されます。 ベリタステクニカルサポートから指示されないかぎり、この設定を使用してください。他の設定では、ログに大量の情報が蓄積される可能性があります。 |
レベル 1 から 4 まで |
プロセスに対してレベルに合わせて情報が記録されます。 |
[5 (最大) (5 (Maximum))] |
プロセスに対して最大量の情報が記録されます。 |
この設定は、すべてのプロセスと、[グローバルと同じ (Same as global)]に設定されているプロセスのログレベルを制御します。一部の NetBackup プロセスのログレベルは個別に制御できます。
レガシーログレベルの上書きを参照してください。
プライマリサーバーの統合ログレベルを参照してください。
これらのログ記録レベルは、レガシープロセスのログに適用されます。表示されるログレベルは、ホストの種類 (プライマリ、メディア、クライアント) によって異なります。
表: レガシープロセスに対するログレベルの上書き
サービス |
説明 |
プライマリサーバー |
メディアサーバー |
クライアント |
---|---|---|---|---|
NetBackup Backup Restore Manager。 |
X |
X | ||
NetBackup Disk Manager。 |
X |
X | ||
NetBackup Tape Manager。 |
X |
X | ||
NetBackup Jobs Database Management デーモン。この設定はプライマリサーバーでのみ利用可能です。 |
X | |||
NetBackup Database Manager。 |
X | |||
NetBackup Request デーモン。 |
X | |||
データベースログレベル (Database logging level) |
データベースエージェントのログのログレベル。作成および参照するログについて詳しくは、特定のエージェントのマニュアルを参照してください。 |
X |
これらのログレベルは、NetBackup サービスログに適用され、プライマリサーバーでのみ利用可能です。
表: NetBackup サービスのログレベル
サービス |
説明 |
---|---|
Policy Execution Manager (NBPEM) はポリシーおよびクライアントタスクを作成し、ジョブの実行予定時間を決定します。ポリシーが変更されていたり、イメージの期限が切れていた場合は、NBPEM に通知され、適切なポリシーおよびクライアントタスクが更新されます。 | |
Job Manager (NBJM) は、Policy Execution Manager が送信したジョブを受け取り、必要なリソースを取得します。 | |
Resource Broker (NBRB) は、ストレージユニット、テープドライブおよびクライアントを予約するための割り当てを行います。 |
Windows レジストリ、bp.conf ファイル、または統合ログのログの値を設定することもできます。
表: ログレベルとその値
ログレベル |
レガシーログ - Windows レジストリ |
レガシーログ - bp.conf |
統合ログ |
---|---|---|---|
最小のログ |
|
VERBOSE = 0 (グローバル) processname_VERBOSE = 0 グローバルな VERBOSE の値が 0 以外の値に設定されている場合、個々の処理は値 -1 を使って減らすことができます。たとえば、processname_VERBOSE = -1 を指定します。 |
1 |
[ログなし (No logging)] |
|
VERBOSE=-2 (グローバル) processname_VERBOSE = -2 |
0 |