NetBackup™ ログリファレンスガイド

NetBackup の安全な通信ログ記録について

NetBackup は、NetBackup 8.1 以降のホスト間における制御型機能の安全な通信に関する情報をログに記録します。これらの機能には、コマンドの実行や、バックアップまたはリストアを開始するために必要なプロセスの起動が含まれます。現在、これらのプロセスに bpbkar または tar データ転送は含まれません。ホストが通信を正常に行うには、認証局 (CA) 証明書とホスト ID ベースの証明書が必要です。NetBackup では、ホスト通信にトランスポート層セキュリティ (TLS) プロトコルを使用します。このプロトコルでは、各ホストがそのセキュリティ証明書を提示するとともに、認証局 (CA) の証明書に対してピアホストの証明書を検証する必要があります。

プライマリ サーバーは CA として動作します。プライマリ サーバーは、適切なインストールと、pbx、nbatd、nbwmc などの証明書を配備するためのサービスの構成に依存します。

NetBackup 8.1 では、すべてのメディアサーバーとクライアントサーバーがアップグレードされると、証明書が配備されます。証明書の配備が失敗した場合、バックアップとリストアは実行できません。次の場合に配備が失敗します。

安全な通信や証明書に関する問題を診断するとき、通常、プライマリサーバー上で実行されるサービスやプロセスが関与しています。サービスが実行されており、NetBackup バージョンが期待するものであったことを確認した後は、問題を特定するためにログファイルが役立つ場合があります。

NetBackup の安全な通信について詳しくは、次の URL で安全な通信についてのドキュメントを参照してください。

https://www.veritas.com/docs/DOC5332