NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- NetBackup の安全な通信のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- NetBackup 管理コンソールのログ記録
- ログアシスタントの使用
OpenStorage Technology (OST) バックアップのログ記録
このシナリオでは、クライアントはメディアサーバーに直接データをバックアップし、メディアサーバーはベンダープラグインにアクセスしてストレージサーバーにデータを転送します。
OST 固有のログを記録するには、メディアサーバーまたはプラグインホストで次のことを実行してください。
レジストリまたは
bp.conf
ファイルで VERBOSE = 5 を設定します。/usr/openv/netbackup/logs
に次のディレクトリがあることを確認します (Windows の場合は、install_path\NetBackup\logs
)。bptm
bpbrm
bpstsinfo
volmgr/debug/tpcommand
ディレクトリを作成します。vm.conf
ファイルに VERBOSE を記述します。次のプロセスに対して DebugLevel=6 および DiagnosticLevel=6 を設定します。
OID 178 (ディスクマネージャサービス、dsm)
OID 202 (ストレージサービス、stssvc)
OID 220 (ディスクポーリングサービス、dps)
OID 221 (メディアパフォーマンスモニターサービス)
OID 222 (Remote Monitoring and Management Service)
OID 230 (Remote Disk Manager Service、rdsm)
OID 395 (STS Event Manager、stsem)
これらの OID は、すべてメディアサーバーの
nbrmms
統合ログファイルにログ記録されます。ベンダープラグインのログ記録を増やします。ほとんどのベンダーには、NetBackup ログに登録される内容に加えてそれぞれのプラグインのログ機能があります。
バックアップエラーを再現します。
NetBackup 管理コンソールで、[アクティビティモニター (Activity Monitor)]>[ジョブ (Jobs)]をクリックし、ジョブの詳細を開いて[状態の詳細 (Detailed Status)]タブをクリックします。バックアップを実行したメディアサーバーのホスト名および bptm のプロセス ID 番号 (PID) が表示されます。
bptm(pid=value) のような行を探します。これは、bptm ログで見つかる bptm PID です。
メディアサーバーの bptm ログで、手順 8 で見つかった bptm PID を抽出します。この手順では、単一行のエントリのみが収集されます。複数行のログエントリは未加工のログで確認します。次の例では、3144 が bptm PID です。
Windows のコマンドライン:
findstr "\[3144." 092611.log > bptmpid3144.txt
UNIX/Linux のコマンドライン:
grep "\[3144\]" log.092611 > bptmpid3144.txt
バックアップの開始日および失敗した日付をカバーするベンダー固有のプラグインログを収集します。