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Enterprise Vault™ 管理者ガイド

Last Published: 2021-04-08

Product(s): Enterprise Vault (14.1)

このマニュアルについて
1. 必要な知識
2. Enterprise Vault についての詳しい情報の入手先
  1. Enterprise Vault トレーニングモジュール
管理者のセキュリティの管理
1. 管理者のセキュリティについて
2. 役割ベースの管理
3. 権限を使ったアクセス制御
4. ボルトサービスアカウントの変更
5. Enterprise Vault 検索のシングルサインオン
日常的な管理
1. システムの状態の監視
2. アプリケーションログの監視
3. Exchange メールボックスアーカイブレポートについて
  1. Exchange メールボックスアーカイブレポートの設定
  2. Exchange メールボックスアーカイブレポートの使用
    1. Exchange メールボックスアーカイブレポートの Web ページの使用
    2. Enterprise Vault サーバーでの Exchange メールボックスアーカイブレポートの使用
  3. より多くの情報の取得
4. MSMQ キューの監視
5. タスクとサービスの起動または停止について
  1. タスクの開始または停止
  2. サービスの開始または停止
6. Windows イベントビューアによるログのチェック
7. ジャーナルメールボックスの監視
  1. デフォルトの ANSI コードページ (ACP コードページ) の使用
8. ディスクの監視について
  1. ボルトストアのディスク領域のチェック
    1. 管理サービスがディスク領域を監視する方法
    2. 管理サービスの修正
  2. ディスク領域とインデックス
9. SQL データベースの保守について
  1. ボルトストアデータベースの保守
  2. ディレクトリデータベースの保守
  3. フィンガープリントデータベース保守
  4. 監視データベースの保守
  5. FSA レポートデータベース保守
10. SQL Always On 可用性グループの使用
  1. SQL Always On 可用性グループを実装するときに使用する PowerShell cmdlet
  2. SQL Always On 可用性グループの実装
11. ボルトストアグループの管理と共有について
  1. ボルトストアグループのボルトストアの状態の表示
  2. ボルトストアの共有レベルの変更
  3. ボルトストアの別のボルトストアグループへの移動
  4. ボルトストアグループの削除
  5. フィンガープリントデータベースの監視
  6. 単一インスタンスストレージによって発生するアーカイブ領域の削減の監視
12. セーフコピーの管理について
  1. Enterprise Vault のセーフコピーの削除設定
  2. パーティションがバックアップされていることのチェック
13. パーティションロールオーバーの管理について
  1. パーティションロールオーバーの設定
  2. ロールオーバー順序の変更
  3. パーティションロールオーバーの強制
14. 削除済みアイテムの回復
15. 有効期限と削除について
  1. ストレージの有効期限の設定
  2. ショートカットの削除の設定
16. 保持カテゴリと保持期間の処理
  1. 保持カテゴリの作成
  2. 保持計画について
  3. 保持計画の作成
  4. Enterprise Vault アーカイブへの保持計画の適用
  5. 保持計画と連携して機能する PowerShell cmdlet について
  6. 保持計画がストレージの有効期限切れに与える影響
  7. 保持フォルダの設定
17. 有効期限レポートの表示
18. プロビジョニンググループの保守について
19. 新しいメールボックスのアーカイブの有効化
  1. 非表示のメールボックスの確認
20. 選択したアーカイブに対するリーガルホールドの適用と解除について
21. アーカイブ移動について
  1. アーカイブの移動の働き方
  2. サイト内でのメールボックスアーカイブの移動について
  3. サイト間でのメールボックスアーカイブの移動について
    1. サイト間でのアクティブなアーカイブの移動
    2. サイト間でのその他のメールボックスアーカイブの移動
  4. サイト内でのジャーナルアーカイブの移動について
  5. アーカイブの移動の設定について
  6. アーカイブの移動の実行
  7. アーカイブ移動の監視
    1. ［アーカイブの移動状態］ページでの移動操作の修正
    2. アーカイブの移動状態
  8. アーカイブの移動後のアーカイブの削除
  9. ［失敗］と［エラー］状態の移動操作の管理
  10. アーカイブ移動のレポートと監視
22. アーカイブの削除
23. アーカイブを管理するための PowerShell cmdlet
  1. Get-EVArchive
  2. Remove-EVArchive
  3. Set-EVArchive
  4. アーカイブ cmdlet でのエラー処理
24. アーカイブの権限を管理するための PowerShell コマンドレット
  1. Get-EVArchivePermission
  2. Remove-EVArchivePermission
  3. Set-EVArchivePermission
25. ボルトストアの削除
26. システムメッセージの設定
27. インデックスボリュームについて
28. ディレクトリデータベースの移動
29. ボルトストアデータベースの移動
30. フィンガープリントデータベースの移動
31. 監視データベースの移動
32. 監査データベースの移動
33. ボルトサービスアカウントのパスワードの変更
レコード管理のための Enterprise Vault の使用
1. レコード管理の導入
2. レコードと非レコードについて
3. Enterprise Vault でアイテムをレコードとしてマーク付けする方法
4. 必要なレコードタイプの設定
5. ユーザーのデフォルトのレコードタイプの設定
6. 個々のアイテムのレコードタイプの変更をユーザーに許可する方法
7. レコード管理のための分類機能の使用
8. EVPM と分類機能の間で生じる可能性のある矛盾
9. 一般的な設定シナリオ
10. レコードとしてマーク付けされたアイテムのアーカイブ内での検索
11. 1 つ以上のアーカイブのレコード管理設定の表示
12. アーカイブからのアイテムのエクスポート
自動的にイベントをフィルタ処理
1. イベントのフィルタについて
インデックスの管理
1. インデックスウィザードについて
2. インデックス処理の除外の管理
  1. インデックス処理の除外の動作
  2. インデックス処理の除外の管理
3. インデックスボリュームの表示
4. PowerShell cmdlet のインデックス付けについて
Domino メールボックスとデスクトップポリシーの詳細設定
1. Domino メールボックスとデスクトップポリシーの詳細設定について
2. Domino メールボックスとデスクトップポリシーの詳細設定の編集
  1. Domino メールボックスとデスクトップポリシーの新しい設定を適用する方法
3. Domino メールボックスポリシーの詳細設定
  1. アーカイブ全般: Domino メールボックスポリシー
4. Domino デスクトップポリシーの詳細設定
  1. ボルトキャッシュ: Domino デスクトップポリシー
    1. 一時停止間隔 (Domino の［ボルトキャッシュ］設定)
    2. 事前のアーカイブしきい値 (Domino の［ボルトキャッシュ］設定)
Exchange メールボックスとデスクトップポリシーの詳細設定
1. Exchange メールボックスおよびデスクトップの拡張設定について
2. Exchange メールボックスとデスクトップの詳細設定の編集
  1. Exchange メールボックスとデスクトップの新しい設定を適用する方法
3. Exchange メールボックスポリシーの詳細設定
  1. アーカイブ全般 (Exchange メールボックスポリシーの詳細設定)
4. Exchange 桌面策略高级设置
Exchange ジャーナルポリシーの詳細設定
1. Exchange ジャーナルポリシーの詳細設定の編集
2. アーカイブ全般（Exchange ジャーナルポリシーの詳細設定）
Exchange パブリックフォルダポリシーの詳細設定
1. Exchange パブリックフォルダの詳細設定の編集
2. アーカイブ全般（Exchange パブリックフォルダポリシーの詳細設定）
SMTP ポリシーの詳細設定
1. SMTP ポリシーの詳細設定の編集
2. ジャーナルレポート設定
サイトプロパティの詳細設定
1. サイトプロパティの詳細設定について
2. サイトプロパティの詳細設定の編集
  1. サイトプロパティに新しい設定を適用する方法
3. サイトプロパティの詳細設定
コンピュータプロパティの詳細設定
1. コンピュータプロパティの詳細設定について
2. コンピュータプロパティの詳細設定の編集
  1. コンピュータプロパティに新しい設定を適用する方法
3. コンピュータプロパティの詳細設定
タスクプロパティの詳細設定
1. タスクプロパティの詳細設定の編集
2. SMTP アーカイブタスクの詳細プロパティ
個人用ストアの管理詳細プロパティ
1. ［個人用ストアの管理］プロパティの詳細設定について
2. ［個人用ストアの管理］プロパティの詳細設定の編集
3. PST メッセージのサンプリング (［個人用ストアの管理］プロパティの詳細設定)
  1. 移行の状態の変更割合 (［個人用ストアの管理］プロパティの詳細設定)
  2. メッセージの種類の除外リスト (［個人用ストアの管理］プロパティの詳細設定)
分類ポリシーの詳細設定
1. 分類ポリシーの詳細設定の編集
2. 分類設定 (分類ポリシーの詳細設定)
  1. 保持カテゴリの選択 (分類ポリシーの設定)
ストレージキューの管理
1. ストレージキューについて
2. ストレージキューでセーフコピーが保持されるしくみ
3. ストレージキューにあるセーフコピーの数の確認
4. ストレージの詳細設定の表示または変更
5. ストレージキューの場所の変更
6. ストレージキューの場所を開くまたは閉じる
自動監視機能
1. 自動監視機能について
2. ［サイトプロパティ］の監視機能
3. Enterprise Vault Operations Manager による監視について
  1. Operations Manager へのアクセス
4. MOM を使った監視について
  1. MOM のインストール
  2. MOM の設定
    1. オプションの MOM 設定
5. SCOM を使った監視機能について
拡張コンテンツプロバイダの管理
1. 拡張コンテンツプロバイダについて
2. 拡張コンテンツプロバイダのプロパティ
3. 拡張コンテンツプロバイダの管理者ロールの割り当て
4. 拡張コンテンツプロバイダのアプリケーションロールの割り当て
5. 拡張コンテンツプロバイダの有効化
6. コンテンツプロバイダレポートの表示
アーカイブのエクスポート
1. アーカイブのエクスポートウィザードについて
2. エクスポートしたファイルのインポート (移行)
  1. PST 設定ファイルとエクスポートされたアーカイブ
    1. エクスポートされたアーカイブが含まれている PST 設定ファイルの例
3. アーカイブのエクスポートウィザードでのエクスポートの開始
Enterprise Vault のメッセージキュー
1. Enterprise Vault メッセージキューへのアクセス
2. MSMQ キューの概要
3. Exchange メールボックスタスクのキュー
  1. Exchange メールボックスタスクキューについての注意点
4. Exchange ジャーナルタスクのキュー
  1. Exchange ジャーナルタスクキューについての注意点
5. Exchange パブリックフォルダタスクキュー
  1. Exchange パブリックフォルダタスクキューについての注意点
6. 取り込みのキュー
  1. 取り込みのキューに関する注意点
7. ストレージサービスのキュー
  1. ストレージサービスのキューに関する注意点
カスタマイズとベストプラクティス
1. メールボックスのアーカイブ戦略
2. パブリックフォルダをアーカイブする場合のベストプラクティス
3. パフォーマンスの調整について
  1. Windows 一時フォルダの移動
  2. ストレージサービスコンピュータのパフォーマンスの向上
ビルディングブロック構成でのフェールオーバー
1. ビルディングブロック構成での Enterprise Vault サービスについて
2. ビルディングブロックの追加必要条件
3. フェールオーバー後のサービスの場所の更新
4. FSA アーカイブのフェールオーバー後の追加処理
5. SMTP アーカイブのフェールオーバー後の追加処理
6. Skype for Business アーカイブのフェールオーバー後の追加処理
付録 A. Enterprise Vault で使うポート
1. Enterprise Vault で使われるポートについて
2. Enterprise Vault プログラムのファイアウォールの設定
付録 B. 便利な SQL クエリー
1. SQL クエリーについて
付録 C. トラブルシューティング
1. インストールの問題
  1. Enterprise Vault サーバー: インストールの問題
    1. インストール手順の実行時の問題
  2. デスクトップクライアント: インストールの問題
2. Microsoft SQL Server の問題
3. サーバーの問題
  1. MSMQ 配信不能メッセージキューを開いたときのエラーの修正
4. クライアントの問題
  1. MAPISVC.INF の問題 (クライアント)
  2. Enterprise Vault ユーザーから見える問題
5. メールボックスの有効化または処理の問題
  1. Enterprise Vault システムメールボックスのチェック
6. ボルトキャッシュの同期の問題
7. Enterprise Vault コンポーネントに関する問題
8. トラブルシューティングを支援する技法
9. インデックスサービスの移動について
  1. ボルトディレクトリデータベースのインデックスのデータ構造の注意点
  2. インデックスサービスの移動
付録 D. Enterprise Vault アカウントとパーミッション
1. アカウントおよび権限について

Remove-EVArchivePermission

Remove-EVArchivePermission を使用すると、指定したアーカイブで所定のユーザーまたはグループに付与または拒否された以下のタイプのアクセス権限を削除できます。

表: アクセスタイプ

アクセス権	付与する権限
読み取り	アーカイブにあるすべての項目を読み取り、そこから項目を復元します。
書き込み	項目をアーカイブに保存して、そこから項目を取得します。このアクセス権限があるユーザーは、アーカイブにあるフォルダも管理できます。たとえば、フォルダの名前や権限を変更できます。
削除	アーカイブからの項目の削除。アーカイブから項目を削除するのをユーザーに許可するには、ユーザーにアーカイブでの削除権限を付与してサイト設定［ユーザーはアーカイブから項目を削除できる］を選択し、Set-EVArchive を使用して -DeleteProtected を $false に設定する必要があります。

次の点に注意してください。

コマンドレットを実行するユーザーには、指定されたタイプのアーカイブを管理するためにロールベースの管理権限が必要です。たとえば、Exchange メールボックスアーカイブを管理するには、ユーザーにはロールベースの管理権限「Can manage Exchange Mailbox Archives」が必要です。
このコマンドレットを使用して、Active Directory または Domino Directory アカウントのあるユーザーのアクセス権限を削除できます。Domino ユーザーは、Domino メールボックスアーカイブでのみアクセス権限を持てます。Domino ユーザーのアクセス権限を削除するには、Notes クライアントをインストールし、Enterprise Vault サーバーで Domino ドメインを構成する必要があります。
このコマンドレットは、手動で設定した権限のみを削除します。このコマンドレットを使用して、自動的に設定された権限を削除することはできません。
アーカイブが削除対象としてマークされている場合、このコマンドレットは権限情報を削除しません。
このコマンドレットの影響は、［アーカイブのプロパティ］ダイアログボックスの［権限］タブでユーザーのチェックボックスをクリアするのと同じです。

Remove-EVArchivePermission は、スナップイン Symantec.EnterpriseVault.PowerShell.Snapin.dll によって提供されます。

構文

Remove-EVArchivePermission [-ArchiveId] <String> [-Trustee] <String> [-Granted <AccessRight[]> {Read | Write | Delete | All}] [-Denied <AccessRight[]> {Read | Write | Delete | All}] [-WhatIf] [-Confirm] [<CommonParameters>]

Remove-EVArchivePermission [-ArchiveId] <String> [-Trustee] <String> -All [-WhatIf] [-Confirm] [<CommonParameters>]

パラメータ (Parameters)

表: Remove-EVArchivePermission のパラメータ

パラメータ	説明
-ArchiveId (必須)	アクセス権限を削除する対象のアーカイブの ID を指定します。Get-EVArchive を使って必要な ID を取得できます。
-Trustee (必須)	指定されたアーカイブからアクセス権限を削除するユーザーまたはグループのアカウント名。 Active Directory アカウントの場合、以下のいずれかの形式で値を入力します。 domain\user domain\group hostname\localuser hostname\localgroup Domino アカウントの場合、以下のいずれかの形式で値を入力します。 user/org group/org CN=user/O=org group (org) /org* /orgunit/org. たとえば、/abc/DominoOrg です。
-Granted	ユーザーまたはグループから削除する付与されたアクセス権限: Read、Write、または Delete。アクセスタイプを［All］に指定すると、該当するユーザーまたはグループに付与されたすべての権限が削除されます。コンマで区切って複数のアクセスタイプを指定することもできます。たとえば、-Granted Read,Write のようになります。
-Denied	ユーザーまたはグループから削除する拒否されたアクセス権限: Read、Write、または Delete。アクセスタイプを［All］に指定すると、該当するユーザーまたはグループの拒否されたすべての権限が削除されます。コンマで区切って複数のアクセスタイプを指定することもできます。たとえば、-Denied Read,Write のようになります。
-All	指定したアーカイブからユーザーまたはグループのすべての付与された権限と拒否された権限を削除します。これは、-Granted All -Denied All を指定することと同じです。
-WhatIf	cmdlet の実行結果のプレビューが表示されます。cmdlet は実際には実行されません。
-Confirm	cmdlet を実行する前に確認するように求められます。確認プロンプトが表示されないようにするには、構文 -Confirm:$False を使います。構文にコロン (:) を含める必要があります。

例

Remove-EVArchivePermission -ArchiveId 19D...EVServer1 -Trustee EXAMPLE\msmith -Granted Read
確認を求めるメッセージを表示してから、ID「19D...EVServer1」のアーカイブで、ユーザー「EXAMPLE\msmith」に付与されたアクセス権限の一覧から「Read」を削除します。
Get-EVArchive -ArchiveName msmith | Remove-EVArchivePermission -Trustee EXAMPLE\msmith -Denied Read,Write -Confirm:$false
Get-EVArchive から取得したアーカイブ ID を Remove-EVArchivePermission にパイプ処理し、アーカイブ「msmith」でユーザー「EXAMPLE\msmith」の拒否されたアクセス権限の一覧から「Read」と「Write」を削除します。このコマンドは確認プロンプトも抑制します。
Get-EVArchive -ArchiveName msmith | Remove-EVArchivePermission -Trustee EXAMPLE\msmith -All -Confirm:$false
Get-EVArchive から取得したアーカイブ ID を Remove-EVArchivePermission にパイプ処理し、アーカイブ「msmith」ユーザー「EXAMPLE\msmith」に付与されたすべてのアクセス権限と拒否されたすべてのアクセス権限を削除します。このコマンドは確認プロンプトも抑制します。
Get-EVArchive -ArchiveName dsmith | Remove-EVArchivePermission -Trustee dsmith/DominoOrg -Granted All -Confirm:$false
Get-EVArchive から取得したアーカイブ ID を Remove-EVArchivePermission にパイプ処理し、アーカイブ「dsmith」で Domino ユーザー「dsmith」に付与されたすべてのアクセス権限と拒否されたすべてのアクセス権限を削除します。このコマンドは確認プロンプトも抑制します。
Get-EVArchive | Remove-EVArchivePermission -Trustee EXAMPLE\msmith -All -Confirm:$false
確認を求めるメッセージを表示せずに、すべてのアーカイブでユーザー「EXAMPLE\msmith」のすべてのアクセス権限を削除します。

出力

すべての権限を削除したユーザーまたはグループの場合、Remove-EVArchivePermission は、完了時に確認メッセージを返します。いくつかの権限が引き続き適用されているユーザーまたはグループの場合、コマンドレットは、以下のプロパティを持つ EnterpriseVault.Admin.ArchivePermissionEntry 型の、変更されたオブジェクトを返します。

表: Remove-EVArchivePermission のプロパティ

名前	形式	説明
ArchiveId	文字列	ユーザーまたはグループがアクセスできるアーカイブの ID。
ArchiveName	文字列	ユーザーまたはグループがアクセスできるアーカイブの名前。
ArchiveType	EV_STG_API_ARCHIVE_TYPE	Enterprise Vault アーカイブの種類の列挙。指定可能な値は次のとおりです。 ARCHIVE_TYPE_DOMINO_JOURNAL ARCHIVE_TYPE_DOMINO_MAILBOX ARCHIVE_TYPE_FILE_SYSTEM ARCHIVE_TYPE_INTERNETMAIL ARCHIVE_TYPE_JOURNAL ARCHIVE_TYPE_MAILBOX ARCHIVE_TYPE_PUBLIC_FOLDER ARCHIVE_TYPE_SHARED ARCHIVE_TYPE_SHAREPOINT ARCHIVE_TYPE_SMTP
TrusteeId	文字列	ユーザーまたはグループを一意に識別する ID。Active Directory アカウントの場合、コマンドレットはセキュリティ識別子 (SID) を表示し、Domino Directory アカウントの場合、コマンドレットは UNID を表示します。
Trustee	文字列	ユーザーまたはグループのアカウント名。
TrusteeSource	TrusteeSource	ユーザーまたはグループにアカウントがあるディレクトリサービス。「Windows」は Active Directory を指定し、「Domino」は Domino Directory を指定します。
TrusteeType	TrusteeType	Enterprise Vault Trustee 型の列挙。指定可能な値は次のとおりです。ユーザー (User) グループワイルドカード不明 DeletedUser
ManualGranted	AccessRight[]	手動で付与されたアクセスのレベル: Read、Write、または Delete。
ManualDenied	AccessRight[]	手動で拒否されるアクセスのレベル: Read、Write、または Delete。
AutoGranted	AccessRight[]	自動的に付与されたアクセスのレベル: Read、Write、または Delete。
AutoDenied	AccessRight[]	自動的に拒否されたアクセスのレベル: Read、Write、または Delete。