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Veritas InfoScale™ 8.0 Oracle データベース用ストレージと可用性管理 - AIX, Linux, Solaris
Last Published:
2022-01-26
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: AIX,Linux,Solaris
- 第 I 部 Oracle データベース用 SFHA (Storage Foundation High Availability) 管理ソリューション
- Storage Foundation for Databases の概要
- Veritas File System について
- Storage Foundation for Databases の概要
- 第 II 部 Veritas InfoScale 製品を使用した Oracle の配備
- Storage Foundation 環境への Oracle オプションの配備
- Storage Foundation を使用した Oracle の配備
- Storage Foundation を使用したオフホスト設定での Oracle の配備
- High Availability を使用した Oracle の配備
- ディザスタリカバリ用 VVR (Volume Replicator) を使用した Oracle の配備
- Storage Foundation 環境への Oracle オプションの配備
- 第 III 部 Storage Foundation for Databases (SFDB) ツールの設定
- Storage Foundation for Databases リポジトリデータベースの設定および管理
- Storage Foundation for Databases (SFDB) リポジトリの設定
- Storage Foundation for Databases (SFDB) ツールの認証の設定
- Storage Foundation for Databases リポジトリデータベースの設定および管理
- 第 IV 部 Oracle データベースのパフォーマンスの向上
- データベースアクセラレータについて
- Veritas Extension for Oracle Disk Manager によるデータベースパフォーマンスの向上
- Veritas Cached Oracle Disk Manager によるデータベースパフォーマンスの向上
- SFHA 環境の Cached ODM について
- SFHA 環境の Cached ODM の設定
- SFHA 環境の Cached ODM Advisor による Cached ODM 設定の管理
- SFHA 環境の Cached ODM Advisor を使用した候補データファイルのレポートの生成
- Quick I/O によるデータベースパフォーマンスの向上
- Quick I/O について
- Cached Quick I/O によるデータベースパフォーマンスの向上
- 第 V 部 PITC (Point-In-Time Copy) の使用
- PITC 方法の理解
- ボリュームレベルのスナップショット
- ボリュームレベルのスナップショット(FlashSnap)の逆再同期について
- Storage Checkpoint
- FileSnap について
- Oracle PITC に関する注意事項
- サードミラーブレークオフスナップショットの管理
- 領域最適化スナップショットの管理
- Storage Checkpoint の管理
- リカバリのための Database Storage Checkpoint
- FileSnap スナップショットの管理
- SFHA 環境での NetBackup によるバックアップとリストア
- PITC 方法の理解
- 第 VI 部 Oracle に対するストレージコストの最適化
- SmartTier によるストレージの階層化について
- SmartTier の設定と管理
- Oracle での SmartTier のユースケース
- ストレージコストを最適化するためのファイルとデータベースの圧縮
- 圧縮アドバイザツールの使用
- 第 VII 部 Oracle ディザスタリカバリの管理
- 第 VIII 部 Storage Foundation for Databases 管理リファレンス
- Storage Foundation for Databases コマンドリファレンス
- Storage Foundation for Databases のチューニング
- SFDB ツールのトラブルシューティング
- Oracle データベースの手動によるリカバリ
- 6.0 より前のリリースの Storage Foundation for Databases のコマンドリファレンス
- Database FlashSnap のストレージの準備
- データベーススナップショットの作成について
- FlashSnap コマンド
- Oracle リカバリのガイドライン
- Database Storage Checkpoint のコマンド
- 第 IX 部 参照先
SFHA 環境の個々のファイルの Cached ODM 設定の調整
odmadm setcachefile コマンドを使用すると、特定のファイルの cachemap を無視して、ODM がファイルへの I/O をすべてキャッシュに保存する、またはいずれもキャッシュに保存しないようにできます。キャッシュ状態は、ON、OFF、DEF(デフォルト)のいずれかにできます。キャッシュ状態 DEF は条件キャッシュで、I/O ごとに、ODM は cachemap を調べ、指定されたファイルのタイプと I/O のタイプの組み合わせをキャッシュに保存する必要があるかどうかを判断します。キャッシュ状態 ON は、指定されたファイルを常にキャッシュに保存し、キャッシュ状態 OFF は指定されたファイルをキャッシュに保存しません。
odmadm
(1M)のマニュアルページを参照してください。
メモ:
ファイルシステムに対する Cached ODM を有効にしている場合にかぎり、キャッシュアドバイザリが機能します。odm_cache_enable フラグが 0 に設定されている場合は、特定のファイルのキャッシュアドバイザリを有効(ON)に設定しても、そのファイルシステムのすべてのファイルに対する Cached ODM が無効(OFF)になります。
特定のファイルで無条件キャッシュを有効にする方法
/mnt1/file1
ファイルで無条件キャッシュを有効にします。# /opt/VRTS/bin/odmadm setcachefile /mnt1/file1=on
このコマンドにより、ODM は
file1
からのすべての読み取りをキャッシュに保存します。
特定のファイルでキャッシュを無効にする方法
/mnt1/file1
ファイルでキャッシュを無効にします。# /opt/VRTS/bin/odmadm setcachefile /mnt1/file1=off
このコマンドにより、ODM は
file1
からの読み取りをキャッシュに保存しません。
ファイルの現在のキャッシュアドバイザリの設定を確認する方法
/mnt1/file1
および/mnt2/file2
ファイルの現在のキャッシュアドバイザリ設定を確認します。# /opt/VRTS/bin/odmadm getcachefile /mnt1/file1 /mnt2/file2 /mnt1/file1,ON /mnt2/file2,OFF
すべてのファイルをデフォルトのキャッシュアドバイザリにリセットする方法
- すべてのファイルをデフォルトのキャッシュアドバイザリにリセットします。
# /opt/VRTS/bin/odmadm resetcachefiles mountpoint