Veritas NetBackup™ セキュリティおよび暗号化ガイド

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Product(s): NetBackup (8.1)
  1. NetBackup セキュリティの強化
    1.  
      NetBackup セキュリティおよび暗号化について
    2.  
      NetBackup セキュリティの実装レベル
    3.  
      世界レベルのセキュリティ
    4.  
      企業レベルのセキュリティ
    5.  
      データセンターレベルのセキュリティの概要
    6.  
      NetBackup アクセス制御 (NBAC)
    7.  
      世界レベル、企業レベルおよびデータセンターレベルの統合
    8.  
      NetBackup セキュリティの実装形式
    9.  
      オペレーティングシステムのセキュリティ
    10.  
      NetBackup セキュリティの脆弱性
    11.  
      NetBackup の標準セキュリティ
    12.  
      Media Server Encryption Option (MSEO) セキュリティ
    13.  
      クライアント側の暗号化セキュリティ
    14.  
      マスター、メディアサーバーおよび GUI のセキュリティ上の NBAC
    15.  
      すべてに NBAC を使用したセキュリティ
    16.  
      すべての NetBackup セキュリティ
  2. セキュリティの配置モデル
    1.  
      ワークグループ
    2.  
      単一のデータセンター
    3.  
      複数のデータセンター
    4.  
      NetBackup を使用するワークグループ
    5.  
      標準の NetBackup を使用する単一のデータセンター
    6.  
      MSEO (Media Server Encryption Option) を使用する単一のデータセンター
    7.  
      クライアント側の暗号化を使用する単一のデータセンター
    8.  
      マスターサーバーとメディアサーバーで NBAC を使用する単一のデータセンター
    9.  
      すべてに NBAC を使用する単一のデータセンター
    10.  
      すべてのセキュリティが実装された単一のデータセンター
    11.  
      標準的な NetBackup を使用する複数のデータセンター
    12.  
      MSEO (Media Server Encryption Option) を使用する複数のデータセンター
    13.  
      クライアント側の暗号化を使用する複数のデータセンター
    14.  
      マスターサーバーとメディアサーバーで NBAC を使用する複数のデータセンター
    15.  
      すべてに NBAC を使用する複数のデータセンター
    16.  
      すべての NetBackup セキュリティを使用する複数のデータセンター
  3. ポートセキュリティ
    1.  
      NetBackup TCP/IP ポートについて
    2. NetBackup のデーモン、ポート、通信について
      1.  
        NetBackup の標準ポート
      2.  
        NetBackup マスターサーバーの外部接続ポート
      3.  
        NetBackup メディアサーバーの外部接続ポート
      4.  
        NetBackup 企業メディア管理 (EMM)サーバーの送信ポート
      5.  
        クライアントの外部接続ポート
      6.  
        Java サーバーの発信ポート
      7.  
        Java コンソールの発信ポート
      8.  
        MSDP ポートの使用について
      9.  
        Cloud ポートの使用について
      10. NetBackup と相互運用する製品のためのポートの追加情報
        1.  
          OpsCenter の通信ポートとファイアウォールの注意事項について
        2.  
          バックアップ製品との通信に必要なポート
        3.  
          OpsCenter ユーザーインターフェースを起動する Web ブラウザ
        4.  
          OpsCenter ユーザーインターフェースと OpsCenter サーバーソフトウェア間の通信について
        5.  
          OpsCenter サーバーから NetBackup マスターサーバー (NBSL) への通信について
        6.  
          SNMP トラップについて
        7.  
          OpsCenter と Sybase データベース間の通信について
        8.  
          OpsCenter での電子メール通信について
    3. ポートの構成について
      1.  
        ランダムなポートの割り当ての有効化または無効化
      2.  
        構成ファイルのポート情報の編集
      3.  
        クライアント接続オプションの更新
      4.  
        vm.conf ファイルの Media Manager ポート設定の更新
    4.  
      NDMP バックアップのポート要件
    5.  
      サードパーティの製品とともに NetBackup を使う場合の既知のファイアウォールの問題
  4. NetBackup 操作の監査
    1.  
      NetBackup の監査について
    2.  
      現在の監査設定の表示
    3.  
      NetBackup マスターサーバーでの監査の構成
    4.  
      監査レポートのユーザーの ID
    5.  
      拡張監査について
    6.  
      拡張監査の有効化
    7. 拡張監査の設定
      1.  
        拡張監査でのメディアサーバーへの接続
      2.  
        NetBackup ドメイン間でのサーバー変更
      3.  
        サーバーの変更を NBAC または拡張監査と一緒に使った場合の設定要件
    8.  
      拡張監査の無効化
    9.  
      ホストプロパティの変更の監査
    10.  
      監査記録の保持とバックアップ
    11.  
      監査レポートの表示
    12.  
      -reason または -r option コマンドラインの使用
    13.  
      nbaudit ログの動作
    14.  
      監査エラーの監査アラート通知
  5. アクセス制御のセキュリティ
    1.  
      NetBackup のアクセス制御について
    2.  
      ユーザー管理
    3.  
      ユーザー認証
    4.  
      Java インターフェース認証でのアクセス制御と拡張監査の影響
  6. NetBackup アクセス制御セキュリティ (NBAC)
    1.  
      NetBackup アクセス制御 (NBAC) の使用について
    2.  
      NetBackup のアクセス管理
    3.  
      NBAC (NetBackup アクセス制御) 構成について
    4. NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
      1.  
        NBAC の構成の概要
      2.  
        スタンドアロンのマスターサーバーでの NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
      3.  
        クラスタでの高可用性の NetBackup マスターサーバーのインストール
      4.  
        クラスタ化されたマスターサーバーでの NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
      5.  
        メディアサーバーでの NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
      6.  
        クライアントでのアクセス制御のインストールおよび構成
      7.  
        NetBackup ホットカタログバックアップへの認証データベースおよび認可データベースの追加について
      8.  
        NBAC の構成コマンドの概略
      9.  
        NetBackup 管理インフラストラクチャと setuptrust コマンドの統合
      10.  
        setuptrust コマンドの使用
    5. マスターおよびメディアサーバーの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティの構成
      1.  
        [認証ドメイン (Authentication Domain)]タブ
      2.  
        [認可サービス (Authorization Service)]タブ
      3.  
        [ネットワーク属性 (Network Attributes)]タブ
    6. クライアントの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティダイアログボックス
      1.  
        クライアントの[認証ドメイン (Authentication Domain)]タブ
      2.  
        クライアントの[ネットワーク属性 (Network Attributes)]タブ
    7. アクセス管理のトラブルシューティング
      1.  
        NBAC の問題のトラブルシューティング
      2.  
        NetBackup Authentication and Authorization の構成とトラブルシューティング
      3. Windows での検証項目
        1.  
          Windows マスターサーバーでの検証項目
        2.  
          Windows メディアサーバーでの検証項目
        3.  
          Windows クライアントでの検証項目
      4. UNIX での検証項目
        1.  
          UNIX マスターサーバーの検証
        2.  
          UNIX メディアサーバーの検証
        3.  
          UNIX クライアントの検証
      5. UNIX マスターサーバーが存在する複合環境での検証項目
        1.  
          複合環境の UNIX マスターサーバーのマスターサーバーでの検証項目
        2.  
          複合環境の UNIX マスターサーバーのメディアサーバーでの検証項目
        3.  
          複合環境の UNIX マスターサーバーのクライアントでの検証項目
      6. Windows マスターサーバーが存在する複合環境での検証項目
        1.  
          複合環境の Windows マスターサーバーのマスターサーバーでの検証項目
        2.  
          複合環境の Windows マスターサーバーのメディアサーバーでの検証項目
        3.  
          複合環境の Windows マスターサーバーのクライアントでの検証項目
      7.  
        nbac_cron ユーティリティについて
      8.  
        nbac_cron ユーティリティの使用
    8.  
      アクセス管理ユーティリティの使用
    9. NetBackup へアクセス可能なユーザーの決定について
      1.  
        個々のユーザー
      2.  
        ユーザーグループ
      3.  
        NetBackup のデフォルトユーザーグループ
      4. ユーザーグループの構成
        1.  
          新しいユーザーグループの作成
        2.  
          既存のユーザーグループのコピーによる新しいユーザーグループの作成
        3.  
          ユーザーグループの名前の変更
        4.  
          ユーザーグループへの新しいユーザーの追加
      5. ユーザーグループおよびユーザーの定義について
        1.  
          新しいユーザーとしてのログオン
        2.  
          ユーザーグループへのユーザーの割り当て
        3.  
          認可オブジェクトおよび権限について
    10. NetBackup ユーザーグループの特定のユーザー権限の表示
      1.  
        権限の付与
      2.  
        認可オブジェクト
      3.  
        メディアの認可オブジェクトの権限
      4.  
        ポリシーの認可オブジェクトの権限
      5.  
        ドライブの認可オブジェクトの権限
      6.  
        レポートの認可オブジェクトの権限
      7.  
        NBU_Catalog の認可オブジェクトの権限
      8.  
        ロボットの認可オブジェクトの権限
      9.  
        ストレージユニットの認可オブジェクトの権限
      10.  
        ディスクプールの認可オブジェクトの権限
      11.  
        バックアップおよびリストアの認可オブジェクトの権限
      12.  
        ジョブの認可オブジェクトの権限
      13.  
        サービスの認可オブジェクトの権限
      14.  
        ホストプロパティの認可オブジェクトの権限
      15.  
        ライセンスの認可オブジェクトの権限
      16.  
        ボリュームグループの認可オブジェクトの権限
      17.  
        ボリュームプールの認可オブジェクトの権限
      18.  
        デバイスホストの認可オブジェクトの権限
      19.  
        セキュリティの認可オブジェクトの権限
      20.  
        ファットサーバーの認可オブジェクトの権限
      21.  
        ファットクライアントの認可オブジェクトの権限
      22.  
        Vault の認可オブジェクトの権限
      23.  
        サーバーグループの認可オブジェクトの権限
      24.  
        キー管理システム (kms) グループの認可オブジェクトの権限
    11.  
      NetBackup アクセス制御 (NBAC) のアップグレード
    12.  
      NetBackup の古いバージョンがリモートコンピュータにインストールされているルートブローカーを使っている場合の NetBackup のアップグレード
  7. NetBackup のセキュリティ管理
    1.  
      NetBackup のセキュリティ証明書の概要
    2.  
      NetBackup での安全な通信について
    3. セキュリティ管理ユーティリティについて
      1.  
        ログイン処理について
    4. 監査イベントについて
      1.  
        監査イベントの表示
      2.  
        [監査イベント (Audit Events)]タブ
      3.  
        監査イベントの詳細の表示
      4.  
        監査イベントの[詳細 (Details)]ダイアログボックス
      5.  
        監査イベントの状態の表示
      6.  
        [アクセス履歴 (Access History)]タブの監査に関連する問題のトラブルシューティング
    5. ホスト管理について
      1.  
        [ホスト (Hosts)]タブ
      2.  
        ホスト ID からホスト名へのマッピングの追加
      3.  
        [ホストマッピングを追加または削除 (Add or Remove Host Mappings)]ダイアログボックス
      4.  
        ホスト ID からホスト名へのマッピングの削除
      5.  
        [承認待ちのマッピング (Mappings for Approval)]タブ
      6.  
        自動検出されたマッピングの表示
      7.  
        [マッピングの詳細 (Mapping Details)]ダイアログボックス
      8.  
        ホスト ID からホスト名へのマッピングの承認
      9.  
        ホスト ID からホスト名へのマッピングの拒否
      10. 共有マッピングとクラスタマッピングの追加
        1.  
          共有マッピングまたはクラスタマッピングのシナリオについて
      11.  
        [共有マッピングとクラスタマッピングの追加 (Add Shared or Cluster Mappings)]ダイアログボックス
      12.  
        NetBackup ホスト属性のリセット
      13.  
        ホストのコメントの追加または削除
    6. グローバルセキュリティ設定について
      1.  
        安全な通信の設定について
      2.  
        安全でない通信の無効化
      3.  
        8.0 以前のホストとの安全でない通信について
      4.  
        複数の NetBackup ドメインの 8.0 以前のホストとの通信について
      5.  
        ホスト ID をホスト名と IP アドレスに自動的にマッピングする
      6.  
        ディザスタリカバリ設定について
      7.  
        ディザスタリカバリパッケージを暗号化するパスフレーズの設定
      8.  
        ディザスタリカバリパッケージ
    7. ホスト名ベースの証明書について
      1.  
        ホスト名ベースの証明書の配備
    8. ホスト ID ベースの証明書について
      1.  
        nbcertcmd コマンドオプションの Web ログインの要件
      2. 証明書管理ユーティリティを使ったホスト ID ベースの証明書の発行と配備
        1.  
          ホスト ID ベースの証明書の詳細の表示
      3. 証明書の配備のセキュリティレベルについて
        1.  
          証明書の配備のセキュリティレベルの設定
      4.  
        ホスト ID ベースの証明書の自動配備
      5.  
        ホスト ID ベースの証明書の配備
      6.  
        証明書の有効期間に対するクロックスキューの意味
      7. マスターサーバー (CA) との信頼の設定
        1.  
          認証局の指紋の検索と伝達
      8.  
        証明書の配備の強制実行または上書き
      9.  
        マスター以外のホストで NetBackup を再インストールするときのホスト ID ベースの証明書の保持
      10.  
        マスターサーバーと接続されていないクライアントでの証明書の配備
      11.  
        ホスト ID ベースの証明書の有効期限と更新について
      12.  
        メディアサーバーおよびクライアントからの重要な証明書とキーの削除
      13.  
        仮想マシンのクローンを作成する前にホストからホスト ID ベースの証明書情報を消去する
      14. ホスト ID ベースの証明書の再発行について
        1.  
          再発行トークンの作成
        2.  
          ホストのキーペアの変更
    9. ホスト ID ベースの証明書のトークン管理について
      1.  
        認証トークンの作成
      2.  
        認証トークンの削除
      3.  
        認証トークンの詳細の表示
      4.  
        期限切れの認証トークンとクリーンアップについて
    10. ホスト ID ベースの証明書失効リストについて
      1.  
        NetBackup ホストの CRL の更新
    11. ホスト ID ベースの証明書の無効化について
      1.  
        ホストとマスターサーバー間の信頼の削除
      2.  
        ホスト ID ベースの証明書の無効化
      3.  
        NetBackup ホストの証明書の状態の確認
      4.  
        証明書を無効化した NetBackup ホストのリストの取得
    12.  
      ホスト ID ベースの証明書の削除
    13. クラスタ化された NetBackup セットアップでのセキュリティ証明書の配備
      1. クラスタ化された NetBackup ホストでのホスト ID ベースの証明書の配備について
        1.  
          アクティブなマスターサーバーノードでのホスト ID ベースの証明書の配備
        2.  
          非アクティブなマスターサーバーノードでのホスト ID ベースの証明書の配備
      2.  
        クラスタノードでのホスト ID ベースの証明書の配備
      3.  
        クラスタ化された NetBackup セットアップでホスト ID ベースの証明書を無効化する
      4.  
        再発行トークンを使用して、クラスタ化された NetBackup セットアップでホスト ID ベースの証明書を配備する
      5.  
        クラスタ化された NetBackup セットアップの再発行トークンの作成
      6.  
        クラスタ化された NetBackup セットアップでホスト ID ベースの証明書を更新する
      7.  
        クラスタ化された NetBackup セットアップで証明書の詳細を表示する
      8.  
        クラスタ化された NetBackup セットアップからの CA 証明書の削除
      9.  
        ディザスタリカバリインストール後にクラスタマスターサーバーで証明書を生成する
    14.  
      非武装地帯にある NetBackup クライアントとマスターサーバーの間の HTTP トンネルを介した通信について
  8. 格納データの暗号化セキュリティ
    1.  
      格納データの暗号化に関する用語
    2.  
      格納データの暗号化に関する注意事項
    3.  
      暗号化セキュリティについて考慮する際の質問
    4.  
      暗号化オプションの比較
    5. NetBackup クライアントの暗号化について
      1.  
        暗号化セキュリティのインストール前提条件
      2. 暗号化を使用したバックアップの実行について
        1.  
          バックアップの暗号化の選択について
        2.  
          標準暗号化を使用したバックアップ処理
        3.  
          レガシー暗号化を使用したバックアップ処理
      3.  
        NetBackup 標準暗号化を使用したリストア処理
      4.  
        NetBackup レガシー暗号化を使用したリストア処理
    6. クライアントでの標準暗号化の構成
      1.  
        標準暗号化の構成オプションの管理
      2.  
        NetBackup 暗号化鍵ファイルの管理
      3. サーバーからの標準暗号化の構成について
        1.  
          クライアントでの暗号化鍵ファイルの作成について
        2.  
          鍵ファイルの作成
        3.  
          鍵ファイルのリストアの推奨する実施例
        4.  
          鍵ファイルのパスフレーズを保護するための手作業による保存
        5.  
          鍵ファイルの自動バックアップ
      4.  
        暗号化されたバックアップファイルの、異なるクライアントへのリストア
      5.  
        クライアントでの標準暗号化の直接的な構成について
      6.  
        ポリシーでの標準暗号化属性の設定
      7.  
        NetBackup サーバーからのクライアントの暗号化設定の変更
    7. クライアントでのレガシー暗号化の構成
      1. クライアントからのレガシー暗号化の構成について
        1.  
          レガシー暗号化鍵ファイルの管理
      2. サーバーからのレガシー暗号化の構成について
        1.  
          クライアントへのレガシー暗号化構成のプッシュインストールについて
        2.  
          クライアントへのレガシー暗号化パスフレーズのプッシュインストールについて
      3.  
        別のクライアントで作成されたレガシー暗号化が使用されたバックアップのリストア
      4.  
        ポリシーでのレガシー暗号化属性の設定について
      5.  
        サーバーからのクライアントのレガシー暗号化設定の変更
      6. UNIX 版クライアントのレガシー鍵ファイルの追加によるセキュリティの向上
        1.  
          bpcd -keyfile コマンドの実行
        2.  
          UNIX クライアントでの bpcd の終了
    8.  
      メディアサーバーの暗号化
  9. 格納するデータのキーマネージメントサービス
    1.  
      FIPS (連邦情報処理標準)
    2.  
      FIPS 対応 KMS について
    3. キーマネージメントサービス (Key Management Service: KMS) の概要
      1.  
        KMS の注意事項
      2.  
        KMS の操作原理
      3.  
        暗号化テープへの書き込みの概要
      4.  
        暗号化テープの読み取りの概要
      5.  
        KMS の用語
    4. KMS のインストール
      1.  
        KMS の NBAC との使用
      2.  
        HA クラスタに使用する KMS のインストールについて
      3.  
        クラスタでの KMS サービスの有効化
      4.  
        KMS サービスの監視の有効化
      5.  
        KMS サービスの監視の無効化
      6.  
        監視対象リストからの KMS サービスの削除
    5. KMS の構成
      1.  
        キーデータベースの作成
      2. キーグループとキーレコードについて
        1.  
          キーグループの作成について
        2.  
          キーレコードの作成について
      3. キーレコードの状態の概要
        1.  
          キーレコードの状態に関する注意事項
        2.  
          キーレコードの prelive 状態
        3.  
          キーレコードの active 状態
        4.  
          キーレコードの inactive 状態
        5.  
          キーレコードの deprecated 状態
        6.  
          キーレコードの terminated 状態
      4.  
        KMS データベースファイルのバックアップについて
      5.  
        すべてのデータファイルのリストアによる KMS のリカバリについて
      6.  
        KMS データファイルのみのリストアによる KMS のリカバリ
      7.  
        データ暗号化キーの再生成による KMS のリカバリ
      8.  
        KMS データファイルのバックアップに関する問題
      9.  
        KMS データベースファイルのバックアップソリューション
      10.  
        キーレコードの作成
      11.  
        主要グループからのキーのリスト
      12. KMS と連携するための NetBackup の構成
        1.  
          NetBackup および KMS のキーレコード
        2.  
          テープ暗号化を使用するための Netbackup の設定例
    6. 暗号化への KMS の使用について
      1.  
        KMS 暗号化イメージのインポートについて
      2.  
        暗号化テープバックアップの実行例
      3.  
        暗号化バックアップの確認例
    7. KMS データベースの要素
      1.  
        空の KMS データベースの作成
      2.  
        KPK ID および HMK ID の重要性
      3.  
        HMK および KPK の定期的な更新について
      4.  
        KMS キーストアおよび管理者キーのバックアップ
    8. コマンドラインインターフェース (CLI) コマンド
      1.  
        CLI の使用方法のヘルプ
      2.  
        新しいキーグループの作成
      3.  
        新しいキーの作成
      4.  
        キーグループの属性の変更
      5.  
        キーの属性の変更
      6.  
        キーグループの詳細の取得
      7.  
        キーの詳細の取得
      8.  
        キーグループの削除
      9.  
        キーの削除
      10.  
        キーのリカバリ
      11. KMS データベースからのキーのエクスポートと KMS データベースへのキーのインポートについて
        1. キーのエクスポート
          1.  
            エクスポート時における一般的なエラーのトラブルシューティング
        2. キーのインポート
          1.  
            インポート時における一般的なエラーのトラブルシューティング
      12.  
        ホストマスターキー (HMK) の変更
      13.  
        ホストマスターキー (HMK) ID の取得
      14.  
        キーの保護キー (KPK) ID の取得
      15.  
        キーの保護キー (KPK) の変更
      16.  
        キーストアの統計の取得
      17.  
        KMS データベースの静止
      18.  
        KMS データベースの静止解除
      19.  
        キーの作成オプション
    9. KMS のトラブルシューティング
      1.  
        バックアップが暗号化されていない問題の解決方法
      2.  
        リストアが復号化されない問題の解決方法
      3.  
        トラブルシューティングの例 - active キーレコードが存在しない場合のバックアップ
      4.  
        トラブルシューティングの例 - 不適切なキーレコード状態でのリストア
  10. キーと証明書の再生成
    1.  
      キーと証明書の再生成について
    2.  
      NetBackup 認証ブローカーのキーと証明書の再生成
    3.  
      ホスト ID のキーと証明書の再生成
    4.  
      Web サービスのキーと証明書の再生成
    5.  
      nbcertservice のキーと証明書の再生成
    6.  
      tomcat のキーと証明書の再生成
    7.  
      JWT キーの再生成
    8.  
      NetBackup ゲートウェイ証明書の再生成
    9.  
      Web トラストストア証明書の再生成
    10.  
      VMware vCenter プラグイン証明書の再生成
    11.  
      OpsCenter 管理者コンソールのセッション証明書の再生成
    12.  
      OpsCenter のキーと証明書の再生成
    13.  
      NetBackup 暗号化キーファイルの再生成
  11. NetBackup Web サービスアカウント
    1.  
      NetBackup Web サービスアカウントについて
    2.  
      Web サービスユーザーアカウントの変更

NetBackup Authentication and Authorization の構成とトラブルシューティング

次の表に、NetBackup Authentication and Authorization の構成とトラブルシューティングのトピックとヒントを示します。 この表示には、いくつかの既知の問題についての情報とそれを解決するためのヒントも含んでいます。

表: NetBackup Authentication and Authorization の構成とトラブルシューティングのトピックとヒント

トピック

構成のヒント

マスターサーバー設定の検証

bpnbat -whoami を実行し、コンピュータのクレデンシャルを指定すると、ホストが登録されているドメイン、および証明書に示されているコンピュータの名前が表示されます。

   bpnbat -whoami -cf 
    "c:\program 
    Files\veritas\netbackup\var\vxss\credentials\
    master.company.com
    "Name: master.company.com
    Domain: NBU_Machines@master.company.com
    Issued by: /CN=broker/OU=root@master.company.com/O=vx
    Expiry Date: Oct 31 20:17:51 2007 GMT
    Authentication method: Veritas Private Security
    Operation completed successfully.

表示されたドメインが NBU_Machines@master.company.com でない場合、対象の名前 (master) に対して bpnbat -addmachine を実行することを検討してください。NBU_Machines ドメインとして機能するコンピュータ (master) でこのコマンドを実行します。

次に、クレデンシャルを配置するマシン上で、bpnbat -loginmachine コマンドを実行します。

ルートクレデンシャルの設定

認証サーバーまたは認可サーバーのいずれかの設定で問題が発生し、アプリケーションでユーザーのクレデンシャルが root であるとエラー表示された場合は、root に対して $HOME 環境変数が正しく設定されていることを確認します。

次のコマンドを実行して、現在の値を検出します。

    echo $HOME

この値は root のホームディレクトリと一致する必要があります。このディレクトリは、通常、/etc/passwd ファイルに存在します。

root に切り替える場合は、次のコマンドを実行します。

    su -

この場合、su とだけ入力するのではなく、root 環境変数を正しく調整する必要があります。

期限切れのクレデンシャルメッセージ

クレデンシャルが期限切れであるか、または不正である場合、bpnbaz または bpnbat コマンドの実行時に、次のメッセージが表示されます。

Supplied credential is expired or incorrect. Please
reauthenticate and try again.

bpnbat -Login を実行して、期限切れのクレデンシャルを更新します。

有効なデバッグログ

次のログは、NetBackup アクセス制御のデバッグを行う場合に役立ちます。

マスター上: adminbpcdbprdbpdbmbpjobdbpsched

クライアント上: adminbpcd

アクセス制御: nbatdnbazd.

正しいログ記録の説明については、『NetBackup トラブルシューティングガイド』を参照してください。

NetBackup の認証と認可の共有サービスのアンインストール

UNIX の場合:

installics を使用して、認証および認可をアンインストールするオプションを選択します。アンインストール後に、次のディレクトリが空になります。

/opt/VRTSat および /opt/VRTSaz

/etc/vx/vss
/var/VRTSat and /var/VRTSaz

Windows の場合:

Windows の[コントロールパネル]から[アプリケーションの追加と削除]を使用して、認証および認可をアンインストールします。アンインストール後に、\Veritas\Security ディレクトリが空になります。

PBX からの共有 AT の解除

NetBackup がアップグレードされ、NBAC が以前の設定ですでに有効になっている場合は、古い共有 AT を PBX から解除する必要があります。

共有 AT を解除するには、次のコマンドを実行します。

UNIX プラットフォームでは、/opt/VRTSat/bin/vssat setispbxexchflag --disable を実行します。

Windows X86 では、C:\Program Files\VERITAS\Security\Authentication\bin\vssat setispbxexchflag--disable を実行します。

Windows X64 では、C:\Program Files(x86)\VERITAS\Security\Authentication\bin\vssat setispbxexchflag--disable を実行します。

クレデンシャルの格納場所

NetBackup Authentication and Authorization のクレデンシャルは次のディレクトリに格納されます。

UNIX の場合:

ユーザーのクレデンシャル: $HOME/.vxss

コンピュータのクレデンシャル: /usr/openv/var/vxss/credentials/

Windows の場合:

<user_home_dir>\Application Data\VERITAS\VSS

システム時間がアクセス制御に与える影響

クレデンシャルには、作成時間と終了時間が含まれます。コンピュータ間でシステム時間が大きく異なっていると、クレデンシャルが未来に作成されたものと見なされたり、実際よりも早く期限切れと見なされます。システム間の通信で問題が発生した場合は、システム時間の同期化を検討してください。

NetBackup Authentication and Authorization のポート

NetBackup Authentication and Authorization デーモンサービスは旧バージョンのメディアサーバーとクライアントにポート 13783 番と 13722 番を使います。これらのサービスでは PBX 接続が使用されます。

次のコマンドで、プロセスが待機していることを確認できます。

認証:

UNIX の場合

netstat -an | grep 13783

Windows の場合

netstat -a -n | find "13783"

認可:

UNIX の場合

netstat -an | grep 13722

Windows の場合

netstat -a -n | find "13722"

共有サービスの NetBackup の認証および認可デーモンの停止

NetBackup Authentication and Authorization Service を停止する場合は、認可を最初に停止し、その後認証を停止します。

UNIX の場合、次のコマンドを使用します。

認可を停止する場合、次の例に示すように、TERM シグナルを送信します。

   # ps -fed |grep nbazd
      root 17018     1 4 08:47:35 ?     0:01 ./nbazd
      root 17019 16011 0 08:47:39 pts/2 0:00 grep nbazd
    # kill 17018

認証を停止する場合、次の例に示すように、TERM シグナルを送信します。

   # ps -fed |grep nbatd
      root 16018     1 4 08:47:35 ?     0:01 ./nbatd
      root 16019 16011 0 08:47:39 pts/2 0:00 grep nbatd
    # kill 16018

Windows の場合

これらのサービスは NetBackup アクティビティモニターに表示されないため、Windows の[サービス]ユーティリティを使用します。

NetBackup にアクセスできない場合

アクセス制御が正しく構成されていないと、NetBackup 管理コンソールにアクセスできない場合があります。

アクセスできない場合は、vi を使って bp.conf エントリを参照するか(UNIX)、または regedit を使って次の場所の Windows レジストリを参照します(Windows)。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Veritas\NetBackup\
CurrentVersion\config

AUTHORIZATION_SERVICE、AUTHENTICATION_DOMAIN および USE_VXSS エントリが正しく設定されているかどうかを確認します。

管理者は、NetBackup アクセス制御の使用を好まない場合や認可ライブラリをインストールしていないことがあります。USE_VXSS エントリが[禁止 (Prohibited)]に設定されているか完全に削除されていることを確認します。

メディアサーバーのストレージユニットのバックアップが NBAC 環境で実行されない

NetBackup ドメインのシステム (マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアント) のホスト名と bp.conf ファイルで指定するホスト名は、同じである必要があります。

nbac_cron ユーティリティの使用

nbac_cron.exe ユーティリティを使用して、cron または at ジョブを実行する際の識別情報を作成します。

nbac_cron ユーティリティについての詳細

nbac_cron ユーティリティについてを参照してください。

nbac_cron.exe は、次の場所に存在します。

UNIX の場合、/opt/openv/netbackup/bin/goodies/nbac_cron

Windows の場合、Install_path\Veritas\netbackup\bin\goodies\nbac_cron.exe

nbac_cron ユーティリティの使用についての詳細

nbac_cron ユーティリティの使用を参照してください。

Windows でのリカバリ後の NBAC の有効化

Windows でリカバリ後に手動で NBAC を有効にするには次の手順を使います。

  • AUTHENTICATION_DOMAINAUTHORIZATION_SERVICEUSE_VXSS エントリをレジストリに追加します。

  • NetBackup Authentication and Authorization サービスのサービスの種類を AUTOMATIC に変更します。

  • NetBackup サービスを再起動します。

  • nbatd および nbazd サービスが実行されていることを検証します。

メモ:

クラスタで bpclusterutil -enableSvc nbatd および bpclusterutil -enable nbazd コマンドを実行します。

クラスタインストールで setupmaster が失敗する

構成ファイルが共有ディスクにあるクラスタインストールの場合には setupmaster が失敗することがある既知の問題があります。

共有セキュリティサービス (vxatd または vxazd) がマスターサーバーとともにクラスタ化されている場合のクラスタの既知の問題

共有セキュリティサービス(vxatd または vxazd)がマスターサーバーとともにクラスタ化されている場合にクラスタに既知の問題があります。 bpnbaz -SetupMaster コマンドを実行し、セキュリティ (NBAC) を設定するときに、該当する場合は共有セキュリティサービスのサービスグループを永続的にフリーズするか、サービスをオフラインにします (ただし、共有ディスクはオンラインであることを確認します)。その後、setupmaster コマンドを実行します。

bp.conf ファイルのすべての AUTHENTICATION_DOMAIN エントリが認証ブローカーとしてマスターサーバー仮想名で更新される、NBAC に関するクラスタ化されたマスターサーバーアップグレードの既知の問題

bp.confNファイルのすべての AUTHENTICATION_DOMAIN エントリが認証ブローカーとしてマスターサーバー仮想名で更新される、NBAC に関するクラスタ化されたマスターサーバーアップグレードの既知の問題があります。 マスターサーバー以外の異なる認証ブローカーを示す任意のドメインエントリがある (また、マスターサーバーはそのドメインをサービスしない) 場合は、そのエントリは手動で bp.conf ファイルから削除される必要があります。

Windows 2003 のデュアルスタックコンピュータの既知の問題

Windows 2003 のデュアルスタックコンピュータの既知の問題があります。 http://support.microsoft.com/ からの Microsoft 社のパッチ kb/928646 が必要です。

アクセス制御エラーと短いホスト名および長いホスト名に関する既知の問題

アクセス制御に関するエラーを含む既知の問題があります。 短いホスト名と長いホスト名を解決することができ、同じ IP アドレスに解決されるかを調べてください。

ブローカーのプロファイルで ClusterName が AT の仮想名に設定されている場合の NBAC に関するクラスタアップグレードの既知の問題

ブローカーのプロファイルで ClusterName が AT の仮想名に設定されている場合の NBAC に関するクラスタアップグレードの既知の問題があります。 これは組み込みのブローカーにそのまま移行されます。 組み込みのブローカーはプロファイルで UseClusterNameAsBrokerName が 1 に設定されています。 ブローカーのドメインマップに要求が送られると、共有 AT の仮想名をブローカー名として使用します。 bpnbaz -GetDomainInfosFromAuthBroker は何も戻しません。アップグレードでは、bp.conf ファイルが NetBackup 仮想名を持つように更新されます。

エラーが発生する可能性のある bpcd の複数インスタンスの既知の問題

bpnbaz -SetupMedia コマンドで、bprdAT_LOGINMACHINE_RQST プロトコルを使用して宛先フィールドの bpcd と通信する既知の問題があります。 bpcd の新しいインスタンスが起動されます。コマンドは、完了後に char アレイを通常のポインタとして解放することを試行し、bpcd によってクライアント側にコアダンプを発生させる場合があります。この bpcd インスタンスは一時的に作成されて正常に終了するため、機能は損なわれないはずです。親 bpcd には影響しません。

共有ドライブの構成ファイルと共有 AT を使用するクラスタに関する既知の問題

共有ドライブの構成ファイルと共有 AT を使用するクラスタに関する既知の問題があります。 共有サービスの解除は、この共有ドライブがアクセス可能であるノードでのみ有効になります。解除は残りのノードでは失敗します。つまり、管理を行う bpnbaz -SetupMaster を実行している間は、リモートブローカーの個々の操作が失敗します。手動でパッシブノードを構成する必要があります。各パッシブノードで bpnbaz -SetupMedia を実行します。

NBAZDB をサポートするデータベースユーティリティに関する既知の問題

あるデータベースユーティリティが NBAZDB をサポートし、他のデータベースユーティリティはサポートしない既知の問題があります。

データベースユーティリティ nbdb_backupnbdb_movenbdb_pingnbdb_restorenbdb_adminNBAZDB をサポートします。

ユーティリティ nbdb_unloaddbadmNBAZDB をサポートしません。