NetBackup™ Web UI 管理者ガイド

NetBackup によって変更ジャーナルオプションを有効にすると効果がある場合:

• NTFS ボリュームに 1,000,000 を超えるファイルおよびフォルダが存在し、増分バックアップ間で変更されるオブジェクトの数が少ない (100,000 未満) 場合、このボリュームに対して NetBackup の変更ジャーナルオプションを有効にすると、効果的です。

NetBackup によって変更ジャーナルオプションを有効にしても効果がない場合:

• 変更ジャーナルのサポートは、ボリュームの変更ジャーナルから収集される情報を使用して、増分バックアップでのスキャン時間を短縮することが目的です。したがって、ボリューム上のファイルシステムに存在するファイルおよびフォルダが比較的少数 (たとえば、ファイルおよびフォルダの数が数十万程度) の場合は、NetBackup の変更ジャーナル機能を有効にしないことをお勧めします。このような条件下では、通常のファイルシステムのスキャンが適切です。

• ボリュームでの変更の合計数がオブジェクトの合計の 10% から 20% を超える場合は、そのボリュームに対して NetBackup の変更ジャーナルオプションを有効にしても、効果はありません。

• ウイルススキャンソフトウェアは、変更ジャーナルの使用に影響する場合があることに注意してください。いくつかのリアルタイムウイルススキャンプログラムは、ファイルを捕捉し読み取りのために開いてウイルスをスキャンし、その後、アクセス時間をリセットします。その結果、スキャンされたすべてのファイルに対して、変更ジャーナルのエントリが作成されます。