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NetBackup™ Web UI 管理者ガイド

Last Published: 2024-11-11

Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.5)

ディザスタリカバリパッケージを暗号化するパスフレーズの設定

ディザスタリカバリパッケージは、各カタログのバックアップの際に作成され、ユーザーが設定するパスフレーズで暗号化されます。ディザスタリカバリを実行する必要がある場合は、NetBackup をプライマリサーバーにディザスタリカバリモードでインストールする際は、この暗号化パスフレーズを入力する必要があります。

カタログバックアップを実行する前にパスフレーズを設定しない場合、次の点が適用されます。

NetBackup で新しいカタログバックアップポリシーを構成することはできません。
カタログバックアップポリシーを以前のバージョンからアップグレードする場合、パスフレーズを設定するまでカタログのバックアップは失敗します。
メモ:
パスフレーズが設定されていても、カタログバックアップが失敗し、状態コード 144 が表示される場合があります。この状況は、パスフレーズが壊れている可能性があるために発生します。この問題を解決するには、パスフレーズをリセットする必要があります。

注意:

パスフレーズにサポート対象の文字のみが含まれていることを確認します。サポートされていない文字を入力した場合、ディザスタリカバリパッケージのリストア中に問題が発生する可能性があります。パスフレーズは検証されないことがあり、ディザスタリカバリパッケージをリストアできなくなる可能性があります。

ディザスタリカバリパッケージのパスフレーズの設定または変更 (NetBackup Web UI)

パスフレーズを変更する前に、次の情報を確認します。

ディザスタリカバリパッケージのパスフレーズを変更する際の注意事項を参照してください。

パスフレーズを設定または変更するには (NetBackup Web UI)

NetBackup Web UI を開きます。
上部で、［設定 (Settings)］、［グローバルセキュリティ (Global security)］の順に選択します。
［ディザスタリカバリ (Disaster recovery)］を選択します。
パスフレーズを入力して確認します。
次のパスワードのルールを確認してください。
- 既存のパスフレーズと新しいパスフレーズは異なるものにする必要があります。
- デフォルトでは、パスフレーズを 8 ～ 1024 文字で指定する必要があります。
  nbseccmd -setpassphraseconstraints コマンドオプションを使用して、パスフレーズの制約を設定できます。
- パスフレーズでサポートされる文字は、空白、大文字 (A-Z)、小文字 (a-z)、数字 (0-9)、および特殊文字のみです。
  特殊文字には、~ ! @ # $ % ^ & * ( ) _ + - = ` { } [ ] | : ; ' , . / ? < > " が含まれます。
  注意:
  サポートされていない文字を入力した場合、ディザスタリカバリパッケージのリストア中に問題が発生する可能性があります。パスフレーズは検証されないことがあり、ディザスタリカバリパッケージをリストアできなくなる可能性があります。
［保存 (Save)］を選択します。パスフレーズがすでに設定されている場合、既存のパスフレーズは上書きされます。

ディザスタリカバリパッケージのパスフレーズの設定または変更 (コマンドラインインターフェース)

パスフレーズを変更する前に、次の情報を確認します。

ディザスタリカバリパッケージのパスフレーズを変更する際の注意事項を参照してください。

コマンドラインインターフェースを使用して、パスフレーズを設定または変更するには

このタスクを実行するためには、NetBackup 管理者が NetBackup Web 管理サービスにログインしている必要があります。次のコマンドを使ってログオンします。
bpnbat -login -loginType WEB
次のコマンドを実行して、ディザスタリカバリパッケージを暗号化するパスフレーズを設定します。
nbseccmd -drpkgpassphrase
パスフレーズを入力します。
パスフレーズがすでに存在する場合、既存のパスフレーズは上書きされます。

ディザスタリカバリパッケージのパスフレーズを変更する際の注意事項

パスフレーズを変更する前に、次の点を考慮します。

パスフレーズ変更以降のディザスタリカバリパッケージは、ユーザーが設定した新しいパスフレーズで暗号化されます。
パスフレーズを変更しても、以前のディザスタリカバリのパッケージでは変更されません。新しいディザスタリカバリパッケージのみが新しいパスフレーズに関連付けられます。
災害発生後に NetBackup をプライマリサーバーにディザスタリカバリモードでインストールする際に入力するパスフレーズは、プライマリサーバーのホスト ID のリカバリ元であるディザスタリカバリパッケージのパスフレーズに対応している必要があります。