NetBackup™ Web UI 管理者ガイド

要求元は、NetBackup Web UI を使用してイメージを期限切れにします。

チケットが作成されます。

チケットの承認が保留されています。

承認者はチケットを確認します。

承認者は、チケットを承認または拒否します。

承認後、NetBackup によってチケットがスケジュールされ、最終的に、実行された後に［完了 (Done)］とマーク付けされます。

チケットのアクティビティログ、要求、および応答の詳細は、Web UI を使用して承認者または要求元が［チケットの詳細 (Ticket details)］ページで表示できます。

有効期限を過ぎると、チケットの有効期限が切れます。そのようなチケットは、要求元によって更新されない限り承認できません。

［完了 (Done)］、［拒否 (Rejected)］、［期限切れ (Expired)］、［キャンセル (Canceled)］の状態のチケットは、指定したパージ期間 (日数) に処理が実行されないとパージされます。

要求元は、マルチパーソン認証を必要とする操作を開始するユーザーです。

ユーザーが除外されるユーザーの一覧に含まれていない場合、操作のチケットが作成されます。

操作が実行される前に、承認者によるチケットの承認が必要です。

要求元が承認者、管理者、またはセキュリティ管理者でもある場合でも、要求元が自己承認することは許可されません。

作成されたチケットは、保留状態になります。

要求元は、チケットが保留状態にある場合にのみ、チケットを取り消すことができます。

有効期限を経過したチケットは期限切れの状態に移行します。

要求元のみがそのようなチケットを更新できます。マルチパーソン認証の構成設定に基づいて、更新されたチケットの新しい有効期限が計算されます。

承認者は、チケットを確認し、チケットを承認する認可された個人です。

承認者はチケットの詳細を評価し、評価に基づいてチケットを承認または拒否します。

承認後、チケットの実行がスケジュールされます。

承認者になるには、ユーザーがチケットの更新、チケットの表示などの RBAC 権限を持っているか、ユーザーにデフォルトのマルチパーソン認証承認者の役割が必要です。

保留状態にあるチケットは、承認または拒否できます。

除外されるユーザーとは、次を除いた操作に対してマルチパーソン認証を必要としない個人です。

ユーザーグループは除外できません。

これにより、承認の必要性はなくなりますが、慎重に使用する必要があります。

除外されたユーザーアカウントがハッキングされた場合、マルチパーソン認証プロセスはこのユーザーによってバイパスされるため、役に立たなくなります。

たとえば、除外されるユーザーとして指定された user1 がイメージを期限切れにしようとすると (マルチパーソン認証が必要な操作)、イメージは、チケットの生成と追加の承認をせずに期限切れになります。