NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.4)
  1. NetBackup のライセンスモデルと使用状況レポート
    1.  
      NetBackup ライセンスモデルについて
    2.  
      ライセンスレポートを作成して表示するためのツール
    3.  
      スケジュール設定されたレポートのライセンス形式の設定
    4. 容量ライセンスの仕組み
      1.  
        複数のポリシーでデータが保護されている場合の容量ライセンスでの検出方法
      2.  
        正確なライセンスをサポートするバックアップポリシーとエージェント
      3.  
        容量ライセンスにおける複数のプライマリサーバー向けデータ収集の要件
    5.  
      NEVC ライセンスの仕組み
    6.  
      容量ライセンスのレポートのスケジュール設定
    7.  
      従来ライセンスのレポートのスケジュール設定
    8.  
      NetBackup Enterprise Virtual Client (NEVC) ライセンスのレポートのスケジュール設定
    9.  
      増分レポートのその他の構成
    10.  
      使用状況レポートと増分レポートのエラーのトラブルシューティング
    11.  
      ライセンスレポートの手動での生成
    12. ライセンスレポートの作成と表示
      1.  
        [レポート (Report)]タブの説明
    13. 容量ライセンスレポートの確認
      1.  
        [概略 (Summary)]タブ
      2.  
        クライアントのエイリアスと複数の IP アドレス
      3.  
        [分類 (Itemization)]タブ
      4.  
        複数のストリームを使用してバックアップされたクライアント
      5.  
        複数のポリシーによってバックアップされたデータ
      6.  
        NetBackup の BigData プラグイン
      7.  
        NetBackup for DB2
      8.  
        NetBackup for Enterprise Vault
      9.  
        NetBackup for Exchange Agent
      10.  
        NetBackup for FlashBackup
      11.  
        NetBackup for Hyper-V エージェント
      12.  
        NetBackup for Informix
      13.  
        NetBackup for Kubernetes
      14.  
        NetBackup for Lotus Notes
      15.  
        NetBackup for MariaDB エージェント
      16.  
        NetBackup for MySQL エージェント
      17.  
        NetBackup for NDMP Agent
      18.  
        NetBackup for Nutanix-AHV エージェント
      19.  
        NetBackup for Oracle の正確なライセンス
      20.  
        NetBackup for SharePoint
      21.  
        NetBackup for SQL Server Agent
      22.  
        NetBackup for RHV エージェント
      23.  
        NetBackup for SQLite エージェント
      24.  
        NetBackup for PostgreSQL エージェント
      25.  
        NetBackup for SAP HANA
      26.  
        NetBackup for SAP MaxDB
      27.  
        NetBackup for SAP Oracle
      28.  
        NetBackup for Sybase
      29.  
        NetBackup for VMware エージェント
      30.  
        NAS データ保護ポリシー
      31.  
        Cloud ポリシー
      32.  
        Windows ファイルシステムのバックアップ
      33.  
        UNIX ファイルシステムのバックアップ
    14. キャパシティライセンスレポート結果の調整
      1.  
        クライアントの完全バックアップの特定
      2.  
        圧縮済みのイメージの情報の確認
      3.  
        クライアントの不要なカウントの排除
      4.  
        複数ストリームバックアップの影響の判断
      5.  
        任意のデータベースバックアップの精度の確認
      6.  
        スナップショットイメージの完全バックアップの特定
    15. 従来ライセンスレポートの確認
      1.  
        [概略 (Summary)]タブ
      2.  
        [ホスト (Hosts)]タブの完了
      3.  
        [分類 (Itemization)]タブの更新
      4.  
        [NDMP]タブの解決
      5.  
        [仮想サーバー (Virtual Servers)]タブの更新
      6.  
        [ドライブ (Drives)]タブの確認
      7.  
        最後の手順
    16. NEVC ライセンスレポートの確認
      1.  
        [概略 (Summary)]タブ
      2.  
        [ホスト (Hosts)]タブ
    17.  
      NetBackup Storage API を使用したバックアップの合計サイズ情報の取得
  2. 追加構成
    1.  
      複数の NetBackup プライマリサーバーについて
    2.  
      1 台のプライマリサーバーを使用する複数のメディアサーバーについて
    3.  
      Windows でのバックアップのダイレクト I/O について
    4. 動的ホスト名および動的 IP アドレスについて
      1.  
        動的 IP アドレスおよび動的ホスト名の設定について
      2.  
        NetBackup プライマリサーバーの構成
      3.  
        クライアントエントリを制御する bpclient コマンド
      4.  
        NetBackup 動的クライアントの構成
    5. UNIX クライアントでのビジー状態のファイルの処理について
      1.  
        UNIX クライアントでのビジー状態のファイルの処理の構成
      2.  
        UNIX での bp.conf の変更によるビジー状態のファイルの処理の構成
      3.  
        UNIX の bp.conf ファイルエントリ
      4.  
        UNIX で NetBackup が操作ファイルを作成および使用する方法
      5.  
        UNIX のログディレクトリについて
      6.  
        UNIX で bpend_notify_busy を変更する場合の推奨される変更
    6.  
      NetBackup インストールのロケールの指定について
    7. Shared Storage Option について
      1.  
        Shared Storage Option のコンポーネントについて
      2.  
        共有デバイスの予約または解放について
      3.  
        Shared Storage Option を使用しないでロボットライブラリを共有する方法
      4.  
        Shared Storage Option の用語および概念
      5.  
        Shared Storage Option ライセンスについて
      6.  
        Shared Storage Option の前提条件について
      7.  
        ハードウェアの設定ガイドラインについて
      8.  
        ドライバのインストールと構成について
      9.  
        接続の検証
      10. NetBackup での Shared Storage Option の構成について
        1.  
          NetBackup での SSO の構成について
        2.  
          NetBackup での Shared Storage Option デバイスの構成
        3.  
          Shared Storage Option 構成オプションの追加について
        4.  
          NetBackup のストレージユニットおよびバックアップポリシーの構成について
      11.  
        Shared Storage Option 構成の検証
      12.  
        デバイスモニターと Shared Storage Option
      13. SSO の概略レポートの表示
        1.  
          Shared Storage Option の概略レポート
      14.  
        オペレーティングシステムの補足情報
      15.  
        Shared Storage Option の構成での一般的な問題
      16.  
        Shared Storage Option についてよく寄せられる質問
    8. vm.conf 構成ファイルについて
      1.  
        vm.conf の ACS_mediatype エントリ
      2.  
        vm.conf の ACS_SEL_SOCKET エントリ
      3.  
        vm.conf の ACS_CSI_HOSTPORT エントリ (UNIX の場合)
      4.  
        vm.conf の ACS_SSI_HOSTNAME エントリ
      5.  
        vm.conf の ACS_SSI_INET_PORT エントリ (UNIX の場合)
      6.  
        vm.conf の ACS_SSI_SOCKET エントリ
      7.  
        vm.conf の ACS_TCP_RPCSERVICE / ACS_UDP_RPCSERVICE エントリ (UNIX の場合)
      8.  
        vm.conf の ADJ_LSM エントリ
      9.  
        vm.conf の API_BARCODE_RULES エントリ
      10.  
        NetBackup バージョン 8.0 以前の vm.conf の AUTHORIZATION_REQUIRED エントリ
      11.  
        vm.conf の AUTO_PATH_CORRECTION エントリ
      12.  
        vm.conf の AUTO_UPDATE_ROBOT エントリ
      13.  
        vm.conf の AVRD_PEND_DELAY エントリ
      14.  
        vm.conf の AVRD_SCAN_DELAY エントリ
      15.  
        vm.conf の CLEAN_REQUEST_TIMEOUT エントリ
      16.  
        vm.conf の CLIENT_PORT_WINDOW エントリ
      17.  
        vm.conf の CLUSTER_NAME エントリ
      18.  
        vm.conf の DAYS_TO_KEEP_LOGS エントリ
      19.  
        vm.conf の EMM_RETRY_COUNT エントリ
      20.  
        vm.conf の EMM_CONNECT_TIMOUT エントリ
      21.  
        vm.conf の EMM_REQUEST_TIMOUT エントリ
      22.  
        vm.conf の INVENTORY_FILTER エントリ
      23.  
        vm.conf の MAP_ID エントリ
      24.  
        vm.conf の MAP_CONTINUE_TIMEOUT エントリ
      25.  
        vm.conf の MEDIA_ID_BARCODE_CHARS エントリ
      26.  
        vm.conf の MEDIA_ID_PREFIX エントリ
      27.  
        vm.conf の MM_SERVER_NAME エントリ
      28.  
        vm.conf の RANDOM_PORTS エントリ
      29.  
        vm.conf の REQUIRED_INTERFACE エントリ
      30.  
        NetBackup 8.0 以前の vm.conf の SERVER エントリ
      31.  
        vm.conf の SSO_DA_REREGISTER_INTERVAL エントリ
      32.  
        vm.conf の SSO_DA_RETRY_TIMEOUT エントリ
      33.  
        vm.conf の SSO_HOST_NAME エントリ
      34.  
        vm.conf の VERBOSE エントリ
      35.  
        vm.conf ファイルの例
      36.  
        他のホストのメディアおよびデバイスにアクセスする方法
      37.  
        vm.conf ファイルのホスト名の優先度
  3. 保留管理
    1.  
      保留の管理について
    2.  
      保留の作成
    3.  
      保留の詳細の表示
    4.  
      既存の保留へのバックアップイメージの追加
    5.  
      保留の解除
  4. UNIX のメニューユーザーインターフェース
    1.  
      メニューユーザーインターフェースについて
    2. tpconfig デバイス構成ユーティリティについて
      1.  
        tpconfig ユーティリティメニューについて
      2.  
        tpconfig デバイス構成ユーティリティの起動
      3.  
        ロボットの追加
      4.  
        ドライブの追加
      5.  
        ロボット構成の更新
      6.  
        ドライブ構成の更新
      7.  
        ロボットの削除
      8.  
        ドライブの削除
      9.  
        ドライブパスの構成
      10.  
        ホストクレデンシャルの構成
      11.  
        デバイス構成の表示および出力
    3. NetBackup ディスク構成ユーティリティについて
      1.  
        OpenStorage サーバーとディスクプールの管理
      2.  
        グローバルディスク属性の管理
  5. 参照トピック
    1. ホスト名規則
      1.  
        NetBackup によるホスト名の使用方法
      2.  
        ホスト名を変更した後の NetBackup の更新
      3.  
        ネームサービスの考慮事項
    2. nbtar または tar32.exe を使用したバックアップイメージの読み込みについて
      1.  
        NetBackup 以外のリストアユーティリティを使用したファイルのリストア (UNIX の場合)
      2.  
        NetBackup 以外のリストアユーティリティを使ったファイルリストアの注意事項 (UNIX の場合)
      3.  
        リストアで生成されるファイルについて
    3. バックアップ時間に影響する要素
      1.  
        バックアップ対象の総データ量
      2.  
        転送速度
    4.  
      NetBackup の転送速度の計算方法
    5. NetBackup 通知スクリプト
      1.  
        backup_notify スクリプト
      2.  
        backup_exit_notify スクリプト
      3.  
        bpstart_notify スクリプト (UNIX クライアント)
      4.  
        bpstart_notify.bat スクリプト (Windows クライアント)
      5.  
        bpend_notify スクリプト (UNIX クライアント)
      6.  
        bpend_notify.bat スクリプト (Windows クライアント)
      7.  
        bpend_notify_busy スクリプト (UNIX クライアント)
      8.  
        child_end_deployment_notify
      9.  
        child_start_deployment_notify
      10.  
        diskfull_notify スクリプト
      11.  
        drive_mount_notify スクリプト (UNIX)
      12.  
        drive_unmount_notify スクリプト (UNIX)
      13.  
        mail_dr_info スクリプト
      14.  
        media_deassign_notify スクリプト
      15.  
        nbmail.cmd スクリプト (Windows の場合)
      16.  
        parent_end_deployment_notify
      17.  
        parent_end_notify スクリプト
      18.  
        parent_start_deployment_notify
      19.  
        parent_start_notify スクリプト
      20.  
        pending_request_notify スクリプト
      21.  
        restore_notify スクリプト
      22.  
        session_notify スクリプト
      23.  
        session_start_notify スクリプト
      24.  
        shared_drive_notify スクリプト
      25.  
        userreq_notify スクリプト
    6. メディアおよびデバイスの管理の推奨する使用方法
      1.  
        メディアの管理の推奨する使用方法
      2.  
        デバイス管理のベストプラクティス
      3.  
        メディアおよびデバイスのパフォーマンスおよびトラブルシューティング
    7. TapeAlert について
      1.  
        TapeAlert クリーニング (自動検出型クリーニング) について
      2.  
        TapeAlert および間隔に基づくクリーニングについて
      3.  
        TapeAlert の要件について
      4.  
        TapeAlert ログとコード
    8. テープドライブのクリーニングについて
      1.  
        ライブラリに基づくクリーニングについて
      2.  
        間隔に基づくクリーニングについて
      3.  
        オペレータによるクリーニングについて
      4.  
        クリーニングテープの使用について
    9.  
      NetBackup によるドライブの選択方法
    10. NetBackup によるドライブの予約方法
      1. SCSI Persistent RESERVE について
        1.  
          SCSI Persistent RESERVE コマンドについて
        2.  
          SCSI Persistent RESERVE の競合について
      2. SPC-2 SCSI RESERVE プロセスについて
        1.  
          SPC-2 SCSI RESERVE コマンドについて
        2.  
          SCSI RESERVE の競合について
        3.  
          利用できない HBA の SPC-2 予約の強制的な解放について
        4.  
          予約の中断
      3.  
        SCSI RESERVE の要件について
      4.  
        SCSI RESERVE の制限事項について
      5.  
        SCSI RESERVE のログについて
      6.  
        Windows での SCSI RESERVE のオペレーティングシステムの制限事項について
      7. データ損失の確認について
        1.  
          データ損失を引き起こす可能性がある原因について
      8. テープおよびドライバ構成エラーの確認について
        1.  
          一般的な構成の問題について
      9.  
        SCSI RESERVE の構成について
    11. NetBackup によるメディアの選択方法
      1. ロボット内のメディアの選択について
        1.  
          自動メディア選択を使用した複数のメディアにまたがるバックアップについて
      2. スタンドアロンドライブのメディアの選択について
        1.  
          スタンドアロンドライブ拡張機能を使用したメディアの選択について
        2.  
          スタンドアロンドライブ拡張機能の無効化について
        3.  
          複数のメディアにまたがるバックアップについて
        4.  
          スタンドアロンドライブを準備完了状態にしておくことについて
    12.  
      ボリュームプールおよびボリュームグループの例
    13.  
      メディア形式
    14.  
      メディアおよびデバイスの管理プロセス
    15. UNIX でのテープ I/O コマンドについて
      1.  
        テープの要求について
      2.  
        テープファイルの読み込みおよび書き込みについて
      3.  
        テープファイルの削除について
  6.  
    索引

bpstart_notify スクリプト (UNIX クライアント)

UNIX クライアントでは、NetBackup は、クライアントがバックアップまたはアーカイブを開始するたびに bpstart_notify スクリプトを呼び出します。

メモ:

このスクリプトを使用する前に、クライアント上で他のユーザーによって実行可能かどうかを確認してください。そのためには、chmod ugo+rx script_name を実行します。ここで、script_name はスクリプト名です。

このスクリプトを使用するには、サーバーの次のファイルをコピーします。

/usr/openv/netbackup/bin/goodies/bpstart_notify

それから UNIX クライアントの次の場所にスクリプトを配置します。

/usr/openv/netbackup/bin/

スクリプトを変更して、スクリプトの実行権限があることを確認します。

bpstart_notify スクリプトは、バックアップまたはアーカイブが開始され、初期化が完了するたびに実行されます。スクリプトは、テープが配置される前に実行されます。このスクリプトは、呼び出すプログラムを続行するため、またバックアップおよびアーカイブを続行するために、0 (ゼロ) の状態で終了する必要があります。0 (ゼロ) 以外の状態では、クライアントバックアップまたはアーカイブが、bpstart_notify failed の状態で終了します。

/usr/openv/netbackup/bin/bpstart_notify スクリプトが存在する場合、このスクリプトはフォアグラウンドで実行されます。クライアントの bpbkar プロセスは、このスクリプトが完了してから続行します。スクリプト内の最後がアンド記号 (&) で終了していないコマンドは、逐次的に実行されます。

サーバーは、サーバーの continue オプションで指定された期間内にクライアントから BPSTART_TIMEOUT メッセージが返されると想定します。デフォルトの BPSTART_TIMEOUT は 300 秒です。スクリプトで 300 秒を超える時間が必要な場合は、この値を大きくして待機時間を長くします。(BPSTART_TIMEOUT オプションはタイムアウトのホストプロパティの[バックアップ開始の通知タイムアウト (Backup start notify timeout)]に対応します)。

メモ:

[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)] (CLIENT_READ_TIMEOUT オプション) は、[バックアップ開始の通知タイムアウト (Backup start notify timeout)] (BPSTART_TIMEOUT オプション) 以上である必要があります。[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]が[バックアップ開始の通知タイムアウト (Backup start notify timeout)]より小さい場合、ジョブはbpstart_notifyスクリプトの実行中にタイムアウトできます。

NetBackup からスクリプトに通知されるパラメータは、次のとおりです。

clientname

NetBackup カタログのクライアント名を指定します。

policyname

NetBackup カタログのポリシー名を指定します。

schedname

NetBackup カタログのスケジュール名を指定します。

schedtype

FULLINCR (差分増分)、CINC (累積増分)、UBAKUARC のいずれかを指定します。

メモ:

.policyname[.schedule] が指定されていない場合、bpstart_notify は NetBackup カタログバックアップに対しても実行されます。

たとえば、

bpstart_notify client1 pol_cd4000s sched_fulls FULL
bpstart_notify client2 pol_cd4000s sched_incrementals INCR
bpstart_notify client3 pol_cd4000s sched_fulls FULL
bpstart_notify client4 pol_cd4000s sched_user_backups UBAK
bpstart_notify client5 pol_cd4000s sched_user_archive UARC

特定のポリシーまたはポリシーとスケジュールの組み合わせに対する bpstart_notify スクリプトは、スクリプトファイルに接尾辞 .policyname または .policyname.schedulename を付けて作成します。次に、スケジュール (fulls) を含むポリシー (production) に対するスクリプト名の例を 2 つ示します。

/usr/openv/netbackup/bin/bpstart_notify.production
/usr/openv/netbackup/bin/bpstart_notify.production.fulls

最初のスクリプトは、production という名前のポリシーに含まれるすべてのスケジュールバックアップに影響します。2 番目のスクリプトは、production というポリシー内の、スケジュール名が fulls であるスケジュールバックアップだけに影響します。

メモ:

該当するバックアップに対して、NetBackup では、その目的が最も明確な名前の付いた bpstart_notify スクリプトが 1 つだけ使用されます。たとえば、bpstart_notify.production スクリプトと bpstart_notify.production.fulls スクリプトの両方が存在する場合、NetBackup では bpstart_notify.production.fulls だけが使用されます。

bpstart_notify スクリプトでは、次の環境変数を使用できます。

BACKUPID
UNIXBACKUPTIME
BACKUPTIME

これらの変数は、NetBackup の bpbkar プロセスで作成されます。次に、バックアップについての情報を記録するために、このスクリプトで利用可能な文字列の例を示します。

BACKUPID=client1_0857340526
UNIXBACKUPTIME=0857340526
BACKUPTIME=Sun Mar 2 16:08:46 2016

また、次の環境変数を使用して複数のデータストリームをサポートできます。

表: 複数のデータストリームをサポートするために使われる環境変数

環境変数

説明

STREAM_NUMBER

ストリーム番号を指定します。ポリシー、クライアントおよびスケジュールからの最初のストリームは 1 です。0 (ゼロ) は、複数のデータストリームが使用できないことを示します。

STREAM_COUNT

このポリシー、クライアントおよびスケジュールで生成されるストリームの合計数を示します。

STREAM_PID

bpbkar の PID (プロセス ID) 番号を指定します。

RESTARTED

チェックポイントからの再開またはチェックポイントが設定されたバックアップジョブを指定します。0 (ゼロ) は、ジョブが再開されていないことを示します。(たとえば、最初の開始時に使用します。値が 1 の場合、ジョブが再開されたことを示します)。