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NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2
Last Published:
2024-05-14
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (10.4)
- NetBackup のライセンスモデルと使用状況レポート
- 容量ライセンスの仕組み
- ライセンスレポートの作成と表示
- 容量ライセンスレポートの確認
- キャパシティライセンスレポート結果の調整
- 従来ライセンスレポートの確認
- NEVC ライセンスレポートの確認
- 追加構成
- 動的ホスト名および動的 IP アドレスについて
- UNIX クライアントでのビジー状態のファイルの処理について
- Shared Storage Option について
- NetBackup での Shared Storage Option の構成について
- SSO の概略レポートの表示
- vm.conf 構成ファイルについて
- 保留管理
- UNIX のメニューユーザーインターフェース
- 参照トピック
- ホスト名規則
- nbtar または tar32.exe を使用したバックアップイメージの読み込みについて
- バックアップ時間に影響する要素
- NetBackup 通知スクリプト
- メディアおよびデバイスの管理の推奨する使用方法
- TapeAlert について
- テープドライブのクリーニングについて
- NetBackup によるドライブの予約方法
- NetBackup によるメディアの選択方法
- UNIX でのテープ I/O コマンドについて
SCSI RESERVE の競合について
NetBackup 自動ボリューム認識プロセス (avrd) は、テープデバイスへのアクセスを管理します。適切に構成された NetBackup 環境と適切に構成されたテープデバイスでは、テープドライブから予約の競合メッセージを受け取らないはずです。avrd の起動時に、現在起動状態のすべての無効化されていない構成済みテープドライブパスに SPC-2 SCSI RELEASE が発行されます。このコマンドは、システムの再起動またはクラッシュ時に SPC-2 予約されていたすべてのデバイスを解放します。SCSI RELEASE コマンドは、システムクラッシュ後のテープデバイスの可用性を通常の状態に戻します。
avrd プロセスが予約の競合メッセージを受信すれば、保留 (PEND) にデバイスの状態を変更します。それはまたシステムログに次のメッセージを書き込みます。
Reservation Conflict status from DRIVENAME (device NUMBER)
また、NetBackup 管理コンソールのデバイスモニターまたは vmoprcmd コマンドの出力の[制御 (Control)]列にも保留 (PEND) 状態が表示されます。
競合が発生した場合、予約の問題も存在する可能性があります。ドライブを予約している HBA が利用できなくなった場合 (システムクラッシュまたはハードウェア障害などが原因)、予約を解放できません。NetBackup では SPC-2 SCSI RESERVE を自動的に解放または中断できません。ドライブを利用可能にするには、クラスタ環境内のフェールオーバーサーバーの場合でも強制的に予約を解放または中断します。
競合が解決すると、次のメッセージがログに書き込まれます。
Reservation Conflict status cleared from DRIVENAME (device NUMBER)