NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2
- NetBackup のライセンスモデルと使用状況レポート
- 容量ライセンスの仕組み
- ライセンスレポートの作成と表示
- 容量ライセンスレポートの確認
- キャパシティライセンスレポート結果の調整
- 従来ライセンスレポートの確認
- NEVC ライセンスレポートの確認
- 追加構成
- 動的ホスト名および動的 IP アドレスについて
- UNIX クライアントでのビジー状態のファイルの処理について
- Shared Storage Option について
- NetBackup での Shared Storage Option の構成について
- SSO の概略レポートの表示
- vm.conf 構成ファイルについて
- 保留管理
- UNIX のメニューユーザーインターフェース
- 参照トピック
- ホスト名規則
- nbtar または tar32.exe を使用したバックアップイメージの読み込みについて
- バックアップ時間に影響する要素
- NetBackup 通知スクリプト
- メディアおよびデバイスの管理の推奨する使用方法
- TapeAlert について
- テープドライブのクリーニングについて
- NetBackup によるドライブの予約方法
- NetBackup によるメディアの選択方法
- UNIX でのテープ I/O コマンドについて
転送速度
表: 転送速度の要素
要素 | 説明 |
---|---|
バックアップ装置の速度 | バックアップのテープへの転送速度が 800 KB/秒の場合、たいていの場合、400 KB/秒の速度のテープよりも速くバックアップを行うことができます(転送速度以外の要因を考慮しても同じです)。 |
利用可能なネットワーク帯域幅 | 利用可能な帯域幅は、理論上のネットワーク帯域幅よりも小さくなり、実際のネットワークの通信量に依存します。たとえば、同じネットワーク上で複数のバックアップを行うと、帯域幅の競合が発生します。 |
クライアントのデータ処理速度 | この速度はハードウェアプラットフォームによって様々で、プラットフォーム上で他のアプリケーションを実行しているかどうかに依存します。ファイルサイズも重要な要素です。クライアントでは、小さいファイルより大きいファイルを速く処理できる場合があります。1 KB のファイルが 20,000 個の場合よりも、1 MB のファイルが 20 個の方が速くバックアップを行うことができます。 |
サーバーのデータ処理速度 | クライアントの速度と同様に、サーバーの速度もハードウェアプラットフォームによって様々で、プラットフォーム上で他のアプリケーションを実行しているかどうかに依存します。並列して実行しているバックアップの数も、サーバーの速度に影響します。 |
ネットワークの構成がパフォーマンスに影響する場合がある | たとえば、イーサネット環境では、全二重モードで動作するコンピュータと半二重モードで動作するコンピュータが混在すると、スループットが大幅に低下します。 |
圧縮 (UNIX の場合) | ソフトウェア圧縮を使用すると、特定のデータの集合でバックアップ時間が 2、3 倍になることがあります。 |
デバイスの遅延 |
この遅延は、デバイスおよびコンピュータ環境に依存し、大きく異なります。 |