NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2

NetBackup for RHV エージェント

Red Hat Virtualization (RHV) について報告されるフロントエンドデータサイズは、消費されたストレージサイズと同じです。ただし、このデータはサポート対象のファイルシステムに基づいています。この値は NTFS、FAT、ext3、ext4 ファイルシステムでは正確ですが、ReFS、xfs ファイルシステム、暗号化ファイルシステムでは不正確です。

Red Hat Virtualization (RHV) 仮想マシン (VM) の正確なライセンスは、NetBackup によって保護されているフロントエンド TB (FETB) の合計数を収集します。

nbdeployutil ユーティリティは、関連するバックアップ VM サイズおよびポリシーを使って正確なデータサイズを計算することにより、実際のデータの使用状況を報告します。データサイズの正確性を保証するため、次のルールが適用されます。

この情報は、NetBackup プライマリサーバー 8.3 以降と NetBackup クライアント 8.3 以降に適用されます。

RHV 仮想マシン (VM) は、Hypervisor ポリシーによってバックアップされます (すべてのドライブ)。ゲスト内にインストールされている NetBackup クライアントのバックアップは、ファイルシステム以外の作業負荷 (標準、MS-Windows 以外のポリシー形式) を使用して作成されます。仮想マシン (VM) のバックアップについてのみ課金されます。

nbdeployutil レポートでは、エージェントバックアップの行は表示されません。仮想マシン (VM) の RHV バックアップに対応する 1 行のみ表示されます。

RHV は単一ファイルのリストアをサポートするため、ゲスト内のエージェントを使用したファイルシステムのバックアップは個別に課金されます。対応する行が nbdeployutil レポートに表示されません。nbdeployutil ユーティリティは仮想マシン (VM) の DNS 名を使用して、RHV とエージェントのバックアップに対応するバックアップエントリを関連付けます。仮想マシン (VM) の DNS 名が RHV バックアップの一部として記録されていない場合、この関連付けは機能しません。